Beautiful Dreamer10周年記念
2002年間チャートトップ100レビュー

当初10周年記念なので考えられていた開設した2002年の年間トップ100を振り返るという単独企画。ぶっちゃけあんまり覚えていないので保留にしていたのだが、実際どのくらい覚えているのか試してみたくなったのと、無理に全曲語る必要はなく、知らない曲はバッサバッサとスルーしていけばいいんじゃないかということで挑んでみることに。02年とかCCCDが始まり、CDが前年からどんどん売れなくなっていった最も中途半端な時期だけに、最も需要低そうだが、10周年なので仕方ないとあきらめてもらって、1度きりの単独トップ100レビューが始まる!

なお当時買ったシングル当時レンタルしたシングル後追い(アルバムや中古)で入手した曲手に取った事が無いシングルという色分け。

100位 島唄/THE BOOM 13.0万
93年のヒット曲がリバイバルヒット。アルゼンチンの歌手カセーロが無許可カバーして現地で大ヒット。日韓W杯の際にはアルゼンチンの応援歌にまでなったので、正式にTHE BOOM側と対面、THE BOOMが過去にリリースした3バージョン+カセーロバージョンも含めた「島唄」の全バージョンを収録した「島唄」ベスト盤的シングルとして出したところヒットした。両者揃って紅白にまで出演するなど、わりと02年を代表する曲にもなった。元の8センチシングル自体は既に入手していたがこのシングル盤を手に取ったのはそれから5年くらい経過してからだったと思う。当然8センチ盤よりも音に迫力があるし、一気に3バージョン聞けるので重宝される1枚である。

99位 蒲公英-たんぽぽ-/19 13.0万
02年になって突如解散を発表してのラストシングル。お世話になった「うたばん」には何故か挨拶だけしに来て歌わない、PVに出演しない、ラストライブもやらない…と最後の活動は曲を用意した事以外に無く本当に置き土産的な1枚。当時も手に取ったし好きな曲なんだけど、何だか19の姿が見えない曲という印象が強い。

98位 忘れないから/Gackt 13.2万
ソロデビュー直後から元在籍バンドを越える勢いでヒットを放っていたが、やはりかなり濃いV系という近寄りにくさがあった。それがTV出演でクールさを貫いたまま面白い発言を連発するという斬新なキャラクターで大ブレイク。当時の「うたばん」が果たした功績も大きかった。一気に楽曲もストレートで爽快さまで見えるような曲を連発し始め、この曲も好きな曲の1つだ。

97位 SHALLOW SLEEP/hyde 13.4万
ラルクが活動を休止してソロ活動を開始してからは、一気に周囲で聞かない人が増えた。俺も全く興味が無く、この初期はバラードを連発していたこと、やたら優雅な雰囲気だったこと、白髪で真っ白な印象しか残っていない。

96位 So Tell Me/Heartsdales 13.4万
全くアーティスト名すら記憶にない。HIP HOP系のようだが…。この頃はラップ系もけっこう本格的な非売れ線みたいなサビでもメロディーが無いものが主流でそういうのが一気にチャート上位になだれ込んでいた時期だった。

95位 ぴったりしたいX'mas!/プッチモニ 13.5万
初動16.5万枚だけが01年分で2週目以降のみ。そう考えると当時はそんなヒットしていた気もしなかったけど、十分売れてたんだな。

94位 マルシェ/KICK THE CAN CREW 13.5万
前年の「クリスマス・イブRap」に続いてオリジナル曲のこの曲もヒットしたことで人気を安定させたアゲまくりパーティーチューン。よく考えたらKICKの飲み会盛り上げ大好きなノリって飲み会大嫌い盛り下がりまくりな俺とは全く真逆じゃね?という気がするが、当時唯一いいなと思っていたのがKICKだったというのは地味に我ながら謎だ。

93位 One More Dream/SPEED 13.6万
解散したのが00年3月31日。01年12月にはあっさり1度きりの再結成を果たしたが、待望の復活というにはあまりに短く、現役時代の熱狂を引き継ぐには時間が経過しすぎて何とも中途半端な時期での復活だった。それなりに話題にはなったが、現役時代には無い落ち着いたバンドスタイルのバラードナンバーだったこともあり、「SPEEDらしさ」はほとんど感じられない曲だった。後に中古で入手してちゃんと聞いてみたら意外と好印象だったりもしたんだけど、ファンの間でも全くSPEEDらしさが無いのであまり印象には残ってない曲なんじゃないだろうか。

