5th ずっと2人で…/GONE WITH THE WIND

スポンサーリンク

5th ずっと2人で…/GONE WITH THE WIND

B00005FNAC
1995年5月17日
SPEED POP』から2ヶ月でのシングルカット「ずっと2人で…」と1994年3月というデビュー直前の時期にコンピ盤『an Optic』で発表していた「GONE WITH THE WIND」のリメイクの両A面シングル。加えて新曲「ACID HEAD」をC/Wとして収録した8センチシングルでは珍しい歌入り3曲収録のシングル。7分台2曲と5分半1曲と3曲とも長く、3曲で20分近くに達して8センチCDの容量限界のためカラオケは収録されていない

初登場34位から5週ランクインで4万枚程度の売上に留まった。『REVIEW~BEST OF GLAY~』発売後に「ずっと2人で…」人気に火がつき、90年代後半のカラオケランキングでは上位に居座る人気曲となったが、シングルチャートでの今作の再浮上は無かった。

「GONE WITH THE WIND」はアルバムにも収録されず、2002年にC/W集『rare collectives vol.1』でようやくアルバム初収録となるなど完全にC/W扱いになってしまった。しかし2009年の『THE GREAT VACATION VOL.2』ではシングル曲として選曲され、忘れられていなかった事が判明、A面扱いへと復権した。

公式に1995年4月2日のライブ「SPEED POP STANDING GIG」でNOBUMASAは脱退。結果シングルだけ並べるとずっと4人のままで、唯一『SPEED POP』に名前と写真が載っただけレコーディング参加ゼロのままあっさり脱退(クビ)となった。AKIRA脱退後にその友人で顔見知りだったNOBUMASAにメンバーが懇願して入ってもらったのにめてもらう事になった経緯はハッキリしていないが、NOBUMASAが後年残した書籍によればメンバーはNOBUMASAを推していたがスタッフがなかなか正規契約せずに仮メンバー扱いのような状態が続いた後に、1994年11月のライブ中にメンバーが正規メンバー入りを発表、押される形でスタッフも了承して1度は確かに正規メンバーとなった。1stアルバムにはメンバーとしてクレジットされていながらも不参加だった事からも事務所サイドはやはり認めていなかったのかNOBUMASAだと売れるのに3年かかるとメンバーに辞めさせるように迫ったようでTAKUROとJIROが渋々了承して2人からNOBUMASAに伝え、TERUとHISASHIは反対していたとされる。AKIRAは自らの意志で辞める形に持っていかれていたが、NOBUMASAの場合は本人が知らないところで事務所からメンバーに辞めるように言わせるというちょっと酷な出来事だったようだ。

ずっと2人で…

作詞作曲:TAKURO、編曲:GLAY&佐久間正英
結婚するTERUの姉のためにTAKUROが書き下ろした曲というかなり初期から存在した曲。歌詞は何度か書き直されていたそうで、『SPEED POP Anthology』に収録されているデモ音源では歌詞が異なっているほか、同作に収録されている2015年のライブ音源GLORIOUS MILLION DOLLAR NIGHT Vol.2 Ver.ではわざわざこの初期の歌詞を復刻して歌唱している。

ウェディングソングの定番といえる大バラードナンバー。現代では比較的オーソドックスなストバラに聞こえるが、当時は初のバラードシングルだし、そもそもストリングスを用いたバラードなんてのは頻出するようなものではなく、ここぞという勝負所で出す特別な意味合いを持つようなやり方だったし、特別感は強かった。有名になったのは『REVIEW』収録以降で、ここから数年間カラオケランキング上位に居座り、連続して年間ランキングに入っていたのを記憶している。実際JOYSOUNDの平成カラオケランキングで47位でトップ50には他に21位「HOWEVER」だけというくらいGLAYの曲の中でもみんな歌っていた。まあこれは90年代のヒットシングルの中ではたぶんこの曲が1番歌いやすくて最後のサビ終わりさえ勢いで乗り切れば爆死はしないという事でも歌いやすさもあったとは思うけど…(当時周囲では歌いやすいのでこの曲、2番サビ以降爆死覚悟で「HOWEVER」に挑んで2番の終わりで全員撃墜が鉄板)

