第45回・改 B'z シングルレビュー〜1988-1998〜

25周年を迎えたのを記念してB'zシングルレビューもリメイク。シングルが50枚を越え、長くなりすぎたので今回も分割形式。イチブの2nd beat曲もピックアップ。大きな音楽性の変化は全てこの最初の10年間で完了したような気がする。

1stシングル だからその手を離して
88年9月21日
デビューアルバム『B'z』と同時発売。C/W含めて2曲ともアルバムにも収録さジャケットもまんまアルバムのコピーというほとんどサンプラーみたいなシングル作品。さっぱり売れず100位圏外だった。最早リマスターでどうにかできるレベルではなく(多少は良くなっているけど)、音がペッラペラでひたすらダサい。肩幅のおかしい衣装に身を包んだ2人もダサい。PVでの異様なクネクネもダサい。とにかくダサい!ギターは遥か後方で鳴っていて、ロックというよりかはひたすらバブリーな打ち込みサウンドが炸裂。サビでは"だからその手を離して"とか"今すぐ get out of my way"とか"ここには何もない"とか追い出しまくり。曲単体で見た時は別になんていう事は無いんだけど1stシングルのサビにこんな歌詞を持ってくるのが何気に凄い。今となっては、というか90年代半ば過ぎの時点で既に天下のB'zの始まりとは思えず、後追いで聞いたファンはCDを間違えたのではないかと驚いてもおかしくはない。ただこれでも初期3作の中では抜群にキャッチーな1曲だと思う。00年にはMixture Styleとしてリメイクされており、そっちを先に聞いてからこの原曲を聞いた。いくらロック化しても「だからその手を(ダン)離して(ダン)」と入ってくるサビのリズムアレンジが何とももたついている感じはしたものの、その時は原曲がまさかここまでスカスカだと思っていなかったので原曲を聞いてから改めてMixture styleの印象が上がった。Mixture style以外にも初期の時点で英語詞でリメイクされたりもしている。
★★★☆☆
1stアルバム『B'z』
非公認初期ベスト『Flash Back』
6thベスト『B'z The ]]X 1988-1998』
1stミニアルバム『BAD COMMUNICATION』(
DAKARASONOTEOHANASHITE-OFF THE LOCK STYLE-)
非公認初期ベスト『Flash Back』(
DAKARASONOTEOHANASHITE-OFF THE LOCK STYLE-)
27thシングルC/W(Mixture style)
マストアルバム『B'z The "Mixture"』(Mixture style)

だからその手を離して


2ndシングル 君の中で踊りたい
89年5月21日
前作に続いてアルバム同時発売でC/W共々アルバムに収録され、ジャケットもアルバムの使い回し。今作も100位圏外。基本的に前作の路線をそのまま引き継いだ曲で「おっどりた〜い、きみのなか〜で♪」というサビはそこそこキャッチー。初期3作のアルバムでは今作が収録された2ndが全体的には1番完成度が高いと思う。
★★☆☆☆
2ndアルバム『OFF THE LOCK』
非公認初期ベスト『Flash Back』
6thベスト『B'z The ]]X 1988-1998』
2ndミニアルバム『WICKED BEAT』(
I Wanna Dance Wicked Beat Style)

君の中で踊りたい


3rdシングル LADY-GO-ROUND
90年2月21日
3rdアルバムと同時発(以下略)。初めてO社のチャートにランクイン(39位)した記念すべき1作。歌詞に百人一首が入ってるのが特徴だが、前2作に比べると少々印象が薄い。ここまでの3作の時期は権利の問題で長年公式ベスト盤には一切収録されない(リメイクした音源なら可能)という事態が続いたが、25周年ベストで初めて以降の作品と一緒にベスト収録を果たしている(Ariola Japanの権利表記付)。たぶんAriola所属のDEENとビーイングが積極的に協力リリースしていた事と無関係じゃないと思うので、B'zファンの人はたまにはDEENの事も思い出してあげてください。
★★☆☆☆
3rdアルバム『BREAK THROUGH』
非公認初期ベスト『Flash Back』

