live at Budokan"Let Me Roll It! tour 1996"
No | タイトル | 備考 |
1 | OP | |
2 | MAYBE BABY | 6thアルバム『Let me Roll it!』収録曲 『LIVE RECORDINGS 1994-1997』と同一音源 |
3 | HANGIN' AROUND | 6thアルバム『Let me Roll it!』収録曲 |
4 | WHAT“P”SEZ?/はっきりしようぜ | 2ndアルバム『LAUGH+ROUGH』収録曲 |
5 | REMEMBER | 5thシングル |
6 | HELLO,IT'S ME | 6thシングル(アルバム同発) |
7 | IT'S ONLY A LOVE SONG | 7thシングルC/W(カット) |
8 | DAY BY DAY | 9thシングル |
9 | CATCH THE TUBE/地下鉄で行こうよ | 5thアルバム『LACK OF REASON』収録曲 |
10 | 7 Voice | 1stアルバム『Lefty in the Right[左利きの真実]』収録曲 |
11 | PACKAGE | デビューミニアルバム『L』収録曲 |
12 | DAYS | 6thアルバム『Let me Roll it!』収録曲 |
13 | 僕は電話をかけない | 黒沢秀樹メインボーカル曲 6thアルバム『Let me Roll it!』収録曲 『LIVE RECORDINGS 1994-1997』と同一音源 |
14 | BASS SOLO | 木下裕晴ソロコーナー |
15 | PARANOIAC STAR | 5thアルバム『LACK OF REASON』収録曲 『LIVE RECORDINGS 1994-1997』と同一音源 |
16 | GAME | 10thシングル(カット) |
17 | CRUISIN'50〜90'S | 4thアルバム『LAND OF RICHES』収録曲 |
18 | CHINESE SURFIN' | 8thシングルC/W 『LIVE RECORDINGS 1994-1997』と同一音源 |
19 | LAND OF RICHES | 4thアルバム『LAND OF RICHES』収録曲 |
20 | KNOCKIN' ON YOUR DOOR | 7thシングル |
21 | LAZY GIRL | 1stシングル(カット) |
22 | TUMBLING DOWN/恋のタンブリング・ダウン | 3rdシングル(アルバム同発) |
23 | BYE | 8thシングル |
24 | LIME LIGHT | 6thアルバム『Let me Roll it!』収録曲 |
Special Clip | ||
25 | BYE BYE POPSICLE/一度だけのNo.1 | 1stシングル両A面曲(カット) 3月9日のライブ映像+3月10日のドキュメント映像 |
リリースデータ
2017年1月18日 | 音楽DVDチャート初登場2位(総合7位) | 売上0.3万枚 | PRODUCED BY L⇔R | ポニーキャニオン |
メンバー
vo,guitars | 黒沢健一 |
guitars,vo | 黒沢秀樹 |
bass | 木下裕晴 |
support musicians | |
keyboards&programming,guitar | 遠山裕 |
drums | 棚沢雅樹 |
L⇔R初のライブDVD。1996年3月10日に日本武道館で開催されたライブの模様を全曲収録。95年12月に6thアルバム『Let me Roll it!』をリリースし、年明け96年1〜2月にホールツアー『CONCERT TOUR '96 "Let me Roll it!"』を行い、3月9,10日の日本武道館と20日の大阪城ホールは『CONCERT TOUR '96 "Let me Roll it!"-SURPLUS-』というライブタイトルで行われた。セットリストは通常ツアー=「PACKAGE」無し、9,20日=「PACKAGE」追加、10日=「PACKAGE」追加&「BYE BYE POPSICLE」無し、と一部異なる以外はほぼ同じものでアンコールは行われなかった模様。Special Clipとして収録された「BYE BYE POPSICLE」は9日に披露されたライブ映像だが、ライブ映像よりも10日のドキュメント映像をメインに編集している。
黒沢健一が2016年10月3日に脳腫瘍を公表した後の10月19日のブログにて実家に帰った際にこのライブの映像を収録したマスターテープを発見し、ポニーキャニオンに発売できないかという相談を持ち掛けた事を明かしていた。11月末に発売が正式に告知され、その直後の12月5日に黒沢健一は亡くなった。このため発売は没後となったが、黒沢健一本人が発売を打診した公認作品となる。
L⇔Rのライブに関しては音源は『LIVE RECORDINGS 1994-1997』及びシングル『NICE TO MEET YOU』C/Wに「GAME」のライブ音源(今作と同一音源)が収録されており、今作と同一音源は5曲、前日の9日公演も含めると日本武道館公演は8曲が音源化されていた。このうちの「GAME」はPV集『PV』のボーナス映像としても収録されており(再発盤『PV+』では削除)、音源自体は同一のものだが、編集は異なっている。
ライブから実に21年経過しての映像化だが、後追いリスナーにとってはPV以外でまともに動くL⇔R、ライブしているL⇔Rを見るのは初めてとなり、古い映像なんだけど実に新鮮な気分で見ることができた。MCもそこそこにひたすら曲を披露していくスタイルは淡々としているようでCD音源とは違うライブならでは熱さもちゃんと感じられる。『LIVE RECORDINGS 1994-1997』ではヒット曲である「KNOCKIN' ON YOUR DOOR」や「HELLO,IT'S ME」が外されていたのが残念だったが今作ではこれらの曲のパフォーマンスも拝むことができるし、初期の曲も散りばめられていて選曲もこの時点でベストに近いと思う。1度は生でも見てみたかった。
映像は4:3かと思ったら今の時代に合わせた16:9で収録されているのは意外だった。ただ妙に映像の上下に余裕が無い。なんだか終始迫ってくるような圧迫感があるのは元々4:3だった映像を切り取り拡大して16:9の枠にしたために上下がカットされたからだろうか。また意外と日本武道館感が無い。武道館だと1発で分かる特徴的な一階席、二階席までの客席がほぼ映らないのと、アリーナ前方のみ+ほぼステージ内部しか映ってなくてサイドが全く見えないので、映像から武道館特有の会場の丸みが全く感じられないのが原因(カット数は多いので画面はスパスパ切り替わるんだけど各画面の視野はほぼ固定されている)。このためどこかのホールかZeepクラスのライブハウスでやっているかのように錯覚してしまう。
印象度★★★★☆
2017.3.19更新