またMr.Children「抱きしめたい」とこの曲は”初期の名曲”という評価が定説になっていて、誰にというわけではないけどそう教えられたような記憶があり、最初に『REVIEW』で聞いた時点でこれが初期の名曲かと思いながら聞いた。長いんだけど長さを感じさせない、名曲と呼ぶにふさわしい名曲。しかしこれを凌駕する名曲が以後たくさん生まれ、あくまで“初期の名曲”であって、GLAY最大の名曲ではない。

ラストの英語詞の部分を歌い終えた後にギターソロと共に長いアウトロで演奏終了する…というのが当たり前になっているが初出である『SPEED POP』収録時のみ最後まで演奏されず、英語詞の後のギターソロを弾いている最中にフェードアウトしてしまっていた。シングルカットの際にフルバージョンになり、以後全てのベスト盤がフルバージョン(シングルバージョン)収録となった。普通はシングルには長いのでシングルバージョンはフェードアウトや短縮で出して、アルバムでフルバージョンというパターンだけど、この曲の場合逆なのが面白い。
★★★★☆
1stアルバム『SPEED POP』(フェードアウト)
1stベスト『REVIEW~BEST OF GLAY~』(シングルバージョン)
2ndベスト『DRIVE-GLAY complete BEST-』(シングルバージョン)
3rd(バラード)ベスト『WHITE ROAD-Ballad Best Singles-』(シングルバージョン)
5thベスト『THE GREAT VACATION VOL.2~SUPER BEST OF GLAY~』(シングルバージョン)
13thアルバム『MUSIC LIFE』豪華盤付属『BALLADE BEST☆MELODIES』(シングルバージョン)
アンソロジー『SPEED POP Anthology』(Remix&Remastering 2015)
アンソロジー『SPEED POP Anthology』(未発表デモ)
アンソロジー『SPEED POP Anthology』(GLORIOUS MILLION DOLLAR NIGHT Vol.2 Ver.)
6thベスト『REVIEWⅡ~BEST OF GLAY~』TERU SELECT(シングルバージョン)

GONE WITH THE WIND

作詞作曲:TAKURO、編曲:GLAY&佐久間正英
NHK-BS2アニメ『バイカーマイス』OP。GLAYの単独作品には初収録となるが、メジャーデビュー直前の1994年3月にコンピ盤『an Optic』に収録されていた曲を佐久間正英を迎えてアレンジし直したものとなる。佐久間正英存命プロデュース中にも「HIGHCOMMUNICATIONS TOUR 2007-2008」でインディーズ時代のアレンジで演奏したライブ音源を『SAY YOUR DREAM』のシークレットトラック3種のうちの1種として収録したほか、2023年にはHISASHIがインディーズ時代のアレンジでの再録音をリクエストし、『HC 2023 episode 1-THE GHOST/限界突破-』にGen 3として収録している(Gen 3なのはインディーズ、今作に続く3度目のレコーディングだから)。

長年C/W扱いで、90年代の人気全盛期にはアルバム未収録だったので『REVIEW』『DRIVE』どころか、2002年の『UNITY ROOTS&FAMILY,AWAY』までの全アルバムを買い集めてもこの曲には当たらない状態だった。2003年に『rare collectives vol.1』が出るまで8センチシングルを入手しないと聞けない曲だったので知名度はべらぼうに低い。『rare collectives vol.1』ではC/W扱いだったし、あまり印象に残っていなかった。2009年の『THE GREAT VACATION VOL.2~SUPER BEST OF GLAY~』で初めてA面曲扱いされて、黄金のヒットシングルと並んでこの曲を聞いたリスナーが大半だと思うけど、馴染み度が違い過ぎたし、A面には弱過ぎじゃね?と思ってしまったのが正直なところ。

インディーズ時代の曲として、『灰とダイヤモンド』の曲たちと並べて聞くと、それなりにキャッチーだし、SPEEDとPOPという二大要素を兼ね備えた方向性なので何よりも『SPEED POP』にふさわしい曲だったんじゃないかとも思えてくる。ただなんかアレンジというかミックスがどうもしっくり来ない。なんでこんなドラムの響きが高めナンダ…?

