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co-arranged by 吉澤瑛師(3)

リリースデータ

メンバー

L'Arc〜en〜Ciel6thアルバム。『ray』と2枚同時発売。前作以降8枚リリースされたシングルが2作に4曲ずつ分割して収録されている。また1ヶ月後にはアニメ『GTO』OPに起用された「Driver's High」がシングルカットされた。2週連続1位を獲得し、『ray』と共に初の200万枚を突破、今作が最大のヒット作となり、最終的に『ray』を15万近く上回った。初回盤は特殊プラケース仕様でケースに付属する帯がブックレットになっている(このため初回盤は帯が無いと歌詞カードも無い)。06年には結成15周年を記念して『ray』と共に15th Anniversary Expanded Editionとして再発された。CDはリマスターされずにそのままだったが、新たにMVのメイキング映像や当時の関係者のインタビュー映像、ライブの舞台裏映像などを収録したDVDが付属した。15th Anniversary Expanded Editionは『ray』を下回った。

前作から1年4ヶ月でシングル8枚というのがまず凄い。当時のラルクは人気も凄かったがとにかくどんどん新曲が出てきてすさまじいハイペースだった。1枚に入れるとベスト盤になってしまうからという理由でかつてのミスチルやマイラバのように時間差でリリースするならまだしもオリジナルアルバムを2枚同時に用意するという発想になるのも凄いが、この時期はとにかくどんどん曲が生まれるハイテンションな状態だったんだろう。そんな当時の勢いがそのまま表れた作品。今作の方がポップな印象のシングル曲が多いが、対照的にアルバム曲は実験的な雰囲気の楽曲が多い。何故かハワイアン風の曲まで飛び出してきて何だか良く分からないところもあるが、なんだかんだシングル曲はどれも勢いがあったし、人気絶頂期特有の勢いで多少のマニアックさも気にせずに聞けてしまう。さすがに最大のヒット作だから最高の完成度かというとそこまでではないとも思うけど…。シングル曲と違って後半のアルバム曲に関してはある程度聞いていかないと良さが見えてこないし、じっくり聞いて馴染んでいくには当時のリリースペースは速すぎた。

　　15th Anniversary Expanded Edition 　

印象度★★★☆☆

2016.9.17更新

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