6thベスト『B'z The ]]X 1988-1998』
2ndミニアルバム『WICKED BEAT』(
Lady-Go-Round "W-40" Style)

LADY-GO-ROUND


4thシングル BE THERE
90年5月25日
8年後までアルバム未収録だったシングルの1つ。初のトップ10ヒットを果たしてここから快進撃が始まる。当時は7位だったが03年のマキシ化再発売の際は再発シングル群の中で最高となる3位にランクインした。凝りまくったイントロのインパクトが凄い。今ならそれこそ個人が自分のPCで打ち込む事も不可能ではないが、当時だとあの編集だけでもかなり時間がかかったんじゃないだろうか。メロディーというより凝ったアレンジが好きだ。
★★★☆☆
1stベスト『B'z The Best “Pleasure”』
4thベスト『B'z The Best “ULTRA Pleasure”』
6thベスト『B'z The ]]X 1988-1998』

BE THERE  BE THERE


5thシングル 太陽のKomachi Angel 
90年6月13日
初の1位獲得作品。現在も続く連続1位の記録はここから始まった。かなりはじけた印象のラテン調のノリといい、エ〜ンジェ〜ル♪といい、インパクトは抜群で1度聞いただけで耳にまとわりつく破壊力がある。アルバム初収録は8年後、その後20周年ベストではスルーされたのでアルバム収録回数も少ない曲なのだが、全くそんな気がしない。何だか常 に そ こ に い たような気がする。インパクトはそれだけ強いが、どうにも好きになれない。なお13年後にレーベル後輩某シンガーのキャッチに「コイツが噂のセクシー小町」なる謎フレーズが使用された事があるが、この曲と関連しているのかは不明。
★★☆☆☆
1stベスト『B'z The Best “Pleasure”』
2ndミニアルバム『WICKED BEAT』(
Komachi-Angel Red Hot Style)
6thベスト『B'z The ]]X 1988-1998』

太陽のKOMACHI ANGEL  太陽のKomachi Angel


6thシングル Easy Come,Easy Go!
90年10月3日
いい意味で初期っぽい軽さのある曲。ポップス路線の傑作の1つだと思う。サビでは"踊ろうよLADY"などと歌っているが、これまでのダンスビート調よりもややアコースティックギターに比重が置かれたサウンドが聞きやすい。ラララパートもあったりと合唱系のノリもあって馴染みやすい曲だ。ミックス変更されたRISKY Styleではドラムが立っているおかげでちょっとサウンドが硬派にかっこよくなっており、そっちの方が好き。
★★★★☆
4thアルバム『RISKY』(RISKY Style)
1stベスト『B'z The Best “Pleasure”』
4thベスト『B'z The Best “ULTRA Pleasure”』
6thベスト『B'z The ]]X 1988-1998』

EASY COME,EASY GO! EASY COME,EASY GO!


7thシングル 愛しい人よGood Night...
90年10月24日
初のバラードシングル。初期の名バラードの風格たっぷりのナンバーだが…。6分を越えるというシングル最長の楽曲の割にそこまで大きな起伏が無いので少しかったるい。さらに「ALONE」がすぐ後に控えて圧倒的存在感を放つのでどうしても影が薄くなってしまう。03年の再発売の中でもビリだった。ベスト『Pleasure』『Treasure』2作の収録曲の中でも一番最後まで記憶に定着しなかった。
★★★☆☆
4thアルバム『RISKY』
2ndベスト『B'z The Best “Treasure”』
6thベスト『B'z The ]]X 1988-1998』

愛しい人よ” GOOD NIGHT.. / ギター・キッズ・ラプソディー 愛しい人よGood Night...


