感情特急
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 感情ターミナル | 太志 | 太志 | 長谷川大介 | |
2 | 最後の友人 | 太志 | 太志 | OKP-STAR | |
3 | すみれ色の夜 | 太志 | 太志 | 小名川高弘 | 4th配信シングル 初CD化 |
4 | 煩悩グラインド | 太志 | 太志 | 長谷川大介 | |
5 | 晩秋のトロイメライ | 太志 | 太志 | モチヅキヤスノリ |
Strings Arrange:mayuko(3)
※作詞作曲は太志で統一されているが、「最後の友人」にはOKP-STAR、「すみれ色の夜」には小名川高弘がComposerとしても楽器と一緒にクレジットされているが、Composer=作曲であるため、太志と作曲を共作しているという意味と思われるが、作詞作曲とComposerでクレジットが分けられている理由は不明。
リリースデータ
2022年12月21日 | 初登場107位 | 売上0.07万枚 | Produced by Little Parade | Little Parade Records |
Little Parade3rdミニアルバム。前作から1年1ヶ月ぶり。9月に配信された「すみれ色の夜」を収録。前2作はビクターだったが、今作では自主レーベルLittle Parade Recordsの発売元がユニバーサルへ移籍となり、POCS品番へと変わった。
初回生産限定盤Aは三方背ケース仕様、32PフォトブックレットA、しおりA付属。
初回生産限定盤Bは三方背ケース仕様、32PフォトブックレットB、しおりB付属。
通常盤は通常のプラケース仕様、しおりC付属。
発売日翌日に初回盤A,Bのジャケ写を逆に案内していたとして希望者に交換対応が行われた。
3作連続の長谷川大介に続いて、今作ではベースだけでなくOKP-STARが「最後の友人」でアレンジ(と作曲を共作?)も担当し、この曲にはmayukoもキーボードで参加。「すみれ色の夜」のストリングスアレンジもmayukoが担当したため、音楽業を引退したドラムのTASSHI以外のAqua Timezメンバーが集結したアルバムとなった。一方で「すみれ色の夜」のみストリングスまで入れてドラムも入れるなど人件費一点集中しているが、それ以外はドラム打ち込み、ベースは「すみれ色の夜」では小名川高弘がギターと兼任、「感情ターミナル」では長谷川大介がギターと兼任しており、どの曲もベース専任がいないか、ドラムが打ち込みかでギター、ベース、ドラム、キーボードで4人揃ったバンド編成は無い。ピアノには力を入れているのかピアノは打ち込み無しで全曲ピアノ奏者が参加していて「最後の友人」はmayukoだがそれ以外はモチヅキヤスノリが演奏している。
まさかのフォトブックで複数商法ってどこに需要があるのか謎過ぎるが、それ以上に謎なのがアート担当のMakoto Tonoどこ行った?1stこそ彼の絵本が初回特典になったりイラストが使用されていたものの、前作には彼の担当したと思われるイラストやクレジットが一切なくなっていて、引き続き今作にもクレジットもイラストも無い。最早Little Paradeの音楽担当が太志でアート担当がMakoto Tonoという設定は事実上消滅していて、Makoto Tono全く参加してないような…。Makoto TonoのSNSもLittle Paradeに一切触れなくなっていて発売時にも反応していない。Little ParadeのTwitterは太志とMakoto Tonoしかフォローしていないが、Makoto TonoをRTする事は一切無くなっているし、関係切れてないかこれ。
「感情ターミナル」における細めの高音といい、今までにない高音域でのボーカルスタイルには新しさを感じるものの、全体には今回も太志らしい作風で残ったファン向け。5曲で色々な側面は見せていていいにはいいんだけど、どこか物足りなさもあってあっという間に終わってしまうし、Aqua Timezを最後まで追いかけて太志特有の繊細で温かみのある作風を理解して愛せるファン以外にはあまり向いていない。太志個人の思い、いいところも悪いところも自身をさらけ出した純然たるシンガーソングライターのソロアルバム的な作風になっている。当初のLittle Paradeのコンセプトは風詩(ふうた)というユニコーンのキャラクター目線で見た風景が云々とか当初説明していたが、そもそも風詩の存在自体が既にプロフィールから消されて、Makoto Tonoが中心となっていたはずのアート方面のコンセプトは消え去っていてプロジェクト自体が形骸化しているように見える。単なる「太志」名義と変わらなくなっている以上はなんかもう外から見ても誰だかも良く分からないユニット名義じゃなくて元Aqua Timezの太志として個人名義の方がいいのではないか…。
印象度★★★☆☆
2023.1.27更新