LINDBERG[

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 She's a woman 渡瀬マキ 川添智久 JOHNIE FINGERS/LINDBERG  
2 the MOON gets Bright 渡瀬マキ 小柳昌法 JOHNIE FINGERS/LINDBERG  
3 さよならをあげる 渡瀬マキ 川添智久 JOHNIE FINGERS/LINDBERG
/井上龍仁
21stシングル 最高12位 売上13.4万枚
4 Ring My Bell 渡瀬マキ 川添智久 JOHNIE FINGERS/LINDBERG
/井上龍仁
22ndシングルC/W
5 きっと銀の針のような雨が 渡瀬マキ 小柳昌法 JOHNIE FINGERS/LINDBERG  
6 遠い夏の記憶 渡瀬マキ 川添智久 JOHNIE FINGERS/LINDBERG  
7 花火 渡瀬マキ 平川達也 JOHNIE FINGERS/LINDBERG  
8 水着とBeachとBoys 渡瀬マキ 平川達也 JOHNIE FINGERS/LINDBERG 22ndシングル 最高12位 売上9.3万枚
9 どうしてこっち向いてくれないのかな 渡瀬マキ 川添智久 JOHNIE FINGERS/LINDBERG  
10 泣きたくなっちゃうくらい大すき 渡瀬マキ 平川達也 JOHNIE FINGERS/LINDBERG  
11 バラ色の未来 渡瀬マキ 小柳昌法 JOHNIE FINGERS/LINDBERG  
12 JACK&BETTY 渡瀬マキ 小柳昌法 JOHNIE FINGERS/LINDBERG  
13 笑顔のためだけに 渡瀬マキ 平川達也 JOHNIE FINGERS/LINDBERG  

リリースデータ

1995年6月6日
2020年9月30日(UHQCD)
初登場3位 売上21.1万枚 Producer:月光恵亮
Sound Producer:JOHNIE FINGERS
PUBLIC IMAGE RECORDS(徳間ジャパン)

メンバー

Vocal 渡瀬マキ
Guitar 平川達也
Bass 川添智久
Drums 小柳“CHERRY”昌法

LINDBERG8thアルバム。ベスト盤『SINGLES』から5ヶ月、オリジナルアルバムとしては1年ぶり。前作以降の2シングルから3曲を収録。1995年は年間チャートにおけるシングルのミリオンヒットが28作と史上最多を記録するようなシングルがドカ売れした1年だったが、シングル2作ともトップ10入りを逃すなど失速。今作も前作から売上を落とすもトップ3入りして何とか20万枚突破は果たした。今作ではロンドンレコーディングを行っており、サウンドプロデューサーにはアイルランドのJOHNIE FINGERSを起用。結果的に今作が徳間JAPANからの最後の作品となり、翌年にはテイチクへ移籍した。初回盤は缶バッジ入りのBOX仕様。2020年には1〜8thまでが徳間55周年記念企画の一環としてUHQCD化されて再発された(リマスターはされていない模様)。

ロンドンレコーディングということでサウンド面での変化は前作をさらにオシャレにしたような上質な雰囲気。かなり細かく凝ってはいるんだけど全体にかなり音を小さく絞ってまとめているので正直なところかなり地味な1作。ある程度の幅広さもあるんだけど、全てをぶち壊す怪曲「水着とBeachとBoys」やすっかりラブソング一辺倒の歌詞などからすっかりロックっぽさが消えて落ち着いて地味になってしまったという印象が強く残ってしまう。特に「水着とBeachとBoys」のおふざけっぷりはフリーズ級に寒い。地味な今作の中では悪い意味でおふざけっぷりが目立ってしまう。後追いで一気に聞いていくと特に今作の良さは見えてこないし、初めて聞いた当時はまさに後追いで一気に聞いたので今作に関しては1番印象が良くなかった…というか印象が残らなかったが、バンドが変化を重ねて大人っぽさを模索していく中でサウンド面に凝る事で勢いだけではない抑えた良さもにじみ出た1作だと思うようになった。こういった抑えめな作風がLINDBERGに求められていたサウンドなのかというとやっぱり謎ではあるし、路線変更やシングルの選び方に難があったのは否めず、このせいでこの辺りで一気にファン離れが加速したのも事実なんだけど、前作での「GAMBAらなくちゃね」のような初期からの王道路線を今作では全く持ち込んでいない事で逆に突出した印象は無いながらも今作には他に無い統一された落ち着いた良さはあるのかなと思う。

B00005GGD0  B08DPV5RPS2020年UHQCD

印象度★★★☆☆

2020.7.10修正

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