22nd メジルシの記憶

2003年3月19日
作詞:S.O.S./小林夏海、作編曲:山口寛雄
初動売上が5万枚と目を疑うレベルに激減、初登場4位となり、初にして唯一のトップ3落ち。今作以降は再度1~3位に必ずランクインしたため、シングル全53作の連続トップ3入りの記録を止めて分断させる事となってしまった。それでもこの週は3週連続1位の「世界に一つだけの花」が30万と桁違いだったのを除けば2位のGACKT「君が追いかけた夢」も3位の山崎まさよし「全部、君だった。」も同じ5万台で超僅差での4位ではあった。前2作で復調して20万前後、その前が13.9万枚でこれがこれまでの最低だったのに今作は累計7.7万枚という異常な低さとなった。じりじりCDが売れなくなって下がっていく中で2009年の『GUILTY』以降で下回るようになるまでずっと今作が最低売上のままだったくらいなので異常値ともいえる不振であった。
一説によるとシングルでは歌唱力が高く安定している井ノ原・坂本のソロパートばかりだった事にカミセンファンが激怒して俺たちの長野博ファンも怒ってたきっと怒ってた当時の2ちゃんねる(SNSはまだない)で不買運動が巻き起こったためとする説があるようだ。メンバーや事務所にまでその情報が届いていたのかは分からないが、ドバラードであり使いどころが難しかったのも重なったかライブでも一切やらず、初めて披露したのが20周年の2015年だったというから不遇中の不遇シングルであった。また次回作は岡田のみ、その次もカミセン主演映画主題歌だったのもあるがカミセンのみ…とソロパートをカミセンメンバーのみに与えるのが続いたので割と効果があった…?長野…?
本格バラード。「出せない手紙」のような盛り上がりも無い本当に普通に歌い上げる普通のバラードだったのもあって悪くは無いんだけどこの当時としてはフツー。ていうか「one」出したばかりでバラード連投する必要あったのだろうか。20周年越えた辺りで9係バラードとしてならシングルで出ても悪くないどころかたぶん後期だったらどのタイミングで出ても今回いいバラードだねと割と高評価になりそうではある。ただまだ早すぎた。「Feel your breeze」や「Darling」のような曲がまだまだヒットしていた時期にいきなり挟むシングルではなかったと思う。
C/WにStarlight Serenade Ver.という別バージョン(編曲:松原憲)が収録された。リズムトラックが軽めになり、代わりにシンフォニー感が増しているが、ロマンティックさを強調しているのが少しわざとらしい。やたらとトゥルルルルルン、トゥルルルルルンとたぶん星が流れる感じを表現しているんだと思うんだけど、StarlightなSerenade感を演出しているのが星流れ過ぎじゃね?と思ってしまう。
★★★☆☆
C/W(Starlight Serenade Ver.)
8thアルバム『∞ INFINITY~LOVE & LIFE~』
2ndベスト『Very bestⅡ』
3rdベスト『SUPER Very best』
4thベストmu-mo限定予約生産盤『Very6 BEST』あなたのお名前入りスペシャルBOX盤
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