8thシングル LADY NAVIGATION
91年3月27日
初のミリオンシングル。ここから連続ミリオンが始まった。「ALONE」から始まったなら分かるが、よりによってこの曲!?というほどにサウンドはバブリー。「えねっびあいじーえーてぃー、あいおーえぬ(N・A・V・I・G・A・T・ION)」の下りも凄くバブリー。現在どころか数年後には完全に絶滅していたようなアーリー90'sなセンスである。初期3作でPV制作して以降はPV作って無かったようだが、この曲はちゃんとスタジオ撮影したPVが存在。異常にクネクネ踊り狂う稲葉、間奏ではギターソロを弾きながら空中浮遊するTAKが超絶シュール。長らく事実上封印されていたのも分からなくもない。初期3作のPVもそうだが、80年代はクネクネするのがカッコいいという価値観があったのだろうか。そんなセンスは一瞬で廃れていったが、それだけ当時の時代の速度がすさまじかったのか、90年代後半の時点で80年代のセンスは全てが古く思えた。停滞しまくりな00年代の感覚ではあの速度が理解できない。リアルタイムよりは前だし実感していたらどうだったんだろう。Cookie&Car Stereo Styleでは英語詞になりサウンドもかっこよくなっている。そっちの方が好き。
★★★☆☆
1stベスト『B'z The Best “Pleasure”』
4thベスト『B'z The Best “ULTRA Pleasure”』
3rdミニアルバム『MARS』(
Cookie & Car Stereo Style)
7thアルバム『The 7th Blues』(ブルース調の別アレンジ)
6thベスト『B'z The ]]X 1988-1998』

2nd beat Pleasure'91〜人生の快楽〜
オリジナルアルバムではなく過去のヒット曲をやる全国ツアー「Pleasureシリーズ」や、ベスト盤のタイトルにもなっている代表曲の1つ。/年数を重ねるごとに主人公の友人である「あいつ」の境遇が変化していく。CD化されているのは他に'98と2008の合計3バージョンだが、ライブではさらに5バージョン存在するようだ。最初期のバージョンである'91はやはり時期が時期だけにかなり音がペラい。基本アレンジはあまり変わっていないが、'98や2008ではバンドサウンドの迫力が増しているのでそちらの方がしっくりくる。「あいつ」の状況の変化も聞きどころだが、"怖いものはありますか? 守るものはありますか? 止まれないこの世界で胸を張って生きるしかない"など人生を歌った歌詞は大人になってからよりビシバシと心に響く。アウトロのピアノ演奏も泣ける。当然2008が1番パワフルだけど、最初に聞いたのは'98なのでそれが1番なじみ深い。
★★★★★('91だと★4)
'91はアルバム未収録
2ndベスト『B'z The Best “Treasure”』('98)
4thベスト『B'z The Best “ULTRA Pleasure”』(2008)

LADY NAVIGATION/Pleasure  ’91〜人生の快楽 LADY NAVIGATION


9thシングル ALONE
91年10月30日
B'zを代表する名バラード。夕日のイメージと全体的に泣きの雰囲気に溢れた構成は文句なし。当時のオリジナルとバラードベストに収録されているアルバムバージョンではEDで聞こえるコーラス("ねきだーい、いーんですか〜い"と聞こえるアレ)が冒頭にも入っている。なおこのサイトでは1人カラオケをアローン・カラオケ、略してアロカラと称しているがそのテーマ曲が今作である(超個人的)。1度も歌った事無いけど。また実際に歌うとこの曲に漂う泣きの雰囲気から一気に虚しくなる危険もあるのであまりアロカラで歌うのは推奨しない。
★★★★☆
5thアルバム『IN THE LIFE』(コーラスから始まる)
1stベスト『B'z The Best “Pleasure”』
バラードベスト『The Ballads〜Love&B'z〜』(コーラスから始まる)
4thベスト『B'z The Best “ULTRA Pleasure”』
6thベスト『B'z The ]]X 1988-1998』

ALONE ALONE


10thシングル BLOWIN'
92年5月27日
ここで一気に150万オーバーのヒットを記録。打ち込みポップ路線の集大成のような非常にノリのいい曲。ポップなB'zの最高峰。原曲は打ち込みの要素も強いが、生音で蘇ったULTRA Treasure Styleには別のかっこよさがある。ただ何故打ち込みで完成度の高かったこの曲が再録に選ばれたのか?という疑問も若干あった。
★★★★☆
2ndベスト『B'z The Best “Treasure”』
5thベスト『B'z The Best “ULTRA Treasure”』(ULTRA Treasure Style)
6thベスト『B'z The ]]X 1988-1998』

