aiko 初ベスト記念シングルレビュー〜1998-2010〜

 

 

 

1st あした
あした あした 98年7月17日
映画「新生トイレの花子さん」主題歌を歌うということで作詞とボーカルだけでの参加。インディーズでは既に作詞作曲をしていたが、今作は小森田実が作曲編曲をしているため、異色の楽曲になっている。打ち込み全開のミステリアスな空気漂う曲で他の楽曲とは全く方向性が違っている。あまりに違いすぎて1stアルバムでもラスト収録となっているが、そもそも収録しなくてもよかったのではないかというくらい浮いている。とはいえ曲自体はそれなりにいい。1年後に小森田実は深田恭子のデビュー曲「最後の果実」にこの曲を流用。aikoもコーラス参加するという謎の事態となっている(この時点でaikoは『花火』リリース前でまだあまり知られていなかったので特に参加のアナウンスも無かった)。まあ売れなくてよかったというか、これがバカ売れでもしようものならこの路線のままにされていたかもしれないし、1発屋になりかねなかったと思うのでそこまで売れなくて良かったんだと思う。ただ当時は1ショット契約だったため(aikoはボーカリストとして参加すると思っていたので、制作途中でデビュー作となると聞いて驚いたそうだ)、これが少しは売れたことで(89位だけど)再契約となったと明かされている。この経験があったせいか、以降の作品は全て自作でおなじみの制作陣でずっと制作されている。なお唯一の8センチシングルだったが、その後12センチで再発されており、16位まで上昇。順位で次回作を上回ったが、売上は最も低い。また再発の際に初回盤は恒例のカラートレイ仕様となった。
★★★☆☆
1stアルバム『小さな丸い好日』


2nd ナキ・ムシ
ナキ・ムシ 99年3月3日
特に90年代のアーティストというのは売れる前に名曲と呼ばれるバラードがあるが、aikoの場合は今作である。というか2枚目、初の自作にして既に世界観が確立。アレンジャーも島田昌典でたまに違う人に取り換える程度で10年後もほとんど同じようなことをやっている。ゆえにこの後のレビューは何書けばいいというのか!?どうすんの俺!?なお今作からマキシシングルになったが、当時は薄型マキシケースで売れてから改めて以降の作品と同様にアルバムサイズのジャケットで再発している。再発の際に初回盤は恒例のカラートレイ仕様となった。この時に26位まで再上昇した。「あした」再発の方は16位まで行ったのでこの曲が最も低い順位のシングルとなってしまった。
★★★★☆
1stアルバム『小さな丸い好日』
2ndベスト『まとめU』


3rd 花火
花火 99年8月4日
ブレイク曲。初登場26位からじわじわ上昇してトップ10入り。最高10位ではあるが99年の夏を彩った。当時ヒットチャート音楽を聞いていた人でこの曲の出現を覚えてない人はいないだろう。代表曲の1つであり、おそらく知名度も相当高いはず。今になって思えばこの手のアップテンポはシングルでもけっこう珍しい感じだが、ポップでいて何だかうねりまくりのメロディーはよく聞くとかなり凄い。カラオケ全盛の時代だったが、うかつに手を出して自爆した人も多かったのではないだろうか。
★★★★★
2ndアルバム『桜の木の下』
1stベスト『まとめT』


4th カブトムシ
カブトムシ 99年11月17日
今度は初登場で8位に入って前作に続いてロングヒットになった代表曲の1つ。売上としては3番目となる。aikoバラードとしてはおそらく最も人気も知名度も高いと思われる。11月にもなってカブトムシというのは謎だし、そもそも冬全開の詩曲だが、aiko本人がカブトムシを冬の虫だと勘違いしていたためらしい。聞きやすいバラードだが、やはりうねりまくりのメロディーはすさまじい。前作以上に何か歌いやすそうだからとカラオケで手を出したら大自爆した人は多かったと思う。なお当時は耳には残っていたものの特に手を出すほどではなく、この曲を確かな名曲だと認識するようになったのはかなり最近である。今作からシングルもアルバムも初回盤は帯が透明でカラートレイ仕様というのが定番となった。シングルに関しては全てではないがジャケ写も初回と通常では違う。
★★★★★
2ndアルバム『桜の木の下』
1stベスト『まとめT』


