COMPLETE BEST

リリースデータ

メンバー

LUNA SEA5thベストアルバム。07年12月24日の一夜限り(当時)の再結成ライブDVDと同日発売。全シングルA面をリリース順に収録したDISC-1、C/W、アルバムからの人気曲を集めたDISC-2の2枚組。シングルを全作網羅したベスト盤は今作が初。『PRECIOUS...』『WISH』はオリジナルではなく、00年のベスト『PERIOD』での再録音バージョンで収録されている。『ROSIER』は曲がちゃんと終わるアルバムバージョンで収録。全曲Ted Jensenによるリマスタリング。ブックレットには何故か英訳された歌詞も掲載されている。

LUNA SEA初心者は迷わずこれを聞け的な決定盤ベスト。全シングルが網羅された上に、シングル級の勢いを持つアルバム曲もずらり並んでいて素晴らしいの一言。アルバム曲も個人的に好きなのばかり選んでくれているから嬉しい。これで「Time Has Come」が入っていればもう何も言う事は無かったけどそのくらいは問題ない。基本的にDISC-2はアルバムの1曲目やラストといった重要所の選曲が多いため、ディープな曲も多くなってくるオリジナルアルバム単位ではそこまで好きになれなかったのだが（でもあれからかなり経ったし今ならけっこう良く思えるかも）、DISC-2もけっこうはまれた。GLAYやラルクと同時期に活躍していたとはいえ、けっこうコアな雰囲気があったのでセールス的には劣っていた彼らだが、曲の完成度はひたすら高いし、今作収録の曲にしてもけっこう聞きやすい曲が多い。入り口にはこれ以上ないベスト盤だと思う。

というのが08年当時の感想。以下2013年盤の説明。

LUNA SEA6thベストアルバム。発売から5年後の2013年に「LIVE TOUR 2012-2013 The End of the Dream」記念として、ジャケットを赤に変更、新たに11曲を収録したDISC-3を追加して値段そのままに新装発売された。1万枚限定生産とされている。発売の理由になっているツアーはアジア公演ではなく国内公演だが、元々08年盤がアジア各国では赤色で販売されていたらしく、それに合わせたためのようだ。新たに収録された11曲も08年盤と同様のTed Jensenによるリマスター(一括クレジット)となっている。1stアルバム『LUNA SEA』から選曲された3曲はオリジナルではなく、3曲とも2011年にセルフカバーされたバージョンでの収録。単なる追加収録盤だが、25周年ベストのライナーでは25周年ベストを通算7枚目のベスト盤としていることから、青盤が5th、赤盤は6thとして別々にカウントされている。

上記のように08年当時「「Time Has Come」が入っていればもう何も言う事は無かった」と書いていたら今回「Time Has Come」が収録されたので買い直しした。DISC-3は当然新たにTed Jensenがリマスターしているわけだが、DISC-1,2はどうなのかというとたぶんそのまま。追加された11曲は恐らく再結成以降のライブで歌われている曲なんだと思われるが、さすがにDISC-1,2に比べるとかなりマニアック。値段そのままなのでこれからLUNA SEAを聞くならこっちのASIA LIMITED EDITIONの方がお得ではあるけど、初心者には青盤の方だけで十分かも。後は気になるならもうオリジナルアルバムを辿っていけばいいと思う。

　　　ASIA LIMITED EDITION

印象度★★★★★

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