92位 キヲク/Every Little Thing 13.6万
勝負どころだったバラードを安易に連発するようになったなというのが当時の印象。2ndベストで聞いてみたら意外といい曲ではあったんだけどどうしても次のシングル「ささやかな祈り」と被るし、さらにその次が「UNTITLED 4 ballads」なのでどうにも…。

91位 恋のマイレージ/RAG FAIR 13.8万
唯一の1位獲得。この週はSOPHIAが初の1位獲得かと思われたんだけどセールスパワーが落ちすぎてしまっていて、当時「ハモネプ」の勢いがあったRAG FAIRが1,2フィニッシュを決めた。当時は土屋のチャラい恰好が嫌いで、あまり好きではなかったんだけど、後にちゃんと聞いてみたら印象が180度転換した。

90位 Becouse of you/w-inds. 13.9万
イマイチ存在感が引き立てダンサーっぽかったサイドの2人のうち1人がラップに開眼して全盛期のDA PUMPみたいな楽曲構成になっていた2年目。聞けば分かる程度ではあったけど積極的には聞いていなかった。ベスト盤で後追いで聞いたら意外と良質な曲を連発していたことに気づく。

89位 夢ノカケラ.../ZONE 14.0万
この曲が「secret base〜君がくれたもの〜」のアンサーソングであるっていう設定、最早忘れ去られている気がする。メンバーでさえ特にそういう意識が無くてそれとは別にして詞の内容に共感していたと04年時点で語っていたくらいだし。

88位 WILL/中島美嘉 14.1万
聞けば思い出す曲。ドラマデビュー&主題歌で大ヒットしたデビュー曲以降、そこまで大きなヒットが出ない中でデビュー曲と同じ路線のバラードで素直に勝負したみたいな印象だったと思う。

87位 涙そうそう/夏川りみ 14.1万 
作詞した森山良子が歌い、作曲したBEGINが歌ってもそこまで世に広まらなかった曲が夏川りみのカバーで大ヒットした。夏川バージョンも火がつくまでには時間がかかり、発売は01年、この02年は火が付き始めた程度で本格的な大ヒットはまだこの後だった。3人のバージョンどれもそれぞれの味わいがあって良い。言葉不要の名曲

86位 Another Days/w-inds. 14.5万
さっきのよりは好き。

85位 SAMURAI DRIVE/hitomi 14.6万
「LOVE 2000」がQちゃんのおかげでロングヒットしてからhitomiの全盛期が始まったが、その全盛期的な勢いがあったのはこの曲までだった。当時インディーズバンドだったCUNEのカバー。かなり暴力的なサウンドが炸裂するロックな1曲だったが爽快さに惹かれてhitomiで唯一シングルを手に取った。

84位 ムーンライト/くず 14.8万
3週目からの売上でこの数字。ぐっさんと宮迫の番組から登場したユニットだったが歌はぐっさんが作詞作曲しておりマルチな才能を見せつけた。アコギを縦弾きしたり、無駄に美声を重ねてハモりまくる姿はプロ顔負けだったが、曲の終盤では真面目に歌いながらふざけるというとんねるずや浜ちゃんなど90年代のミリオンセラーでは果たせなかった高度な展開が。

83位 FLOATIN'/CHEMISTRY 14.9万
まだデビュー2年目、1位も獲得してるんだけどこの曲からいきなり記憶が危うい。聞けば思い出すがパッとは出てこない。

82位 It Takes Two/SOLID DREAM/MOVE ON /CHEMISTRY 15.1万
初動だけの数字。この頃から両A面どころか複数A面が流行り始めて、前作で早くも人気を落としかけていた彼らはこのシングルで大きく持ち直した。タイアップ先で聞いてたのは「めざましテレビ」タイアップだった「SOLID DREAM」だけどこれはまったりしすぎててあまり好きではなく、見てないドラマの主題歌だった「It Takes Two」がカッコよくて初めてシングルを手に取った。

