LINDBERGU
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | Easy Go Easy Love | 渡瀬マキ | 佐藤宣彦 | 佐藤宣彦 | |
2 | E.F. Funny Face | 朝野深雪 | 川添智久 | LINDBERG&佐藤宣彦 | |
3 | Get The Emotion | 井上龍仁 | 井上龍仁 | LINDBERG&佐藤宣彦 | 3rdシングルC/W(カット) |
4 | I'm On Your Side | 朝野深雪 | 川添智久 | LINDBERG&佐藤宣彦 | |
5 | My Little Nancy | 朝野深雪 | 佐藤宣彦 | 佐藤宣彦 | |
6 | Heart Voice | 渡瀬マキ | 川添智久 | LINDBERG&佐藤宣彦 | |
7 | TRUE | 渡瀬マキ | 平川達也 | LINDBERG&佐藤宣彦 | |
8 | 10セントの小宇宙(ゆめ) | 西脇淳子 | 平川達也 | LINDBERG&佐藤宣彦 | |
9 | JUMP | 西脇淳子 | 佐藤宣彦 | 佐藤宣彦 | 3rdシングル(カット) 最高9位 売上13.9万枚 |
10 | 負けないでよ Take My Heart | 朝野深雪 | 平川達也 | LINDBERG&佐藤宣彦 | |
11 | きみにできるすべて | 西脇淳子 | 佐藤宣彦 | LINDBERG&佐藤宣彦 | |
12 | Big Town | 渡瀬マキ | 川添智久 | LINDBERG&佐藤宣彦 |
リリースデータ
1989年11月25日 1993年6月5日(再発) 2016年5月25日(ハイレゾリマスター) 2020年9月30日(UHQCD) |
最高28位 | 売上9.3万枚 | Sound Produced by 佐藤宣彦 Produced by 月光恵亮 |
JAPAN RECORDS(徳間ジャパン) |
メンバー
Vocal | 渡瀬マキ |
Guitar | 平川達也 |
Bass | 川添智久 |
Drums | 小柳昌法 |
LINDBERG2ndアルバム。前作から7ヵ月ぶり。間にシングル発売は無く全曲新曲で構成されていた。翌90年2月の2ndシングル「今すぐKiss Me」で大ブレイクを果たすが、その1ヵ月後の90年3月に「JUMP」がシングルカットされ、「Get The Emotion」がC/Wとなった。前作に続いて今作も当時は100位圏外だったが、「今すぐKiss Me」ヒット後の90年春に85位に初ランクインしてから最高28位まで上昇して100位以内に23週チャートインした。93年に1st、3rdと同時に再発されている。CDでのリマスター再発は1度もされていないが、2016年5月25日に1st〜4thの4作が一斉にハイレゾリマスターで配信された。2020年には1〜8thまでが徳間55周年記念企画の一環としてUHQCD化されて再発された(リマスターはされていない模様)。2020年には1〜8thまでが徳間55周年記念企画の一環としてUHQCD化されて再発された(リマスターはされていない模様)。
今作ではサウンドプロデューサーを佐藤宣彦1人に絞り、川添曲が増えてメンバー自作7曲で提供5作、渡瀬マキの作詞も増加した。元気溢れる中高生向け応援歌という初期LINDBERGの方向性も今作で手探りながらある程度方向性を定めてスタートした。これ以降「4」までこの路線が出すごとに磨かれていく事となるので、光る曲は光る一方で同じような曲が多いので中盤頃が若干ダレるなど「3」や「4」に比べるとさすがにやや弱いものの、勢いは抜群で今作からLINDBERGが"始まった"感じはする。この頃はとにかくガムシャラだったのか、渡瀬マキのボーカルはかなり乱暴にがなり立て気味で荒々しい側面もあるが、それが勢いに繋がっていると思う。
シングルカットされたのは「JUMP」だが、ファン人気が高くLINDBERGの代表曲の1つとなっているのは「10セントの小宇宙」。個人的には00年代序盤に高校時代を過ごしたのでその時点で発売から10年以上経過していたわけだけど、高校時代にはこの曲に大きな勇気をもらった。こういう曲が普通にアルバムに入っているというのも凄いが、だからこそシングルだけでなくアルバムまで聞く価値があるというもの。なお「10セントの小宇宙」や「JUMP」はやはり『FLIGHT RECORDER』でリテイクされていて後のベスト盤はほとんどリテイクバージョンなのでオリジナルの方が貴重。サウンド面ではリテイクの方がパワーがあるが、渡瀬マキのボーカルがより荒々しいオリジナルもまたこの時だけの勢いがあって必聴。
印象度★★★★☆
2020.4.6修正