2nd beat TIME
当時チャートでは両A面扱いされていたが、公式な表記上はあくまでC/W。ジャケットを見れば分かるが「TIME」の横には2nd beatと書いてある。かなりの人気曲でベスト盤に3回も収録されている2nd beatの最多収録楽曲。確かベスト盤が出た98年頃にTVでも披露していたような記憶がある。この時期にしてはかなりロックな印象のバラード曲。歌詞はいいが個人的にはそこまで大好きというわけではない。
★★★☆☆
2ndベスト『B'z The Best “Treasure”』
バラードベスト『The Ballads〜Love&B'z〜』
5thベスト『B'z The Best “ULTRA Treasure”』

BLOWIN’ BLOWIN’


11thシングル ZERO
92年10月7日
ここで一気にロックサウンドへ変貌。かなりハードな曲調ながらキーボードやブラス等の装飾音も入っていて意外と聞きやすい。今では普通に聞ける1曲だが、当時としては衝撃だったのでは?車ごと君の家に突っ込むという物騒な歌詞は後の「Liar! Liar!」でも登場する。稲葉は逆ギレすると車ごと突っ込みたくなる性分なのだろうか…。勢いのあるサビの展開がかなり好き。
★★★★★
6thアルバム『RUN』
1stベスト『B'z The Best “Pleasure”』
4thベスト『B'z The Best “ULTRA Pleasure”』
6thベスト『B'z The ]]X 1988-1998』

2nd beat 恋心(KOI-GOKORO-)
Treasure人気投票では1位、ULTRA Treasure人気投票でも2位と圧倒的ファン人気を誇る1曲。A面とは一転してこれまでのようなポップなナンバー。主人公が教師(稲葉は教員免許を持っている)で歌詞に「松本に相談しようか」というフレーズが出てくるといった遊び心も人気の要因だろうか。そこまで好きな曲ではないがポップなB'zとしては最高峰だ。
★★★★☆
2ndベスト『B'z The Best “Treasure”』
5thベスト『B'z The Best “ULTRA Treasure”』(ULTRA Treasure Style)

ZERO ZERO


12thシングル 愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない
93年3月17日
最大のヒット作。その割にはさほど人気も代表的扱いもされていない気はする。無駄に長いタイトルで、ビーイングでは大黒摩季やWANDSも同時期にやたら長いタイトルを発表。社内でブームだったのだろうか。当時の累計は193万程度だったが、03年の再発売で加算集計されB'z初の200万枚を突破。この曲に関しては最初に聞いたのがいつだか思い出せない。ベスト『Pleasure』を聞く前からどこかで知っていたような気もする。ただそんなに好きな曲ではない。そこまでメロディーが素晴らしいわけでもないし、サウンドももう少しロックな方が好きだし、ポップなのであればもっといい曲がたくさんあるし…。
★★★☆☆
1stベスト『B'z The Best “Pleasure”』
4thベスト『B'z The Best “ULTRA Pleasure”』
6thベスト『B'z The ]]X 1988-1998』

愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない 愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない


13thシングル 裸足の女神
93年6月2日
安定期の1曲といった感じで、適度にロックで適度にキャッチー。かなりの美メロで安定していい曲だと思う。直後に重たい方向性へ向かうので、もう少しこの路線を続けてほしかった気もする。また03年に再発されたのは4th〜今作まで。続きがあるのかと思ったら無いまま。一体なんだったのか。
★★★★☆
1stベスト『B'z The Best “Pleasure”』
4thベスト『B'z The Best “ULTRA Pleasure”』
6thベスト『B'z The ]]X 1988-1998』