81位 北風と太陽/YeLLOW Generation 15.3万
名曲だったのは間違いないが、タイアップ先の昼ドラ「ドレミソラ」も名作過ぎた。

80位 花鳥風月/ケツメイシ 15.3万
やったらまったりした曲だったなぁ…。

79位 幸せについて本気出して考えてみた/ポルノグラフィティ 15.4万
この曲から編曲がak.hommaだけでなくバンド名義と共同になった。今までよりロックバンドっぽい曲だなと思った記憶がある。これよりしばらくネット上では「〜について本気出して考えてみた」という書き方が流行った。

78位 Hey!みんな元気かい?/KinKi Kids 15.7万
2週目以降の数字。KinKiが固定ヒットしか出なくなって30万台の売上を連発し始めた最初の曲。PVがストーリー仕立てだったのが印象的。

77位 おやすみなさい/aiko 16.1万
あまり印象のないバラード。ドラマ主題歌としてもかかっていたんだけどCM内タイアップのミスチルに完全に持っていかれていた。

76位 Let's get together now/Voices of KOREA/JAPAN 16.6万
日韓W杯のテーマ曲。CHEMISTRYと韓国のシンガーの合体ユニットだったと思うけど、後にセルフカバーバージョンを聞いただけなのであまりどういう曲だったのかは記憶になく、サビの部分しか覚えていない。02年を代表するというほどのインパクトは残していなかったと思う。

75位 PIKA☆NCHI/嵐 16.7万
低迷してきてかなり好き放題にやっていた時期の攻めまくりの1曲。声潰しまくりのサクラップ、ミクスチャーの域に達している楽曲構成は衝撃だった。

74位 STAND BY YOU!!/SHAKALABBITS175R 16.7万
両者ともインディーズ時代のスプリットシングル。双方のベスト盤にはC/Wのそれぞれの単独名義の曲が収録されたのみで未だにシングルでしか聞けな1曲だが、これがなかなか良い。175Rは翌年早々に大ヒットを飛ばして即失速、SHAKALABBITSは大ヒットは出なかったがトップ10付近に安定して入り続けて息の長い活動を続けた。その後は対照的だった。

73位 12月のLove Song/Gackt 17.1万
毎年英語、韓国語、中国語…と言語を変えたバージョンを新録(C/W)してリリースしていたGackt冬の定番曲。元々は911を受けて書かれたものだったように記憶しているが、これは1年目のシングル盤。アルバム未収録なのでシングルを探して聞いて入手したが、12月限定で絶対に聞きたくなる。

72位 Confession/hiro 17.2万
どんどん売上は下がったがまだまだソロ活動が順調だった頃。ただ02年当時は既に印象が薄くなっており、ベスト盤の後追いで聞いた。聞けば思い出すレベル。

71位 INVOKE/T.M.Revolution 17.4万
今でこそ本人のアニメ好きに加えてアニメソングタイアップ専門歌手という色の強いT.M.Rだが、本格的にそれが始まったのがこの曲だった。そもそもこの前にベスト盤をだし、「第1期完結」とまで言い切り、大幅な方針転換を明言していたのだが、第1期ラストと銘打っていたツアーの最中にT.M.Rに求められている方向性を再認識し、以前と変わらぬT.M.Rへのタイアップ依頼が来たことで前言を撤回。個人的には少々それが残念で、以降の楽曲も以前に比べると印象が薄いのだが、友人間ではかなり好評だった。たぶんみんなガンダムSEED見てたんだろうな。

70位 try your emotion/w-inds. 17.7万
w-inds.ってTV出れない制約のせいか、ファン数が拡大できなくて、出すたび売上下がってるんだよな…。

69位 LISTEN TO MY HEART/BoA 17.9万
アルバムが大ヒットするタイプだったので意外とシングルで残っているヒットが無いがその中では代表曲の1つといった感じか。

68位 果てなく続くストーリー/MISIA 18.1万
エイベックスに移籍した途端に一気に影が薄くなっちゃった…。前レコード会社のベスト乱発も良くなかったけど現在はその会社に出戻っているという…。

67位 地上の星/ヘッドライト・テールライト /中島みゆき 18.1万
00年夏発売。当時のトップ100登場週数記録を更新した曲だったが、直後の03年からトップ200まで集計するようになったので注釈付きの曖昧な記録になってしまった。力強き名曲。

66位 アンセム〜2002FIFA WORLD CUPTM公式アンセム〜/ヴァンゲリス  18.3万
日韓W杯関連の曲だが…こんなのヒットしてたか?