5th 桜の時
桜の時 00年2月17日
アルバム先行で初回限定生産。そのため速攻で売り切れてしまい一時期凄い値段になっていた。「右手をつないで〜♪」のサビのインパクトが凄い気にいってこの曲がツボにはまって、当時アルバムを借りてきた覚えがある。アルバム自体も名盤であったが、当時はまあまあいいな程度だったので以降はアルバムには手を出さず、A面曲コンプリート目当てでシングルだけ残さずレンタル、という聞き方を長年続けていくことにしていた。
★★★★★
2ndアルバム『桜の木の下』
1stベスト『まとめT』


6th ボーイフレンド
ボーイフレンド 00年9月20日
唯一50万枚を突破したダントツ最高ヒット曲。アルバムのミリオンヒットを受けて期待が高まっている最高の時期にリリース。カントリー風味を取り入れたアップテンポなポップソング(相変わらずうねりまくり)。PVは実際に牛舎(?)で歌ったり、カントリー風にガンマンに扮してみたりしていたのでそれも印象的。最高ヒットだけに知名度は高いがこの曲が1番好きという人は案外そんなにはいないのかなという気もする。サビの「テトラポット」が商品名なのでNHK的にNGなのではないか?とささやかれ、紅白出演時に歌詞がどうなるのかと当時話題になったりもした。だが00年代を迎えたNHKもそこまで古くは無く、そもそも商標登録されているのは「テトラポッ」であり違うものだということになり、無事にそのまま歌われた。
★★★★☆
3rdアルバム『夏服』
2ndベスト『まとめU』


7th 初恋
初恋 01年2月21日
安定にバラード。初動は今作が最高で、30万突破となって2番ヒットとなったが、CD不況が間もなく本格化したこともあって結果的に前作がダントツヒットで中間の40万台ヒットが出なかったどころか、今作でさえも唯一の30万台。以降は20万枚もほとんどないというくらいになってしまう。単に1人で歌ってるだけの最もシンプルなPVといい、とにかくじっくり歌を聞いてくれ!といった感じの魂こもったバラード。当時いい曲だけどちょっとタルいかな〜とも思っていてそこまで好きな曲ではなかった。改めて聞くとなんだかんだ「残っている」感があるのでやっぱりいい曲なんだな。
★★★☆☆
3rdアルバム『夏服』
2ndベスト『まとめU』


8th ロージー
ロージー 01年5月30日
わざと強敵に当ててるんじゃないかというくらい最高2位がずっと続いたaikoだが、早い段階で1位を取れるタイミングがあったとすればこの時が最も有力だった。敵がいなかったからである。ただこの週に限って今までトップ10ギリギリレベルだったTOKIO/桜庭裕一郎「メッセージ/ひとりぼっちのハブラシ」がドラマ効果で大爆発してTOKIO史上初の1位をかっさらってしまった!当時既に国分太一とaikoの交際は話題になっていたので、まさかの恋人に阻まれた!と一部で話題にも。とはいってもこの曲は前作から売上が半分になってしまい、累計で前作初動程度という大幅ダウンだった(以降も下がって行ってだいたい累計10万ちょい〜前後くらいで固定)のでまあしょうがなかったような気もするけど。曲の方はインディーズ時代のリメイク。リメイクだがあまり大きくは変わっていないらしく、打ち込みが生になった程度であると本人が語っている。バラードではないし、かといってアップテンポでもなく印象的には何とも普通な感じなのだが相変わらずうねりまくっているのでインパクトはある。ただ前作までの圧倒的な強さに比べると印象が少し薄かった。ただ聞き込むほどにハマる1曲である。
★★★★☆
3rdアルバム『夏服』


9th おやすみなさい
おやすみなさい 01年11月21日
ドラマ「さよなら、小津先生」主題歌。ドラマも見ていたが実はあまりかかっていた印象が無い。曲自体がこれまでになく、しっとり地味だったのもあるが、終了後、次回予告までのワンダのCMがドラマとタイアップしていてドラマのメイキングを1分の特別CMで見せていてそのタイアップがミスチル(優しい歌)だったので、完全にそっちの方に印象がいってしまっていてこのドラマはこの曲よりも「優しい歌」が主題歌だったような印象になってしまっている。まあタイトル通り、眠りにつくには悪くないしっとり具合だが、当時も今もそこまで好きな曲ではない。
★★★☆☆
4thアルバム『秋 そばにいるよ』


