6th ザ・ストレス(ストレス中近東ヴァージョン)

ザ・ストレス
1989年2月25日
作詞:森高千里、作編曲:斉藤英夫
アルバム『見て』収録曲「ストレス」のリミックスによるシングルカットでタイトルは「ザ・ストレス(ストレス中近東ヴァージョン)」に改められた。「ミーハー」に続く“ザ・”付属によるリミックスシングルカットで、方向性もそのままインパクト路線をより拡大させたようなパワーアップ版のようになっている。さらに今作ではウェイトレス姿という一見曲に関係ないがインパクトだけはあるコスプレ衣装にて視覚的なインパクトも重視。一応「ストレス」と「ウェイトレス」の“トレス”繋がりでこうなっているようでとにかくインパクトで覚えてもらおうという考えがあったようだ。さほど大ヒットはしなかったが一応初のトップ20ヒットでここまででは最高の売上を記録し、次回作への弾みとなった模様。

ひたすらストレスが溜まると連呼しまくり、そしてストレスが地球も男も女も何もかもダメにしてしまう事を訴えるというストレートな内容だが、シンプルさを追求したためかストレスの原因については一切言及されていない。具体的なストレスの原因を並べた方がストレスあるあるで共感は呼べただろうけど(SMAPの「ストレス」(『Peace!』C/W)はこの手法を取っている)、ひたすらストレスが溜まる、ストレスがダメにすると1番言いたい事だけを明確に繰り返しているのが大きなインパクトに繋がっていると思う。斉藤英夫によるシンセを駆使しまくった初期の80’sアレンジもここに極まった感がある。

オリジナルの「ストレス」も十分にインパクトだが、「ザ・ストレス(ストレス中近東ヴァージョン)」では間奏にエフェクトのかかった声や溜まるぅ~と台詞が入っていたり怪しげなサウンドが加味されたリミックスが施されている。この怪しげな雰囲気が”中近東”の由来か?(なんとなく中近東っぽいイメージ)。

『森高ランド』の新録音では表記が「ストレス」に戻っているが、テンポが速くなってより忙しなくなっている。間奏ではストレスが溜まって苦悩している台詞が入っているが何故か早口言葉を言い切ってああスッキリした!と言い放つという謎のストレス解消も行われていてちょっと笑える。

『ザ・森高』の「ザ・ストレス(ザ・森高ヴァージョン)」ではストレスの国を探す探検隊の男性2人による寸劇が冒頭で展開するなどよりぶっ飛んだ設定に。ついにストレスの国を発見した2人の前に現れたのはストレスの国の女神で…というところから曲がスタートし、曲本編自体は「ザ・ストレス(ストレス中近東ヴァージョン)」とほぼ同じだが、間奏では寸劇の続きで捕まってしまい女神の生贄にされてしまうと焦り助けを求める2人の様子と女神の高笑い、そして『森高ランド』の「ストレス」に入っていた早口言葉でストレス解消しようとする台詞もぶち込まれまさに集大成のような仕上がり。なお探検隊の2人がどうなったか明らかにならないが最後の様子から女神の生贄にされてしまったと思われる。合掌

アルバムへの収録はこのように初期は毎回違うバージョンで収録されていて、シングルバージョンである「ザ・ストレス(ストレス中近東ヴァージョン)」でアルバム収録となったのは99年の『the best selection of first moritaka 1987-1993』が最初だったが、以降のベスト盤では3連続で「ザ・ストレス(ストレス中近東ヴァージョン)」で収録されている。

また2006年には安倍なつみがジョージアGABAのCMソングとしてカバーしてシングルとしても発売された。この際のタイトルは「ザ・ストレス」でC/Wには危機Version、shakabone HIDE Remix、アカペラVersionとひたすら同曲別バージョンで攻め、一応カバー自体は話題にはなったものの既に安倍なつみの人気が低迷しつつあったこともあって7作目にして初のトップ10落ちとなってしまうなどセールス的にはコケてしまった。
★★★★☆
3rdアルバム『見て』(「ストレス」)
1stベスト『森高ランド』(新録音「ストレス」)
2ndベスト『ザ・森高』(ザ・ストレス(ザ・森高ヴァージョン))
4thベスト『the best selection of first moritaka 1987-1993
7thベスト『ザ・シングルス
8thベスト『UHQCD THE FIRST BEST SELECTION ’87~’92

PV
セルフライナー
200曲セルフカバー(2014)

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