TWENITY 2000-2010
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | NEO UNIVERSE | hyde | ken | L'Arc〜en〜Ciel and 岡野ハジメ | 19thシングル 最高1位 売上110.4万枚 |
2 | finale | hyde | tetsuya | L'Arc〜en〜Ciel and 岡野ハジメ | 19thシングル両A面曲 |
3 | STAY AWAY | hyde | tetsuya | L'Arc〜en〜Ciel and 岡野ハジメ | 20thシングル 最高2位 売上73.4万枚 |
4 | get out from the shell | hyde | yukihiro | L'Arc〜en〜Ciel | 20thシングルC/W |
5 | READY STEADY GO | hyde | tetsuya | L'Arc〜en〜Ciel and 岡野ハジメ | 22ndシングル 最高1位 売上31.1万枚 |
6 | 瞳の住人 | hyde | tetsuya | L'Arc〜en〜Ciel and 岡野ハジメ | 23rdシングル 最高1位 売上17.0万枚 |
7 | REVELATION | hyde | yukihiro | L'Arc〜en〜Ciel and 岡野ハジメ | 9thアルバム『SMILE』収録曲 |
8 | New World | yukihiro | yukihiro,hyde | L'Arc〜en〜Ciel and 岡野ハジメ | 26thシングル 最高1位 売上18.3万枚 |
9 | 叙情詩 | hyde | ken | L'Arc〜en〜Ciel and 岡野ハジメ | 27thシングル 最高1位 売上14.6万枚 |
10 | AS ONE | hyde | hyde | L'Arc〜en〜Ciel and 岡野ハジメ | 10thアルバム『AWAKE』収録曲 |
11 | Link-KISS Mix- | hyde | tetsuya | L'Arc〜en〜Ciel and 西平彰 | 28thシングル 最高2位 売上23.6万枚 11thアルバム『KISS』収録Ver. |
12 | MY HEART DRAWS A DREAM | hyde | ken | L'Arc〜en〜Ciel | 31stシングル 最高1位 売上14.8万枚 |
13 | DAYBREAK'S BELL | hyde | ken | L'Arc〜en〜Ciel | 32ndシングル 最高1位 売上18.1万枚 |
14 | Pretty girl | ken | ken | L'Arc〜en〜Ciel and 岡野ハジメ | 11thアルバム『KISS』収録曲 |
15 | I Love Rock'n Roll | Jake Hooker/ Alan Merrill |
L'Arc〜en〜Ciel and 岡野ハジメ | 配信限定シングル THE ARROWSのカバー 初CD化 |
※22ndシングル以降200位以内データ
リリースデータ
2011年2月16日 2011年3月9日(BOX) |
初登場7位 初登場8位 |
売上2.2万枚 売上4.6万枚 |
Ki/oon Records |
メンバー
Vocal | hyde |
Guitar | ken |
Bass | tetsuya |
Drum | yukihiro |
L'Arc〜en〜Ciel結成20周年ベスト。通算6〜8枚目のベスト盤の3枚同時発売で今作は後期にあたる。00年のシングル、01年を飛ばして長期休止を経て04年の再始動から07年までの選曲となっている。アルバムでいうと8th〜11thの4枚からの選曲。この時期のシングルで収録されていないのは「Spirit dream inside-another dream-」(未だにアルバム未収録)、「自由への招待」「Killing Me」「SEVENTH HEAVEN「Hurry Xmas」の5曲。また現時点で最新のオリジナルが07年の『KISS』であり、オリジナルアルバムが出ていない08年以降にリリースされたシングルは全て未収録となっている。「DRINK IT DOWN」「NEXUS 4/SHINE」「BLESS」の3シングル4曲がそれに該当する。よって実質2007年までの選曲となっているがタイトルが2010までになっているのは、初CD化となったカバー「I Love Rock'n Roll」が配信されたのが2010年だったためである。tetsuがtetsuyaに改名したのは2009年12月だが、今作の楽曲クレジットもtetsuyaに変更されている。
大不評となりファンでも大半が買い控えたようで3作の中でトップ10入りを果たしたのは今作のみ。3月9日には3作をセットにして過去のライブヒストリー&CM映像集などを収録したDVD付の『TWENITY BOX』もリリースされた。こちらを待っていたファンが多かったようでBOXが最も売上が高かったものの通常時は大幅に下回った。また今作のリマスターは宮本茂男が担当している。
『The Best of L'Arc-en-Ciel 1998-2000』との被りは冒頭4曲まで。そのため『TWENITY』シリーズを3作セットで聞く以外に、『The Best of L'Arc-en-Ciel』を2作聞いた後に次に聞くベストとしても使える内容にはなっている。また同じく00年までの選曲だった『Clicked Singles Best 13』の後でもOK。とはいえ休止期間を挟んでの選曲になっているので何とも中途半端な感じがする。今回ベストを出すのであれば『The Best of L'Arc-en-Ciel 1998-2000』の続編として04年以降のベスト(ボーナス的に01年の『Spirit dream inside-another dream-』も回収)1枚で出すのが理想だった。今作でもシングルが抜けている上に、8thアルバム『REAL』のアルバム曲が無いどころか、残り3作のアルバム曲からも1曲ずつと他の2作と比べてアルバム曲が少ない。02、03、06年のリリースがそもそも無く、01、08〜10年以降を収録しなかったので「2000-2010」とはなっているものの実際の年数は4年分。それでもかなり駆け足になってしまった感は否めない。1年前の『QUADRINITY〜MEMBER'S BEST SELECTIONS〜』との一部重複はあるものの、過去のベストと被りが少ない04年以降のベストはもっとじっくり選んでほしかった。
04年以降のラルクに関しては音の印象がそれまでと違って明らかに開放的になっている。やたらポップな曲が増えるのもあるけど、けっこう激しい曲でも00年までと比べると非常に聞きやすくなった。カッコよさはみじんも損なわれていないし、難解な方向には進まずに格段に進化したような印象だ。ソロ活動が充実したことでバンドへはすっきりした気持ちで挑んでいるということなのだろうか。これでこの時期のオリジナルも聞いてみようと思えたので、中途半端な選曲でも意義はあったかな。
それにしてもこの『TWENITY』シリーズ、レコード会社主導にしても強引すぎる企画だったと思う。前のベスト盤との被りもそうだが、93年からの選曲なのに91年からとした挙句に、07年までしか選曲してないのに最後に入れた配信曲だけ2010年だから2010とするのもメチャクチャだ。実質1993-2007。20周年を銘打っているのに15周年分だったという。
印象度★★★★☆