Kissからはじまるミステリー

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Kissからはじまるミステリー

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作詞:松本隆、作編曲:山下達郎
堂本剛主演、1996年夏クール日本テレビ系土曜9時ドラマ『金田一少年の事件簿』(第2シーズン)主題歌。これに続く翌年末の剛主演版の最終作となった映画『上海魚人伝説』では新規主題歌は制作せず「ひとりじゃない」とメドレーで使用された。光一は出演していないが今回はKinKi Kidsで担当した。エンディングにて専用映像で剛がクールにキメている映像が使用されていたが、当時宣伝特番では別バージョンも撮影していたとして、剛が終始両腕をウキウキさせている謎バージョンが一部だけOAされたのを見た記憶がある。後年山下達郎の証言によればJニー氏からのデビュー曲制作の要請「ジェットコースター・ロマンス」と共に制作していた曲とされる。『A album』の音源はデビューに当たってオケ含めて作り直したものらしい。

山下達郎にしては早口のラップパートみたいなAメロやスピード感のある曲調は珍しい。提供するというのを前提に、さらにJニー氏に単なる提供ではなくミリオン売れる曲というプレッシャーをかけられた事から相当な覚悟で挑んだのではないか…と思ったら自分で歌うつもりの曲だったと言っていて1996年当時の達郎氏、随分挑戦していたんだな…。「ひとりじゃない」とは全く違う曲調だったが今作の方が金田一っぽさはあった。”ミステリー”にも引っかけているし。

ここまでで早くも4曲も未発売のドラマ主題歌が溜まり、ファン以外の間でもCDデビュー待望論がどんどん高まっていったのだった。

山下達郎バージョンは2005年に『SONORITE』で「KISSからはじまるミステリー<feat.RYO(from ケツメイシ)>」として発表された。ラップパートは全てRYOによる新規の歌詞に差し替えられ、歌唱パートも一部を変更している。大人のラブソングにするためとの事だが、歌唱パートで変わったのは“横断歩道を渡る途中”→”夜更けの舗道を渡りながら”“電車に乗る君の背中を”→”車に乗る君の背中を”の2ヶ所程度(電車に乗る君を密かに尾行するのは分かるが、車に乗る君を密かに尾行するには自身も車に乗って追跡する必要があり難易度高くない?)RYOのラップが達郎の声そっくりだったため、”達郎が本格ラップしている!”と話題になったがそれは誤解であり、山下達郎はメロディー部分しか歌唱していない。
★★★★☆
1stアルバム『A album
3rdベスト『39
公式通販予約限定ベスト『39 Very much』

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