裸足の女神  裸足の女神


14thシングル Don't Leave Me
94年2月9日
ブルージーかつヘビーな方向に傾いた暗黒時代の幕開け。2枚組の大作『The 7th Blues』に唯一収録されたシングルだが、収録位置は2枚目の後半とかなりチャレンジングな作品だった。PVらしいPVも久々に制作され、今でも「CDTV」などでサビ部分がOAされることが多いが稲葉の髪が松本と同程度まで伸びているなどかなりワイルドになっているのも印象的。後追いで聞いたので、そこまで違和感は無かったがリアルタイムで聞いていたら果たしてついていけたかどうか…。
★★★☆☆
7thアルバム『The 7th Blues』
1stベスト『B'z The Best “Pleasure”』
5thベスト『B'z The Best “ULTRA Treasure”』
6thベスト『B'z The ]]X 1988-1998』

Don’t Leave Me


15thシングル MOTEL
94年11月21日
シングルでも1,2を争う暗〜い曲。まさに暗黒時代。『The 7th Blues』から半年も経過してからのシングルだけど、『The 7th Blues』の雰囲気をそのまま引きずっている。毎回ファン投票(Treasure)では選出されているので人気曲のようだが長年そこまで好きな曲ではなかった。案外イントロからAメロの早口な部分に凄く味があるような気がする。「汚れながら生きてる」というフレーズは学生終えると凄く分かってくる言葉だ。
★★★☆☆
2ndベスト『B'z The Best “Treasure”』
5thベスト『B'z The Best “ULTRA Treasure”』
6thベスト『B'z The ]]X 1988-1998』

MOTEL


16thシングル ねがい
95年5月31日
制作集団BUMが解体し、この頃から編曲に稲葉も参加するようになった。前2作から一転して久々にポップとロックの融合がいい形で戻ってきた感のある曲。ピアノが意外とジャジーだったりするんだけど、全体的にはポップで勢いのある曲で、会社通いしていた時期になって改めてこの曲の歌詞をかみしめた。ねがいが叶うように生きていけとサビでは自分を鼓舞するように歌っているがラストでは「かなえたまへ」「かなえてよ」「かなえろよ」と古語&祈り&命令になってしまうセンスが面白い。『LOOSE』ではリズムを強調したバージョンで収録されているがそちらもなかなか味わい深い。TVで良く流れていたサビ部分のPVでは稲葉が水辺で歌っている映像が印象的。松本が何故いないのかと長年思っていたが、実は体調不良で不参加になり、急遽別撮りにしたので2人が一緒のシーンが無かったということらしい。
★★★★★
8thアルバム『LOOSE』(“BUZZ!”STYLE)
2ndベスト『B'z The Best “Treasure”』
4thベスト『B'z The Best “ULTRA Pleasure”』
6thベスト『B'z The ]]X 1988-1998』

ねがい


17thシングル love me,I love you
95年7月7日
けっこういろんな音が入っていてにぎやかなロックという感じがする。ロックな曲の中にブラスやホーンが入る曲って長い事嫌いだったんだけど、J-POP全体が逆に売れ線=ストリングスばかりになっていった00年代後半になるにつれてこういうトータル的なサウンドの良さが分かるようになってきた。『LOOSE』では打ち込みだったベースが明石昌夫の生音に差し替えられている。。稲葉が町中を駆け回るPVも印象的。
★★★☆☆
8thアルバム『LOOSE』(with G Bass)
1stベスト『B'z The Best “Pleasure”』
4thベスト『B'z The Best “ULTRA Pleasure”』
6thベスト『B'z The ]]X 1988-1998』

love me,I love


18thシングル LOVE PHANTOM
95年10月11日
B'z2番目の売上を誇る代表曲。売上トップ2がどちらも最初にストリングスの前奏が入るという点が共通している。かなりスリリングな展開で、打ち込みをベースにしつつ、派手なオペラ風のコーラスまで入ってくる等とにかくスキのない圧倒的な完成度。B'zって何気にほとんどが大ヒットしててこれだという代表曲が逆になかったりするがあえて挙げるならやっぱりこの曲だろうか。
★★★★★
8thアルバム『LOOSE』
1stベスト『B'z The Best “Pleasure”』
4thベスト『B'z The Best “ULTRA Pleasure”』
6thベスト『B'z The ]]X 1988-1998』