65位 VALENTI/BoA 18.4万
BoAというとこの曲と「LISTEN TO MY HEART」と「メリクリ」の3曲しかパッと浮かばない。

64位 ここにいるぜぇ!/モーニング娘。 18.4万
出すたびおおよそ10万人ファンが減っていっていた時期。今にしてみればかなり珍しいバンドスタイルで勢いのあるサウンドが炸裂していて意外と記憶に残っている。

63位 Angel's tale/hyde 18.5万
…分からない…。

62位 星空の秋子/氷川きよし 19.1万
なんかそんなタイトルあったなぁ…。

61位 〜Midnight Déjàvu〜色彩のブルース/EGO-WRAPPIN' 19.2万
最高15位ながらロングヒットしていたのでおぼろげに印象に残っている。

60位 美しく燃える森/東京スカパラダイスオーケストラ 19.5万
奥田民生をゲストに呼んでヒット。この曲でスカパラを知った。曲も何となく記憶にある。

59位 remain〜心の鍵/小柳ゆき 19.5万
突如超失速していく中で最後に放ったヒット曲。前年の11月発売だから02年にはもう既に忘れられていたと思う。今でも何であれほど急速にファンがいなくなったのか謎だ。

58位 アゲイン2/ゆず 19.6万
前向きアップテンポ。それまで耳には入っていたしいいなとも思っていたが、1度も手に取った事が無かったが、これまでより好印象を持った曲なのでよく覚えている。

57位 Daybreak/浜崎あゆみ 19.7万
30万限定シングル。これまで30万限定のシングルカットを軽く完売させていたあゆが今作でいきなり売れ残りまくり、これを持って30万限定生産シングルカットパターンを打ち切った、というトピックは記憶しているが曲はあんまり…。

56位 Feel your breeze/ONE /V6 19.7万
物凄いさわやかキャッチーな1曲で当時も良く覚えているが確かCCCDにしやがったのでレンタルでも手に取らなかったんだったと思う。CCCDと対決するのはもう少し後で最初はコピーできないと思って回避していた。

55位 王子様と雪の夜/タンポポ 20.1万
プッチモニの1週後だったのでこっちはフル集計。唯一の1位獲得作品だが売上は下がっており、特に代表曲という感じもしなかった。当時ハロプロの中ではこのユニットが1番クオリティ高かったと思う。

54位 花唄/TOKIO 20.3万
TOKIOは基礎票が最低レベルだったものの、「宙船」でピークが出来るまでは曲次第でロングヒットすることが多く、これはその中でも上位に入るパターン。名曲。

53位 クリスマス・イブRap/KICK THE CAN CREW 21.0万
3週目以降の売上。山下達郎の名曲を大胆にサンプリングしてHIP HOPにしてしまった異色楽曲として話題になり、結果的に最大のヒット作、出世作になったが限定生産のベスト盤にしか収録せず、その際にはPVの収録を外すなどあまり扱いが良くない。それまで敬遠していたラップ楽曲へ入っていくきっかけになった1曲だ。

52位 アイ〜ン体操/アイ〜ン!ダンスの唄 /バカ殿様とミニモニ姫。
志村けん(バカ殿)とコラボした超絶曲。ミニモニ。の路線はさすがについていけず総スルーしていたがインパクトは抜群だったのでどの曲も印象には残っている。よく見るとバカ殿は踊れないので中央で固まって要所でアイ〜ンキメるだけで、メンバーが忙しなく周囲を飛び回っているのがシュールだった。

51位 桃色片想い/松浦亜弥 22.4万
最大ヒット曲。文字通りに桃色全開の超アイドルソング。デビュー作から買い続けていたものの、さすがに引き気味になって一気にファン熱が冷めていったのを記憶している。なお現在は最大の代表曲扱いされている「Yeah!めっちゃホリデイ」は今作を10万近く下回る程度しか売れていないのでトップ100には入っていない。

50位 恋の歌謡日/ゆず 22.5万
北川が女装して歌謡曲を歌い間奏では台詞も飛び出す怪作。あまりの怪作っぷりはその後一切アルバム収録をしないほどで半ば黒歴史化している。両A面2曲目もアルバム未収録が数曲あるものの、完全な単独A面でスルーされているのは今作だけ。とにかく凄かった。

