People Of The World
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | People Of The World | Michael Jackson 日本語詞:秋元康 |
Michael Jackson | Michael Jackson | |
2 | 一秒のOthello〜君に選ばれたい〜 (TOKIO MOON VERSION) |
秋元康 | 筒美京平 | そうる透 | TOKIOバージョン |
3 | 一秒のOthello〜君に選ばれたい〜 (KinKi Kids STAR VERSION) |
秋元康 | 筒美京平 | 新川博 | KinKi Kidsバージョン |
4 | 一秒のOthello〜君に選ばれたい〜 (V6 SUNSHINE VERSION) |
秋元康 | 筒美京平 | 上野圭市 | V6バージョン |
5 | People Of The World(Instrumental) | Michael Jackson | Michael Jackson |
リリースデータ
1999年1月13日 | 初登場1位 | 売上69.6万枚 | Total Produced by Julie.K | ソニー |
メンバー
TOKIO | 城島茂 山口達也 国分太一 松岡昌宏 長瀬智也 |
V6 | 坂本昌行 長野博 井ノ原快彦 森田剛 三宅健 岡田准一 |
KinKi Kids | 堂本光一 堂本剛 |
J-FRIENDSミニアルバム。95年1月に発生した阪神・淡路大震災へのチャリティ活動の一環として97年12月に当時現役で活動中だったSMAP以外のジャニーズユニットで結成された(それ以前も震災に対してのチャリティはしていたらしいが何故発生後3年近くも経過してから本格化したのかは不明)。03年3月まで(震災当時の小学1年生が義務教育を終えるまで)毎年年末年始にシングルをリリースしていた。今作は実質的に2ndシングルだったが、1900円の5曲入りアルバムジャケットで発売されたこともあり、マキシシングルが普及していなかった当時はアルバム扱いにされ、アルバムとしてチャートインした。この週のシングル1位はMr.Childrenの『光の射す方へ』(初動30万台)だったが、今作がシングル扱いされていたら初動50万で圧勝し、ミスチルの連続1位記録はここで途絶えていたことになる。前作に続いてマイケルジャクソンの提供曲をメインにして、C/Wには同じ曲を各グループが別々のアレンジで歌うという内容になっている。
『People Of The World』は前年の『Chldren's Holiday』と同様にマイケルジャクソン提供なので、雰囲気的にも似ている。全員で歌う箇所が無く、全員でソロパートを割り振っているがかなり偏りがあり、1番少ない森田剛にいたっては4文字しか歌っていない。対して堂本剛は冒頭から数度にわたって登場するなど破格の待遇。数度登場するのは他にも長瀬智也ら歌唱力に定評のある数名いるものの、堂本剛は終盤のキーがどんどん上がっていくサビの締めまでを1人で独占するなどずば抜けた歌唱力を披露している…ものの後半にかけてはコーラスがかなり厚くかかってくるのでメインのボーカルはかなり埋もれている。『Chldren's Holiday』の時はサビの歌唱が完全にチャイルドコーラスに差し替えられてしまっていたことを考えればまだマシではあるが、この構成はもう少し何とかならなかったのだろうか。堂本剛のファン以外は怒るだろう。普通にサビくらいは全員で合唱すれば良かったような…。
『一秒のOtello』はTOKIO、V6は「俺」、KinKiだけ「僕」になっているなど違いはあるが、基本的に当時の3アーティストの本来の色でアレンジされている。TOKIOであればポップバンド風だし、KinKiはスピード感のあるスッキリ系ポップになっているし、V6はひたすら明るいエイベックス調のアレンジ。この後はユニットが増えすぎて各グループの色が見えにくくなってくるが、当時はそれぞれ方向性が違っていてイメージもしっかりしていたんだなと今になってみると感じる。
印象度★★★★☆