Knebworth 22

No タイトル Written by 備考
1 Hello Noel Gallagher OASIS 2ndアルバム『(What's the Story) Morning Glory? 』収録曲
2 Rock 'n' Roll Star Noel Gallagher OASIS 1stアルバム『Definitely Maybe』収録曲
3 Wall of Glass Liam Gallagher,Greg Kurstin,
Andrew Wyatt,Michael Tighe&
Andrew Sidney Fox
1stアルバム『As You Were』収録曲
4 Shockwave Liam Gallagher,Greg Kurstin,Andrew Wyatt 2ndアルバム『Why Me? Why Not.』収録曲
5 Everything's Electric Greg Kurstin,Friedrich Kunath,
Dave Grohl,Liam Gallagher
3rdアルバム『C'mon You Know』収録曲
6 Roll It Over Noel Gallagher OASIS 4thアルバム『Standing on the Shoulder of Giants』収録曲
7 Slide Away Noel Gallagher OASIS 1stアルバム『Definitely Maybe』収録曲
8 More Power Andrew Wyatt&Liam Gallagher 3rdアルバム『C'mon You Know』収録曲
9 C'mon You Know Liam Gallagher 3rdアルバム『C'mon You Know』収録曲
10 The River Liam Gallagher,Andrew Wyatt 2ndアルバム『Why Me? Why Not.』収録曲
11 Once Liam Gallagher,Andrew Wyatt 2ndアルバム『Why Me? Why Not.』収録曲
12 Cigarettes&Alcohol Noel Gallagher OASIS 1stアルバム『Definitely Maybe』収録曲、4thシングル(カット)
13 Some Might Say Noel Gallagher OASIS 6thシングル、2ndアルバム『(What's the Story) Morning Glory? 』収録曲
14 Supersonic Noel Gallagher OASIS 1stシングル、1stアルバム『Definitely Maybe』収録曲
15 Wonderwall Noel Gallagher OASIS 2ndアルバム『(What's the Story) Morning Glory? 』収録曲、8thシングル(カット)
16 Champagne Supernova Noel Gallagher OASIS 2ndアルバム『(What's the Story) Morning Glory? 』収録曲

Except take from'Hello,Hello I'm Back Again' written by Gary Glitter&Mike Leander(1)

日本盤ボーナス・トラック
CD 2
No タイトル Written by 備考
1 Stand By Me Noel Gallagher OASIS 3rdアルバム『Be Here Now』収録曲、11thシングル(カット)
2 Diamond In The Dark Andrew Wyatt,Liam Gallagher,Michael Tighe 3rdアルバム『C'mon You Know』収録曲
配信限定EP『Diamond In The Dark EP』収録Ver.

リリースデータ

2023年8月11日 初登場33位 売上0.2万枚 ワーナー

Liam Gallagher3rdライブアルバム。3rdアルバム『C'mon You Know』を2022年5月27日にリリースした直後の2022年6月3,4日にKnebworth Festivalで開催されたライブから抜粋収録22曲演奏されたうちの16曲が収録されている。日本盤CDボーナストラックとして2曲を追加収録したボーナスディスクが付属する(表記上は17,18曲目扱い)。1996年にOASISとしてネブワース公演を行って以来この場所でリアムがライブを行うのは25年ぶりとなり、ソロとしては最大規模のライブとなった。「Roll It Over」はライブ初披露だったとニュースになった。6月9日に「Roll It Over」、7月7日に「More Power」のライブ音源が先行配信された。

STANDARD CD、DELUXE CD、STANDARD 2LP、SUN YELLOW 2LP、EXCLUSIVE MARBLE 2LP…と配信以外のパッケージはCDとLPで様々な形態で発売され、Tシャツやグッズとのセット販売もされたが、収録曲数は全て16曲となっている模様。日本では紙ジャケ仕様のCD1種のみ。2曲を追加収録したボーナストラックCDは日本盤CD限定とされる。ただし追加された2曲のうち「Diamond In The Dark」は2022年8月12日に配信されたEP『Diamond In The Dark EP』の3曲目「Diamond In The Dark (Live From Knebworth 22)」として収録されていたのでとっくに公開済み。配信では日本でも16曲仕様

ギターはJay Mehler、Mike Moore、Barrie Cadoganの3人体制、ベースはDrew McConell、ドラムはDan McDougail、キーボードはChristian Maddenが担当。「Champagne Supernova」にはゲストとしてJohn Squireが参加。

一部曲間に不自然なブツ切りのような繋がっていない箇所があるが、22曲演奏されたうちの16曲なので飛ばした部分の編集を自然に繋ぐ作業はしていないということだろう。そのくらいはもう少し手を入れてくれても…とは思ったが演奏自体は圧巻。引き続きリアムのボーカルが絶好調でよく声が出ているのと、同じネブワースでも1996年のOasisの音源とは録音技術の差なのかかなり綺麗な音像になっている印象。多少音が悪かろうと圧倒的な迫力で一体感を醸し出していたのが1996年のOasisの音源であり、今作は綺麗すぎてライブ感がない、迫力があの時ほどない…と感じてしまうところもある。音源だけでは伝わり切らない圧巻の迫力はあるだろうし、2日間で17万人=8.5万人規模のライブとなれば音源だけでは収めきれないところはあるとただ観客の歓声がこれ以上大きいと迫力は増すが演奏がだいぶかき消されてしまうだろうし、ライブらしい盛り上がりを感じつつもクリアな音で聞けるのもまた良い部分でもある。

Oasisの曲が多く、どうしてもそっちの方が印象が強いのは否めないし、終盤はOasis連発になってしまうが、ソロの曲でも観客は盛り上がっていてソロ曲では最終盤演奏となった「Once」も観客はちゃんと合唱している。そもそも過去の栄光だけではこの場には立てなかっただろうし、最近の論調ではOasisを知らない若い世代のファンも掴めたのが復活の大きな理由のようでソロで大成功しているからこそここに立てたのもまた確かなんだろう。

今作は最初から最後まで観客の大歓声、そして大合唱が入っていてこの点が前回の無観客での船上ライブ『Down By The River Thames』と大きく違う。驚くのはこの公演は2022年6月3,4日である事だ。発売年の2023年ではなく、発売の1年2ヶ月前となる2022年だ。声出しが長く封じられ続けていた日本では2022年に観客の大歓声が聞こえるなどありえない状況である。1年後の2023年6月でさえまだ賛否が入り乱れていて日本ではこんなライブ音源は収録できないだろう。日本は周回遅れ、1年遅れていると散々言われていたとはいえ、海外ではこんなに早くライブ空間が2019年以前を取り戻せていた事実は大きいように思う。ラストの「Champagne Supernova」はライブ映像でも公開されているがこれがさらに驚きだ。なんとみんな素顔で大合唱しているのだ。正直2022年6月だとさすがに海外とはいえまだ規制があって観客がKPH(Kao Pantsu Human)状態で見栄えが悪いから映像で出さずにCDだけにしたのかと思ってたんだけど、とっくに元に戻っていたとは衝撃的だ(周回遅れ日本では酷暑となった2023年の夏フェス(リアムも来日)でようやく2022年6月のネブワースに近い状況(近いだけで同じではない)にようやくたどり着いていた模様)。ドキュメント映画は作ったみたいだけど、そういえばOasisもライブDVDはあまり出さなかったし、Beady Eyeもソロもなんならノエルも出してないな…。ライブ映像を単独作でリリースするって出す文化があまり無いというだけだったか。

B0CBPN7FJT

印象度★★★★☆

2023.9.9更新

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