49位 二人のアカボシ/キンモクセイ 22.7万
チャルメラとコラボしたので初回盤はチャルメラの包装紙に入っていたという2ndシングルで大ブレイク。哀愁漂うサウンドと徹底的に7,80年代辺りをオマージュした「あの頃のサウンド」が逆に新鮮だった。ただこの曲、彼らの中ではやや異色な空気もあり、これで売れてしまったがゆえにほとんど1発屋に…。

48位 FUNKASTIC/RIP SLYME 23.1万
当時はRIP SLYMEの印象が良くなかったので耳に入っていた程度。

47位 ナイスな心意気/アラシ 23.9万
名義カタカナ、「こち亀」主題歌で前作に続く8センチ1コインシングル、何故か全員七三リーマンスタイルとギミック満載だったが、初のサクラップなしシングルだったので何でもない曲にしか思えず。

46位 Mugen/ポルノグラフィティ 24.6万
NHKのW杯テーマ曲。もっと王道な明るい応援歌かと思いきや肩すかしを喰らった。一応ロングヒットはしていたが正直初めてハズレだなと思ったシングル。

45位 トモダチ/ケツメイシ 24.9万
当時も名曲だと思ったのだが何故か手に取らず。

44位 The Perfect Vision/MINMI 25.0万
やたら本格的な曲がいきなり売れたなという印象がある。正直全く良さを見出せなかったので完全スルーしていた。MINMIはこの後一時消えかけて、00年代中盤頃に再び売れ始めるというV字飛行をした。

43位 またここであいましょう/GLAY 25.5万
安定のさわやかGLAY王道路線。全盛期の勢いは無くなり随分コンパクトにまとまってしまったなと思ったものの意外と好きだった。

42位 おさかな天国/柴矢裕美 25.7万
NHKみんなのうたみたいな印象があるが、漁業組合主導のキャンペーンソングで、随分前からスーパーの魚コーナー等で使用されていたという曲で、発売にあたってまだミリオン時代の気分が抜けてなかったマスコミが「だんご3兄弟」の再来か!?とばかりに騒ぎ立てたのでそこそこのヒットになった。マスコミの煽りが空回りし始めたというかあまりに誇大な枚数予測で煽る手法ってこの頃辺りを最後に一気に落ち着いた気がする。

41位 Winter Bells/倉木麻衣 25.8万
どう考えてもクリスマスソングなのに年明けに発売する珍戦略で話題に。初めて手に取ったのが今作。

40位 youthful days/Mr.Children 26.0万
3週目以降の数字。ミスチル神話が復活したのがこの曲からだった。前作でのポップ路線回帰、ドラマ「アンティーク」での楽曲連発使用、ミスチルがかつて1年休んでいた間にトップの座をかっさらったGLAYの大失速、ラルクの活動停止、それに代わるバンドは不在…。鮮やかな復活だった。

39位 ミニモニ。ひなまつり!/ミニ。ストロベリ〜パイ /ミニモニ。 26.5万
ひなまちゅり〜とか言ってた曲か…。

38位 街/溺愛ロジック /堂本剛 27.1万
ソロデビュー作。今でこそ悟り系というジャニーズ史上誰も足を踏み入れたことのない境地に達しているが当時はミスチルファンを公言していたのでミスチルみたいな曲だなという印象だった。「溺愛ロジック」の方はなんじゃこりゃ…って感じだったけど。

37位 白い恋人達/桑田佳祐 27.3万
前年とセパレート。発売時のマスコミのミリオン確実というか、尋常じゃない煽りが凄すぎたので個人的には「最初からミリオンを狙って狙って狙いまくって達成させた最後のシングル」という印象が強い。名曲だったというのが1番大きいが、もう絶対買わなきゃな!という気になったもんなぁ…。

36位 逢いたい気持ち/GLAY 27.8万
「またここであいましょう」と2週連続リリース。壮大なんだけどはっきりしないバラードでさっぱり良さを見出せずほとんど聞かなかったように記憶している。GLAYファンの友人は名曲だと言っていた。

35位 solitude〜真実のサヨナラ〜/KinKi Kids 29.3万
光一がペンネームで名前を伏せて作詞作曲したことは後に明かされたが、シングルとしては少々弱いなと最初に思った。ドラマでずっと聞いていたので馴染みはしたけど。

