2nd 二人のアカボシ

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02年1月9日
ラジオでのパワープレイ数記録を当時更新するほど発売前から評判が良く、前作100位圏外に対して今作はいきなり初登場15位を記録、14位→17位と推移して4週目で10位を記録。トップ10入りはこの1度きり(全シングル通してこの1度だけ)だったが、8週連続トップ20入り、4月頃までランクインして紅白出場後の再浮上含めて100位以内20週ランクイン、20万枚を越える自身ダントツ最大ヒットとなった。

CDが一気に売れなくなっていたのもあってこの年の紅白は20万前後のヒットを出した初出場組がけっこう多く並んでいたがキンモクセイもその1組として出場を果たした。ただ年明けのヒットだったのと年末にはもうすっかり売れなくなってきていて1発屋コース濃厚になっていたため、初出場組の中でも99年のSomething ELse並にもうこれっきりだろうなぁ感は正直当時あったと思う。なんか流行ってた程度にしか聞いてなかった人なんか紅白時点ですでにちょっと懐かしいくらいになっていたのではないか。

歌詞に”アカボシ”、”ミヤウジヤウ”が出てくることからジャケットは明星チャルメラしょうゆ味のパッケージ風になっている。初回盤では実際にインスタントラーメンの袋入り仕様にするなど徹底した遊びを行っていて、突然の大ヒットによる完売を受けて地方別に色と味を変えた新初回盤パッケージも出回ったとか…。




二人のアカボシ

作詞作曲:伊藤俊吾、編曲:キンモクセイ&澤近泰輔
物凄く上位に居座って大ヒットしたわけではないけど、02年の冬の間にロングヒットした最大の代表作。R&BからHIP HOPなどが流行になっていた当時、今作の雰囲気は明らかに浮いていたがだからこそなんだか目立っていたし、冬の寒さと懐かしさと切なさが混在した独特の雰囲気が合致してなんだか新鮮だった。hitomiの「SAMURAI DRIVE」とかDragon Ashの「Life goes on」とかKICK THE CAN CREWの「マルシェ」とかモーニング娘。の「そうだ! We’re ALIVE」とかDEENの「見上げてごらん夜の星を」と一緒に聞いていてまあかなりカオスな時期だった気がしなくもないが、割とどれも鮮明に覚えている曲たちだな…。これらの他の曲はオールシーズンだけど、今作に関しては冬の寒い間に特に聞きたい。ジャケットにもシティポップス風味と書かれているが、シティポップが再度トレンドに上がるようになった近年改めて再評価されそうな、というか当時より今の方が流行りに近い作風のような気もする。

二番煎じになるので作らなかったのか、たまたま出来た奇跡の1曲だったのかは不明だけど、何となく奇跡の1曲だったような気もする。何度も聞くことで良さが滲み出していく曲がキンモクセイには多いんだけどこの曲はファーストインプレッションだけでかなり鮮烈だった。作中で描かれている夜明け前の2人が何故離れなければいけないのか、その理由は一切明かされない。ただ残る疾走感と切なさが秀逸。後に終盤で出てくる“朝焼けの水蒸気”という歌詞は元は”旅客機”だったのが前年の911テロを考慮して差し替えになった事が明かされている。

MVもラーメン繋がりで屋台のラーメンが舞台となっているが何故か屋台の客としてCDデビュー1年前の竹内めぐみが出演している。以降キンモクセイのMVに出た女優はその後必ずステップアップするという法則が…。最初に完成したMVではラーメン屋台の店長が若干魔法じみた技を駆使しながらラーメンを作っていくというふざけた過程が盛り込まれていたが、一旦それで完成後に勝負曲なのにふざけすぎじゃないかという事で英断が下り、急遽ラーメン調理シーンの大半をカットして余った部分にメンバーの演奏シーンを増加させるという再編集を行ってMVが完成したと後に明かされた。このエピソードと共に元のバージョンは後にMV集で公開されているが、確かにラーメン屋のオヤジで笑う。
★★★★★
1stアルバム『音楽は素晴らしいものだ
ベスト『ベスト・コンディション~Kinmokusei single collection~
再発限定べスト『ベスト・コンディション+レアトラックス

二人のアカボシ
キンモクセイ
2002/01/09 ¥255

C/W ゆびわ

作詞作曲:伊藤俊吾、編曲:キンモクセイ
少々独特なプロポーズへの決意と未来の妄想を綴ったポップス。”いずれあの子と”というのはいずれ生まれる子供を想定しているという事なのか。『音楽は素晴らしいものだ』ではnew recordingsと題されていて新録されているが10数秒ほど長くなっていてテンポもやや落ちてストリングスアレジも加わっている。オリジナルを先に聞いていると軽快さが失われて少し遅い感じがしてしまう。
★★★☆☆
シングルバージョンアルバム未収録
1stアルバム『音楽は素晴らしいものだ』(new recordings)

ゆびわ
キンモクセイ
2002/01/09 ¥255

ゆびわ (new recordings)
キンモクセイ
2002/07/03 ¥255

C/W 二人にしやがれ

作詞作曲:伊藤俊吾、編曲:キンモクセイ
沢田研二の「勝手にしやがれ」を彷彿とさせるタイトルで、曲調も他の曲以上にあの頃臭が強い。なんか本当に70年代末期くらいにありそうな感じの雰囲気の曲ではあるが、「勝手にしやがれ」っぽいところは無かったりもする。
★★★☆☆
ベスト『ベスト・コンディション~Kinmokusei single collection~』初回盤Bonus Disc

二人にしやがれ
キンモクセイ
2002/01/09 ¥255

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