LOVE PHANTOM


19thシングル ミエナイチカラ〜INVISIVLE ONE〜/MOVE
96年3月6日
初の両A面シングル。シングルジャケット裏面が「MOVE」仕様になっていて、2nd beat扱いもされていない。ただ実際には当時からはほとんど「MOVE」はC/W扱いされてきて、ベスト盤に選曲されたことも無かった。

ミエナイチカラ〜INVISIVLE ONE〜
アニメ「地獄先生ぬ〜べ〜」ED。ぬ〜べ〜は原作漫画もアニメもコンプはしていないがそこそこ見ていたのでたぶん初めてリアルタイムで聞いたB'zの曲はこれ。当時からいい曲だなとは思っていたがB'zという認識は無かったと思う(同じタイアップだったPAMELAHやFEEL SO BADも同様)。ポップとロックの融合が素晴らしく、またメロディーがとにかくいい。『Treasure』でちゃんと聞いてからは変わらず好きな曲。
★★★★★
2ndベスト『B'z The Best “Treasure”』
4thベスト『B'z The Best “ULTRA Pleasure”』
6thベスト『B'z The ]]X 1988-1998』

MOVE
アルバムには『Mixture』に収録された事しか無い不遇曲。一応当時の進研ゼミのCMタイアップはついていたようで、サビだけ聞くとほのかに記憶にあったような無かったような…。かなりテンションの高いナンバーでもっと後年のような激しさも感じられる。進研ゼミ対象者の中高生にも響く曲だが大人にも響く曲だ。かなりいい曲ではあるが、長年の冷遇もあって『B'z The ]]X 1988-1998』にて他のシングルと一緒に並んでいると何でキミここにいるの?という感じにはなった。
★★★★☆
マストアルバム『B'z The "Mixture"』
6thベスト『B'z The ]]X 1988-1998』

ミエナイチカラ ~INVISIBLE ONE~


20thシングル Real Thing Shakes
96年5月15日
1曲のみのシングル。全英語詞。分厚いギターで曲を引っ張るシンプルかつハードなバンドサウンド。Aメロの異常なまでのキーの高さは怪音波状態で普通の人間には再現不能。「LADY NAVIGATION」から今作まで連続ミリオンを達成しているが、よく今作がミリオン行けたな…。最初は全然好きになれなかったが段々とギターサウンドに目覚め始めてきたあるときを境にものすごく好きな曲になった。
★★★★★
ベスト『B'z The Best “Treasure”』
ベスト『B'z The ]]X 1988-1998』


21stシングル FIREBALL
97年3月5日
「CDTV」を96年の9月過ぎ頃から見始めたので初めてランクインしてくるB'zを見た。というわけでようやくここからリアルタイム。最初は明らかにロック過ぎてほかとは違う雰囲気に何だこいつら?とか思ったのを覚えている。しかもサビは「冷凍マシンに火をつけろ♪」と聞こえたのでなんですかそれは?と。実際にはメェ〜イと溜めてから「魂に火をつけろ」と歌っていてこれはタイアップ先の要請で商品のキャッチであった「メイク魂に火をつけろ」を入れなけばならなかったためらしい。珍しくベースもTAKが弾いており、シンセは一切使われていない。さすがに少しロックに偏りすぎたせいなのかここで連続ミリオンが途切れて大きく売上を落とした。実はリアルタイムでのB'zはベスト500万枚の印象はもちろん強いが1位とってもすぐ落ちてく、という印象がすごく強い。
★★★☆☆
9thアルバム『SURVIVE』
2ndベスト『B'z The Best “Treasure”』
6thベスト『B'z The ]]X 1988-1998』