34位 STARS/中島美嘉 29.4万
3週目以降の数字。不良少女が歌手として見出されてデビューすると言う劇中歌の形で大々的にデビューしたので印象自体は鮮烈だったがドラマを見ていなかったので思い入れ皆無。

33位 キラキラ/小田和正 29.8万
シングルでは長らくヒットが出ていなかったので久々にドカンと売れたが、それが直後の「自己ベスト」の大ヒットにも繋がった。当時ちゃんと聞いてなくてスルーしてしまったあの日の私に蹴り入れたい(by PAMELAH)。

32位 君をさがしてた〜New Jersey United〜/CHEMISTRY 29.8万
2ndシングルの両A面だった曲がドラマ主題歌に起用されたのでリアレンジで単独シングルとして再リリース。かなりくどいラブバラードだがメロディーは強くてインパクトがあったと思う。

31位 楽園ベイベー/RIP SLYME 30.0万
この夏を代表するヒット曲。この曲がヒットしてRIP、ケツメ、KICKの3グループの中で1つ抜け出た印象があった…が、何ともユルい感じが好きになれなくてねぇ…。

30位 freebird/SMAP 30.6万
稲垣メンバー復帰による再スタート楽曲。これは売れるだろ!と思ったら案外そうでもなく…。間奏開け大サビが中居ソロで紅白でもバッチリ生歌を披露。「夜空ノムコウ」で担当パートが見事にカットされた雪辱を果たす。

29位 Do it! Now/モーニング娘。 31.0万
当時のハロプロファンの大不評を買って、ハロプロ衰退を著しく早めたとも言われる卒業、派生ユニットの再編成(事実上失敗して自然消滅)を一気に発表したハローマゲドンのテーマ曲(違)

28位 眠れぬ夜は君のせい/MISIA 32.1万
ドラマ主題歌とCMタイアップで気合を入れて1位は獲得したものの、30万売っても落ち目になってしまった印象がぬぐえず…と「Everything」が壁のように立ちふさがってしまった。以降1度も10万すら越えられなかったのも象徴的だ。

27位 SONS OF THE SUN/麻波25 32.4万
ポカリCMタイアップで新たなラップ系として登場するもほぼ1発屋に。とりあえず耳には入っていたが、これと後のnobodyknows+はカーネル・S・マルオ氏がハマっていたという印象が強い。

26位 ミニハムずの愛の唄/ミニハムず 32.5万
ミニモニ。が「とっとこハム太郎」とコラボしてキャラクターで出した曲。これが30万売れたって凄いが一体どの層が買っていたのだろうか。当時も謎だったが、2012年現在だともっと謎だ。

25位 カナシミブルー/KinKi Kids 32.9万
かなりカッコいい曲でKinKiのシングルの中でも当時から好きな曲の1つ。

24位 ALWAYS(A SONG FOR LOVE)/J-FRIENDS 34.3万
阪神淡路大震災(95年)の支援が何故か98年に始まったわけだけど、この頃になるともう正直なところその名目はほとんど忘れられて年1の行事として見られていた気がする。やけに洋楽めいた曲ばかり出していた後期の中では最もJ-POPしている。

23位 きよしのズンドコ節/氷川きよし 35.5万
ズン、ズンドコ、ズンドコ!(きよし!)でおなじみの代表曲。デビュー曲からわりとネタみたいな(?)タイトルの曲が多かったとはいえ、これは遊びすぎだろ…と思ったけど、演歌でミックス(?)打てるのもこの人くらいなもんだしなぁ…。

22位 亜麻色の髪の乙女/島谷ひとみ 35.5万
原曲の歌い手が既に表舞台にいなかったこともあって、地方ではイベントにヴィレッジ・シンガーズの偽物が出現したという騒動も巻き起こした。カバーブームに火がついたのもこの辺りだった。これまでは「パピヨンの人」だったが、これ以降は島谷ひとみというとこの曲というイメージが強い。

21位 a Day in Our Life/嵐
当時の嵐は現在ほどの凄い勢いはなく、むしろ地味になりつつあったが、2002年ジャニーズで1番売れたシングルである。1コインシングルということもあったものの、前作「時代」と同程度売れただけだったのだがKinKiの人気ダウンが著しく、SMAPも伸ばせなかった、目に見えてCD売上がどんどん下がっていったので年始めに出した方が物凄く有利だった…などが理由である。中身は本格HIP HOPで歌メロがおまけみたいに全編ラップが進行するもんだから凄かった。当時流行り始めたラップは現在の「ラップを取り入れただけの歌謡曲」ではなく、もっとクールなものだったから時代にもハマっていたと思う。