10th あなたと握手
あなたと握手 02年4月24日
久々の爽快アップテンポ。ここまで爽快に突き抜けたのはシングルでは初めてだったと思う。春らしいさわやかな曲で、川の作業船の上で歌うPVも印象的。さらにこのPVではローラーブレードの勝負に挑むaikoという謎な映像も随所に登場。ダントツビリの走行だったのだが、上位選手を背後から一斉に仕留めてコケさせて優勝をかっさらうという黒aikoが見れる。オチでは見事失格になっている。ここまで爽快な曲はあんまりないのでベストには入れてほしかった。後の同じくアッパーな『花風』とどっちかが外されるかなとは思ったが両方外れるとは…。
★★★★☆
4thアルバム『秋 そばにいるよ』


11th 今度までには
今度までには(限定) 今度までには(通常) 02年8月14日
編曲が吉俣良だが、特に大きく印象が変わったりはしていない。『ロージー』に近い雰囲気の曲。「あれも素晴らしくて〜♪」のサビは印象的だったけどまあ特に当時好きな曲というわけでもなく、あまり聞かなかった。わりといい曲だとは思うが、まあベストに入らなかったのも何となく納得である。ていうか4thアルバムに収録された3シングルが全部ベストから外されているのは何故だ?そんなに微妙な時期だったのか?確かにブレイクの勢いも落ちた停滞期っていう印象はあったけど。どうでもいい話だがaikoのCDは基本的に初回盤と通常盤でジャケットが違うが(初回盤は透明帯でカラートレイ仕様、シングルの場合はブックレットページ増)のだが、品番は同じである。しかし今作と『秋 そばにいるよ』だけは初回と通常の品番が異なっている。
★★★☆☆
4thアルバム『秋 そばにいるよ』


12th 蝶々結び
蝶々結び 03年4月23日
ずっとシングルだけは聞いていたものの、どうもブレイク時期が1番良かったような気がし始めていてあまり期待していなかった。だが03年はいきなりノックアウト。なんだかよく分からないがこの曲の爽快なサビにメチャクチャハマリ、大学入学直後の時期にZONEの「true blue」、DEEN「翼を風に乗せて〜fly away〜」といった当時大ファンだったアーティストと並んで聞きまくり。たぶんこれが1番聞いた曲だと思う。PVのaikoはたぶん全PVの中で1番幼い感じに映っている。
★★★★★
5thアルバム『暁のラブレター』
1stベスト『まとめT』


13th アンドロメダ
アンドロメダ 03年8月6日
aikoは視力はいいらしいが、ちょっと疲れ目を感じた時に思い浮かんだ曲らしく、サビの歌詞に特にその辺りが表れている。そこからここまで膨らませる辺りはさすが恋愛ジャンキー。ピアノを生かしたアップテンポというのがツボにはまり、今回もリピートしまくった。この曲はとにかくピアノの入れ方が良い。もちろんメロディーも冴えに冴えまくっていて世間的には何でこの時期?かもしれないが、個人的にはここがピークだった。
★★★★★
5thアルバム『暁のラブレター』
2ndベスト『まとめU』


14th えりあし
えりあし (CCCD) 03年11月6日
一転してしっとりバラード。しかもついにCCCDの餌食になってしまった。前2作の勢いでアルバム購入を考えていたが、アルバムもCCCDになると聞いたのとこの曲で一気に勢いが無くなった気がして購入をスルー…どころかレンタルさえスルーしてしまったというどんだけ一気に冷めたんだよ状態に陥った。ファン人気も高いらしいんだけどねぇ…。なんだか落ち着いたラブバラードは引っかからないみたいで。初出場の「ボーイフレンド」以来、2年出ていなかった紅白に2度目の出場でこの曲になった時は正直この年は前2作を期待していたのでガッカリした。ただ最近になってようやくこの曲がけっこう名曲だったんじゃないかと思えてきた。今回改めて聞いてみたけど…いいじゃないか。
★★★☆☆
5thアルバム『暁のラブレター』
1stベスト『まとめT』


15th かばん
かばん 04年4月28日
この少し前に大塚愛が「さくらんぼ」でブレイク。続く「甘えんぼ」はaikoのようだと言われていた。それを意識したわけではないと思うが、常にうねりまくりのaikoの曲の中でもこの曲はすさまじかった。サビの音程の動きは、その辺の音楽知識が苦手な俺でもなんじゃこりゃ!?って感じだったし複雑。もうこれはまねできない領域というオンリーワンオーラが出まくっていた。あまり好きな曲ではなかったし当時もそんなにハマらなかったが、凄い1曲である。
★★★☆☆
6thアルバム『夢の中のまっすぐな道』
2ndベスト『まとめU』


