Baby I Like /Mai.K

BABY I LIKE
99年10月16日
作詞作曲:YOKO Black.Stone、編曲:Cybersound
デビューに向けて夏休みの間にボストンでレコーディングしていた際にアメリカのインディーズレーベルでMai.K名義でリリースした全米デビューシングルYOKO Black.StoneのカバーでオリジナルはYOKO Black.Stoneが後のGIZA発足直前の時期に大阪で展開させていたインディーズレーベルから97年にリリースしていた1stアルバム『’s All Right』収録曲。倉木麻衣の1stアルバムライナーで今作について触れた際はGIZAから99年8月に発売していたメジャーデビュー作にして実質インディーズベスト的なアルバム『THE ONE ABOUT ME』収録曲として扱われていた。

なおYOKO Black.Stone(Yoko B.Stoneと表記されることもある。また後年はYoko Blaqstone表記に正式に変更している)という名前は単に本名の漢字を2単語にして並べたらそれっぽい名前になったというだけだったようで本名はそのまま石黒洋子というらしい(石と黒なのでBlack Stone)。その後も提供やカバーはあったが、自身の歌手活動はあまり行われておらず、05年にようやく『THE ONE ABOUT ME』以来となるアルバム『Back To My Base』を発売するも以後公式サイトがそのまま放置され、いつの間にかフェードアウトというGIZA典型パターンに陥った(割と倉木麻衣的には功労者だったはずだが…)。現在は講師としての後進指導を主軸にしているようだ。

夏休みにボストンでレコーディングしていて現地でCD出してきたというのは新人としては多少破格の扱いにも思えるが、目的としては先例宇多田ヒカルを連想させるような要素を随所に入れる事で何一つ事実を盛る事無く、世間が勝手に全米デビュー実績のある帰国子女の大型女子高生新人がまた新たに出てきた、というイメージを抱かせる事にあったと思う。戦略の一環としての前フリでしかなく、アメリカで本気で売る事は考えていなかったのではないか。

そしてCybersoundとは結局何者なのか、そのメンバーの一部はPerry Geyer、Michael Africk、Miguel Sá Pessoaと曲によっては個人名も出ているが3人以外が誰なのかは明確にされていないし、結局ビーイングGIZA内ですら他ではほとんど出てこないのでどこから発掘してきた制作集団なのかも含めて謎だらけのままだ。

当時のトレンドになっていたR&B系でチッチキタカタカリズムにクールに歌い上げる楽曲だが今作に関しては洋楽テイストが非常に強くて歌謡曲的な歌メロの良さはほとんどない。終始淡々としていて印象にも残りにくいが、ただなんとなく全米デビュー作と言われればなんとな~く本場っぽいなぁ…と多くの人が思ってしまうようなそんな1曲。

この曲を聞いたことが無くても冒頭のベイビアイラ~イ♪の部分がなんとなくどこかで聞いたことがある気がするのは後の「NEVER GONNA GIVE YOU UP」のラップ部分でベイビアイラ~イ♪を引用しているため。
★★★☆☆
Mai-K全米デビューアルバム『Secret of my heart
2ndベスト『ALL MY BEST

Baby I Like
倉木麻衣
2009/09/09 ¥250

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