20位 大切なもの/ロードオブメジャー 38.6万
夏発売で年末の時点でこの程度。最終的に90万売っているわけだから03年になっても売れまくった。青春パンクというと少し違う感じもするがこの手の青春系バンドが筍のように出まくった流れもこの辺りからだった。その中でも筆頭格だったと思う。当時対象年齢まっただ中だったはずなのに当時は「もっと若い子向けだろ、中学時代ならハマってたかもしれないが…」と思って興味が無かった。どんだけ冷めた高校生活送ってたんだろうか。

19位 FANTASISTA/Dragon Ash 42.0万
大ヒットの後だったのでやや印象が薄いが、これまたW杯関係でかなりハードな曲だったように記憶している。

18位 a song is born/浜崎あゆみ&KEIKO 44.1万
911テロのチャリティで小室プロデュースの元でエイベックス所属アーティスト同士がコラボした中でダントツでヒットしたのがこれ。当時は総スルーしていてその後も聞いてないんだけど、この曲だけはサビ部分の高音だけは記憶に残っている。

17位 そうだ!We're ALIVE/モーニング娘。 44.3万
ダンス☆マン編曲によるド派手路線の最終楽曲となってしまったが、この曲のツギハギ感はすさまじい。ほとんどパートごとに別の曲みたいだし。それにしてもこれっきりダンス☆マンとの関係がぷっつり切れたのは謎だ。

16位 Feel Fine!/倉木麻衣 45.1万
かなり存在が地味になっていた時期に突如大きく売上を伸ばした最後の大ヒット曲。倉木麻衣といえば一緒にいるのは謎の黒人集団というイメージはこの曲で完全に定着した。当時の徳永暁人がこういうアレンジに凝っていた時期でB'zにまで同じような打ち込みを持ち込むくらいだったので仕方ないんだけどリズムがしょぼいのが残念だった。

15位 Free&Easy/浜崎あゆみ 48.6万
楽曲よりもあゆ初のCCCDというトピックが印象的。1位は獲得したものの、危うく倉木麻衣に敗北するところだったり、売上下がる一方だしCCCDって意味あんの?というのがリスナーには最初から分かりきっていたことだが早速露呈してレコード会社幹部はやっちまったと認めることすらできない状態だったんじゃないだろうか。

14位 熱き鼓動の果て/B'z 50.1万
何故かこの曲だけドハマりして当時新品で購入したのだが、今聞くと別にそうでもない。やはり徳永色がリズム面で強く出ている気がするし。PVで語られる昔屋上でライブやって警察来ちゃって大変だった、というのは一体何の事なのか気になる。

13位 Any/Mr.Children 50.1万
CMでかかってるサビを聞いた時に最高傑作だ!と歓喜していていざフルコーラス聞いてみたらサビだけ盛り上がりまくりで肩すかしを喰らった。直後に桜井が小脳梗塞で倒れる非常事態となり、プロモーションが途中で打ち切られツアーも中止に。

12位 君が好き/Mr.Children 51.3万
「アンティーク」でかかっていて発売されなかった未発表曲を元旦にリリースした形だが、実はこの曲の存在を全く意識しておらず、あったっけ?という感じだった。今でこそこの曲をさらに濃厚にストリングスした曲がミスチルの王道とされているが、当時は初期っぽいというか今更こういう曲出すんだ…という感じの方が強かった。

11位 東京/桑田佳祐 54.7万
ミリオンを出せるのは桑田さんしかいない!という多大な期待の中、売れ線のCMタイアップ2曲をC/Wに回し、期待を裏切って非売れ線曲の単独A面。元々ライトリスナーばかりだったのであっさり売上は半減以下になってしまった。以降のサザン&桑田のA面は本当に売れ線ばかりで、全く冒険できなくなったことを考えるとこれはこれで名残惜しい気も。