16th 花風
花風 04年9月1日
爽快アップテンポ。この手の曲は好きな系統だったはずで、当時も勢いあっていいよねみたいな反応も多かったように記憶しているが実はあんまりピンと来なかった。安定していい曲だけど「あなたと握手」の方が好きだったなぁという感じ。ていうかこれもベスト入ってないのかよ!04年のaikoの印象はこの曲だろうか。3度目の紅白でも歌われた。
★★★☆☆
6thアルバム『夢の中のまっすぐな道』


17th 三国駅
三国駅 05年2月16日
「えりあし」をも越える地味系バラード。今回は儚すぎて消えそうなくらいの印象で実際PVでのaikoも亡霊のようだった。この手のしっとり系は年を重ねるごとにしっとり感が高まっているが、今作はノスタルジーな雰囲気もあってそれは他にはない魅力だろうか。たださっぱり聞かなかった…。やはりオールナイトニッポンなど元気なイメージが強かったので、何かイメージに合わなかったんだろう(ライトリスナー)。
★★★☆☆
6thアルバム『夢の中のまっすぐな道』
2ndベスト『まとめU』


18th キラキラ
キラキラ 05年8月3日
ドラマ「がんばっていきまっしょい」主題歌。ブレイク時期以来久々のロングヒットを記録して、『初恋』以来の20万突破を果たした。初期以外は固定ヒットしか出ておらず、今作以降もそうなので、目立って1つ抜けたヒット曲という印象がある。初期以外で上がってくる代表曲といえばこの曲しかないんじゃないだろうか。ただどういうわけか紅白ではこの曲を歌わず次回作というのは謎だった。ドラマ自体はあまり面白くなく、NEWS内くんが飲酒でクビになってKAT-TUN田口に途中交代するなど騒動の印象も強いが、青春のさわやかな感じに曲調はハマっていた。ただ歌詞は少し不思議な感じで、羽が生えたとかサビ冒頭で歌っているのでこの主人公の女性は「生きてるのか?地縛霊かなにかじゃね?」という印象を抱いた。
★★★★★
7thアルバム『彼女』
2ndベスト『まとめU』


19th スター
スター 05年11月30日
当初はあまり好きな曲じゃなかったが聞き込むほどに引き込まれた曲。発売当初よりも今の方が数倍好きかもしれない。ミディアム調だが今までになく、意外とサビが壮大な1曲で迫っていくような雰囲気。惜しいのはストリングスが強調され過ぎていて楽器が弱いところである。もっと楽器をガンガン言わせた方がこの曲のスケールの大きさが際立ったんじゃないだろうか。他の穏やか系やポップ系、ひねくれ系ミディアムとは一線を画している。紅白ではリリースされたばかりの今作が歌われたが…。
★★★★☆
7thアルバム『彼女』


20th 雲は白リンゴは赤
雲は白リンゴは赤 06年7月12日
明るくポップな曲だがどうもアレンジの方向性がスカっぽくて好きじゃなくて未だに印象が良くない1曲。タイトルも最初意味が分からなかったんだけどこれは単純に「雲は白」「リンゴは赤」と分けレばいいだけの話であった。最初は「雲は、白リンゴは赤」だと思っていたので何言ってんの?状態だった。06年唯一のシングルだが、この年の紅白ではアルバムに収録されていた『瞳』が歌われた。あちらの方がCMタイアップとして印象深く、ベスト盤にも選ばれるなどシングル級の待遇を受けていたので06年のaikoはシングル曲である今作より、『瞳』の方が数倍印象が強い。
★★★☆☆
7thアルバム『彼女』


21st シアワセ
シアワセ 07年5月30日
開放感のある明るい曲。これまでに比べてこの頃から地味になってきたような感じもあるんだけど次回作がもっと地味だったので結果的には07年のaikoというとこの曲を思い出す。紅白でもこの曲が歌われた。過去の名曲を越えるほどではないが安定感あるポップ曲。
★★★★☆
8thアルバム『秘密』
2ndベスト『まとめU』


22nd 星のない世界/横顔
星のない世界/横顔 07年8月22日

星のない世界
初の両A面なんだけど、なんていうか単独A面には弱いからA面にしたんじゃないかというくらいこの曲の印象が薄い。当時から『横顔』の方が有名だったように思うし、ベストにも外されたしますます影が薄くなってしまった感がある。わりと量産型というか、アルバムでもこのくらいの曲は平均的に入っているのでわざわざシングルにするまでも無いというか…。
★★★☆☆
8thアルバム『秘密』