FIREBALL


22ndシングル Calling
97年7月9日
安達祐美主演の『ガラスの仮面』主題歌。ドラマを見ていたので気に入ってレンタルした。ちゃんと聞いた初めての曲。最初と最後のハードなパートと普通のバラード曲を無理やり繋げたような構成。当初はバラードパートしか好きになれず、ロックパートはうるせぇよ邪魔だよとか思っていたが現在は両方好きだ。大雨の中で歌っているPVが印象に残っている。O社では100万20枚で最終週になってギリギリでミリオンを達成。最終週で大台達成…というパターンはZARDでも何度かあったが…。
★★★★☆
9thアルバム『SURVIVE』
1stベスト『B'z The Best “Pleasure”』
バラードベスト『The Ballads〜Love&B'z〜』
4thベスト『B'z The Best “ULTRA Pleasure”』
6thベスト『B'z The ]]X 1988-1998』

Calling


23rdシングル Liar! Liar!
97年10月8日
当時は完全スルー。デジタルとロックの融合が果たされたような曲でかなりハードなサウンドが炸裂するが、反面歌詞はかなり情けない。「ZERO」に続いて車で突っ込もうとするなど物騒な事を歌った挙句に、火星人まで登場し、政治にまで切り込んだかと思えば、最後には「誰もがライアァ♪」と完全な人間不信に陥ってしまう。超絶なインパクトである。これまた当初は全く好きじゃない曲だったが、現在は歌詞の面白さもあり、けっこう好きな1曲。
★★★☆☆
9thアルバム『SURVIVE』
2ndベスト『B'z The Best “Treasure”』
6thベスト『B'z The ]]X 1988-1998』

Liar!Liar!


24thシングル さまよえる蒼い弾丸
98年4月8日
ポカリスエットのCMタイアップ。92年頃から続いていたビーイングによるポカリCMソングタイアップだがこれが最後のビーイング×ポカリ。これまでの清涼飲料水的なさわやかイメージとは明らかに異なる印象であまりにもポカリのイメージ無さすぎ。さわやかさが売りのポカリにこんな曲を提供したから以降ビーイングはポカリから切られてしまったのでは…。やはり当時は好きじゃなかったが、現在はかなり好きな1曲。配信限定でInto Free-Dangan-」という英語詞リメイクもあるが、それもかなりしびれる仕上がり。
★★★★☆
1stベスト『B'z The Best “Pleasure”』
4thベスト『B'z The Best “ULTRA Pleasure”』
6thベスト『B'z The ]]X 1988-1998』

さまよえる蒼い弾丸


25thシングル HOME
98年7月8日
『Pleasure』と『Treasure』の間にリリースされた。ラルクの3枚同時と発売が被り連続1位記録最大のピンチを迎えたが僅差でなんとか1位を獲得。また今は亡きプラネットチャートではラルクに全敗して初登場4位となり、そもそも当時数字が公開されていなかったO社デイリーチャートでも負け気味だったのでこの結果はO社マジックとも言われた。最終的にはラルクの3枚中2枚に累計で負けているが、当時のB'zとしてはミリオン近くまで引っ張り、目立ったヒットを記録。それだけの風格ある名曲だと思う。鏡をのぞけば〜の歌詞に呼応して「テクマクマヤクォ〜ンウォ〜ン♪」とコーラスが入るがこれはアニメ「ひみつのアッコちゃん」ネタ。鏡を使ってアッコちゃんが変身する際の呪文「テクマクマヤコン」である。元々は70年代以前の古い昭和のアニメ作品だが、一応当時リメイクアニメ(3作目)が放映されていた。最近の若い人には何のことかさっぱり分からないかもしれないが、コミュニケーションの難しさを歌った深い歌詞に紛れてかなり高度なギャグを挟んだものだ…。なお2nd beat「The Wild Wind」には映画「不夜城」タイアップがつき、裏ジャケも「The Wild Wind」仕様になっていたので、当時のチャートでは両A面表記されていた。だが公式の扱いではあくまでC/W(2nd beat)である(背文字部分は「HOME」表記のみ)。
★★★★★
2ndベスト『B'z The Best “Treasure”』(シークレットトラックに1コーラスのアコースティックバージョン)
バラードベスト『The Ballads〜Love&B'z〜』
3rdベスト『B'z The Best “PleasureU”』
4thベスト『B'z The Best “ULTRA Pleasure”』
6thベスト『B'z The ]]X 1988-1998』

HOME

戻る