前述のようにまだ佐久間さんと組んでいた「HIGHCOMMUNICATIONS TOUR 2007-2008」ツアーの時点でインディーズ時代のアレンジに戻して演奏してシークレットトラックとはいえ音源化もしていた。2023年にはHISASHIは特にこの佐久間版アレンジは当時から不満だったとインタビューでも公言して元のアレンジを長年推し続けていた事を明かし、Gen3としてのリメイク(というよりリバイバル)を実現させた。

元の『an Optic』収録版は『灰とダイヤモンド Anthology』で手軽に聞けるようになっている。佐久間正英は基本的にはインディーズ時代の曲もブラッシュアップする方向性でプロデュースしていてそういった元の良さを生かす、変えすぎないやり方からプロデューサーとして固定して長年タッグを組むことになったというのが大方の見方だと思うし、実際他の曲はそうだと思うんだけどこの曲は原曲を聞くと随分とポップな印象に変えたなぁ…という印象はある。佐久間さんのやり方からしてここまで率先して改変するとも思えないので、当時のTAKUROの意向もけっこう強くてそれに沿ってこのように変えたんじゃないかなとは思うんだけど…。なんというか…ドラムの音が妙に高いからロックっぽさが消え去ってしまい、かといって凄い爽やかポップな曲というわけでもないし、基本的には勢いのある曲なのでもっとガツンと重めでいいんじゃないかなとは思う。

『SPEED POP Anthology』ではシングルバージョンが本編に追加収録されてリミックスされているが、この時点でドラムの変な高さなどは修正され、楽曲全体の浮ついたサウンドも重心が普通になってだいぶロックナンバーっぽく生まれ変わった。
★★★☆☆
1stコンセプトアルバム『rare collectives vol.1
5thベスト『THE GREAT VACATION VOL.2~SUPER BEST OF GLAY~
アンソロジー『灰とダイヤモンド Anthology』(原曲=コンピ盤『an Optic』収録Ver.)
アンソロジー『SPEED POP Anthology』(Remix&Remastering 2015)

C/W ACID HEAD

作詞:TAKURO&TERU、作曲:TAKURO、編曲:GLAY&佐久間正英
初収録の新曲。ノリ1発勝負のようなあまりメロディアスではない曲でライブでひたすら盛り上がる系のナンバー。実際冒頭は大歓声と共にTERUの曲紹介から始まるなどライブ風音源が織り交ぜられており、演奏が始まるとスタジオ音源になるが、エンディングでは再度大歓声がミックスされているなど疑似ライブバージョン的な加工が施されている。ライブ定番曲になったようだが、音源だけ聞いているとアシッヘッ!アシッヘッ!と連呼しまくっている以外にあまりメロディーラインの印象は残らない。GLAYリスナーでライブに一切行かない者は既に希少人種になっていると思われ、ライブに行くファン一般的には馴染み深い曲の1つなのだろうとは思う。

『THE GREAT VACATION VOL.2』で再録音された際はライブ音源風の小細工が無くなっている。また同じ音源が『SPEED POP Anthology』DISC-2にRecording 2009として同じ音源が収録された…と思いきやRecording 2009では1分近い演奏がイントロに新たに追加されていた(追加部分は1度演奏終了して元のイントロが再度始まる仕様)。2009年に録音したが使わなかった部分だったのだろうか。
★★★☆☆
1stコンセプトアルバム『rare collectives vol.1
5thベスト『THE GREAT VACATION VOL.2~SUPER BEST OF GLAY~』(再録音)
アンソロジー『SPEED POP Anthology』(Remix&Remastering 2015)
アンソロジー『SPEED POP Anthology』(Recording 2009/『THE GREAT VACATION VOL.2』収録Ver.にさらにイントロ追加)

コメント

タイトルとURLをコピーしました