横顔
ドラマ「ホタルノヒカリ」主題歌。ヒットしたドラマだし、個人的にも非常に楽しく見ていたドラマなのだがさて主題歌となると妙に印象が皆無。というのもこのドラマ、主題歌を主題歌としてかけずにドラマが続いている中でスタッフロールと一緒にバックでかけるだけ→そのまま次回予告という使い方をしていたので、ドラマ自体がテンション高いこともあって曲の方に全く意識がいかない。サビだけ聞けばそういえばこんな感じの曲かかってたっけなぁ…とは思うので少なくとも『星のない世界』よりは印象的なんだけど、それでも今回の両A面はこれまでに比べるとやや印象が薄かった。ドラマではballad versionも使われた(記憶に無い…)が、配信限定でリリースされたのみだった。ベスト盤の初回特典ラジオCD内でこのバージョンがかけられており4年越しでCD化も果たしている。
★★★☆☆
8thアルバム『秘密』
1stベスト『まとめT』


23rd 二人
二人 08年3月12日
久々に来たわぁ!って感じの爽快な曲。歌詞は切なく、「私とあなた」の二人を歌った曲なのかと思ったら、2番になると「あなたとその彼女」が二人だったと判明。主人公はそれを見ているだけのストーカー片思いだったと判明。恋愛しかないのであまり共感できるところもなく、aikoの歌詞に関してぶっちゃけあまり感銘を受けたことが無かったんだけど、この曲の歌詞だけはやられた!と思った。アルバム先行シングルだったので、勢いで2nd以来のアルバムに手を出してみたのだが…。うん、前後のアルバムの方が名作だったよね!
★★★★☆
8thアルバム『秘密』
2ndベスト『まとめU』


24th KissHug
KissHug 08年7月23日
映画「花より男子FINAL」挿入歌。歴代の挿入歌は嵐の主題歌と並ぶどころかそれ以上のヒットを記録していた大人気ドラマの映画版だったが、セールス的にはそこまで目立った動きにはならず。パッと聞き少々地味すぎた感もある。アルバムの中には1曲こういうのがあってもいいんだけど。個人的にaikoはずっとA面はずば抜けて風格のある曲を選んでいるなと思っていたのだがこの頃からそれが揺らいできた。紅白ではこの曲が歌われたが個人的には『二人』を聞きたかった。ただ『BABY』の流れで聞いたら少し印象が変わってシングル単独で聞いていた時より印象が良くなった。
★★★☆☆
9thアルバム『BABY』
2ndベスト『まとめU』


25th milk/嘆きのキス
milk/嘆きのキス 09年2月18日

milk
初の1位獲得曲であり、少し変わった雰囲気でインパクトはあるので近年のaikoの中では代表シングルということになるとは思う。ただ個人的にはそこまで好きな曲調ではなかったので、特にそんなに繰り返した聞いた記憶も無い。なお『まとめT』『まとめU』通して発売時点で2年古いこの曲が最新となったが、これはあまり新しい曲は入れたくなかったという考えがあったためらしい。09年唯一のシングルで、初の1位という記念すべき曲ながらこの年の紅白では当時CD化どころか配信でさえリリースされていなかった『あの子の夢』(朝ドラ主題歌だったため)が披露されている。
★★★☆☆
9thアルバム『BABY』
1stベスト『まとめT』

嘆きのキス
個人的に『星のない世界』以上に印象の薄いA面曲。同じようなタイプのロック調のミディアムバラードなんだけど何とも煮え切らない印象でどうにもこうにも。A面の中では1番これといった印象が無い曲である。
★★★☆☆
9thアルバム『BABY』


26th 戻れない明日
戻れない明日 10年2月3日
2作連続で1位を獲得。これまであんなに強敵にばかりぶつけて意図的に回避しているとしか思えなかったのに2連続1位は意外であった。敵がいなくなってしまった…というのもあるが自身の売上も下がってしまっており、この曲も1位を取ったからといって過去の代表曲に並ぶようなインパクトは特に残していないと思われる。個人的にもあまり印象に残っていないミディアムバラードである。
★★★☆☆
9thアルバム『BABY』


27th 向かいあわせ
向かいあわせ 10年4月21日
9thアルバム明けすぐにリリースされ、結果的に3ヵ月連続リリースに。しかし以降リリースが無くそのままベストが出たのでいったんアルバム未収録のままとなったシングル。次のアルバムには入ると思われる。『二人』こそ久々に良かったんだけどそれ以外は徐々に勢いが無くなってきている感じはしていてこの曲もそこまで印象は強くない。ただ前2作に比べればわりかし好きかなという程度である。この年の紅白出はこの曲が歌われた。
★★★☆☆
10thアルバム『時のシルエット』

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