10位 光/宇多田ヒカル 59.8万
皿洗いPVという以外に特に印象が無かった曲だが、現在は宇多田の曲の中ではかなり好きな部類に入る。

9位 Voyage/浜崎あゆみ 62.8万
この頃から秋冬にバラードというのが定番化。何か映画みたいなPV作っていて金のかけ具合がハンパじゃなかったな。

8位 愛のうた/ストロベリー・フラワー 63.2万
妊婦のお姉さんと夫かと思ったら無関係のおじさんによる謎のアコースティックユニット。ゲーム「ピクミン」シリーズ1作目(ゲームキューブ)のテーマ曲としてヒット…したわけでもなく、ゲームと無関係なところでゲームよりもヒットするという謎のブームを巻き起こした。系統としてはLe CoupleやKiroroなど90年代後半に年に1回この手のシンプルな楽曲が突如大ウケすることがあったがそれに近かったと思われる。2年後の「ピクミン2」では初登場28位とさほど当たらなかった事もあってかなり偶発的なヒットだったように思う。

7位 大きな古時計/平井堅 66.7万
童謡のようなカバー曲が何故か大当たりして当時の最高売上を大幅更新してしまった。確かに平井堅の歌声での「大きな古時計」はかなり深い味わいがあってメチャクチャハマってはいたが、コアなHIP HOPが大挙して出てきた中で、こういう昔ながらのシンプルメロディーも見直されていたんだろうか。

6位 SAKURAドロップス/Letters /宇多田ヒカル 68.6万
ドラマ主題歌だったんだけどドラマがドロドロ展開で、最後はほとんどネタ状態だったのでインパクトはあった。タイトルもかなり斬新な感じで…。直後に本人が病気で入院、その後の3rdアルバムジャケ写が遺影みたいでシャレになっていなかった。

5位 Way of Difference/GLAY 73.0万
「あいのり」主題歌でGLAY最後の大ヒット曲。当時の「あいのり」タイアップ効果は凄かったので、まだほのかにGLAYでこのタイアップなら再びミリオンもいけるかも!?という期待が残っていたが時代は思っていた以上にミリオンから遠ざかっていた。楽曲自体はGLAYの中ではけっこう異色な楽曲だったと思う。

4位 Life goes on/Dragon Ash 80.4万
J-PHONE(Vodafone→Softbank)のCMタイアップで大ヒット。一方でサビが洋楽の丸パクリだと指摘されてネット上では相当なバッシングが発生。かねてからかつて共演したZEEBRAに態度を非難されるなど逆風を浴びていたが、結果的にこの頃を最後にチャートの最前線からは退いていくことになった。パクリとか関係なしにいい曲だなと思ったのでDragon Ashで唯一リアルタイムでシングルを手に取った。

3位 ワダツミの木/元ちとせ 83.9万
デビュー曲から特大ヒット。全国各地でのプロモーションライブで曲を聞いた観客たちが次々に涙を流す模様が芸能ニュースで取り上げられ、「神の声」とマスコミが煽った。当時は神の声って神の声誰が知ってるんだよ?と思って完全スルーしていたが、後にこの曲を聞いたところ物凄い名曲であることに気づいてあの日の私に蹴り入れた…

2位 traveling/宇多田ヒカル 85.6万
曲よりもPVで珍妙な格好をしている宇多田ヒカルのインパクトが強い。

1位 H/浜崎あゆみ 100.0万
3曲A面として発売。本気でミリオンを狙うも失速し、達成できない!…と思ったら「ミリオン記念盤」なる離れ業を追加発売。02年の集計期間ギリギリで再浮上して、ギリギリミリオンを達成。最早オリコン集計でのミリオン達成しか見えていなかったシングルであり、楽曲自体の印象がきわめて薄い。3曲ともほぼ均等なプロモーションをしていたせいで逆にこの1曲!という感じが「A」の時以上に薄くなってしまい、結局02年の年間1位ってどの曲だったんだっけ?という感じになってしまった。

 

というわけで当時聞いた曲はあまり多くなかったが、意外と後追いで入手している曲が多く、思っていたよりも知っている曲は多かった。そして同時に機械的に年間チャートトップ100をレビューするのは向いてないなというのを改めて確信…。既に過去曲回顧で取り上げた曲は改めて書くことが無いし、それ以外はそもそも知らないので書くことが無い。しかも年間チャートシリーズでは聞き直さずに記憶だけで書いているのでさらに書くことが無い。アーティストごとにそのモードになって聞きながらやるアーティストごとのスタイルの方がやはりいいようだ。

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