FRIENDS

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FRIENDS

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作詞:森浩美、作曲:羽場仁志、編曲:船山基紀
2人で主演した1996年春クールTBS系ドラマ『若葉のころ』エンディング。2人のソロに続いて満を持しての2人での主演ドラマにKinKi Kids名義での楽曲となり、KinKi Kidsとして一般知名度を得た最古の曲OPはビー・ジーズ「若葉のころ(原題:First of May)」。エンディングで今作が2人がバスケしながら談笑する専用映像と共に毎週使用されていた。

タイトルからして今度こそ青春系のドラマかと思いきや『人間・失格』ほどではないが今作もかなりダークで重い内容のドラマだった。金持ちの光一と貧乏学生の剛が交流を深めていきつつも身分格差で衝突したり悩んだりする…くらいの話だと思うところだが、中盤で暴走した根津甚八演じる剛の父が幼馴染の奥菜恵を襲おうとしたので剛が止めに入るとナイフ持って特攻してきたので揉み合いの末刺してしまう衝撃展開となり、剛が正当防衛だと言い訳しなかったためそのまま少年院送りになり、なんかそのまま少年院編が始まるというダーク展開が中盤で早くも炸裂。少年院では教官(斎藤洋介)の目の敵にされてひどい仕打ちを受けるが持ち前のまっすぐさで教官の心も氷解させて出所。ようやく平穏な日常が戻って来るかと思いきや、剛が少年院にいる間に光一と奥菜恵がデキており、妊娠までしてしまう。裏切りに激怒した剛は闇落ち。さらに医師である光一の父(宅麻伸)が実は剛の本当の父でもあったことが判明したり、一応改心して働いていた根津甚八の元に剛が殴りこんで殴り合いの最中に鉄骨が降ってきて光一が飛び込んで剛を救い、光一と根津甚八が巻き込まれ、根津甚八の方が意識があったが、宅麻伸は意識不明の光一の治療を優先させて根津甚八を死なせてしまうが光一も植物状態になってしまう。宅麻伸も逮捕され、闇落ちから復帰した剛と奥菜恵が植物状態の光一を見守る中、ラストでついに光一の手が動いて…と一応救いはあったもののハードに次ぐハードなドラマだった。

よってエンディング映像のような笑顔でにこやかに2人でバスケに興じるといったような穏やかな時が作中で訪れる事は無いままに激動展開となってしまったが、逆にエンディング映像ではお互いの境遇に何も無ければこんな風にFRIENDSしてたんだろうなぁ…と感じられ余計に切なくなるという効能は存分にあった。曲単独では友情を歌った爽やかなバラードナンバーなんだけど、どこか切なく聞こえてしまうのはドラマの影響だろう。再放送で見た記憶はなく、リアルタイム視聴1回限りだったのに未だにしっかり記憶されている辺り相当衝撃的なドラマだった。
★★★★☆
1stアルバム『A album
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