As You Were

リリースデータ

Liam Gallagher1stアルバム。元Oasis、元Beady Eyeボーカリストのソロデビュー作。ノエル脱退によるOasis解散後、残ったメンバーでBeady Eyeを結成して2枚のアルバムをリリースするも2014年10月に突如メンバーのTwitterで解散が伝えられた。以降のリアムは音楽活動を行っておらず、Beady Eyeの2ndアルバム『BE』は13年6月発売だったので、新作リリースは4年4ヵ月ぶりとなる。日本では「Wall of Glass」が6月に先行配信されたのみだが、海外では「Wall of Glass」だけではなく、「Chinatown」、「For What It's Worth」、「Greedy Soul」も配信シングルとしてリリースされていた模様。Oasis、Beady Eye、そして兄のNoel Gallagher's High Flying Birdsもずっとソニーから作品をリリースしているが、今回ソロではワーナーと新規契約した模様。

本編は全12曲で、海外のデラックス・エディションでは13〜15がボーナストラックとして追加されている。日本盤にはさらに16〜18にアルバム本編収録3曲のライブ音源が追加収録されている。日本盤は1種発売で、デラックスエディションという区別もないため、13〜15がボーナス扱いされずにアルバム本編と同じ扱いになっている。

Beady Eyeは特に2ndがかなり地味な作品だったので正直良さを感じるのが難しかった。今作は見事にOasis時代から多くのリスナーが期待するロックシンガーLiam Gallagherが堂々帰ってきた…といった印象のロックアルバム。1人で全部書くのではなく、潔く自分だけではビッグな曲をかけないとして、Greg Kurstinを中心に共作や外部提供、プロデュースを迎えた事と、参加した人たちがある程度共通の認識としてロックシンガーLiam Gallagherを思い描いていたためだと思うけど、今作にはこれまでやったこと無いような斬新な方向性はない。しかしそもそもそんな新しいことは望んでいない。まさにこれぞリアム！といった期待通りの昔ながらの、しかし古くはないロックナンバーが並んでいる。また新作としてロックシンガーLiam Gallagherの歌声が聞けたのが単純に嬉しい。そんな1枚。

日本盤　　輸入盤Deluxe edition　　輸入盤 　

印象度★★★★☆

2017.12.8更新

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