地図
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 音 | バンドの音出し。そのまま「冬の朝」へ繋がる。 | |||
2 | 冬の朝 | 小高芳太朗 | 小高芳太朗 | ランクヘッド | |
3 | プリズム | 小高芳太朗 | 小高芳太朗 | ランクヘッド&根岸孝旨 | 3rdシングル 最高64位 売上0.3万枚 |
4 | 白い声 | 小高芳太朗 | 小高芳太朗 | ランクヘッド | 2ndシングル(メジャー) 最高50位 売上0.8万枚 |
5 | 夜行バス | 小高芳太朗 | 小高芳太朗 | ランクヘッド | |
6 | 白濁 | 小高芳太朗 | 小高芳太朗 | ランクヘッド | |
7 | その間5メートル | 小高芳太朗 | 小高芳太朗 | ランクヘッド | |
8 | 前進/僕/戦場へ(アルバム・バージョン) | 小高芳太朗 | 小高芳太朗 | ランクヘッド | 2ndシングルC/W |
9 | 灰空 | 小高芳太朗 | 小高芳太朗 | ランクヘッド&根岸孝旨 | |
10 | 三月 | 小高芳太朗 | 小高芳太朗 | ランクヘッド | |
11 | 千川通りは夕風だった(G・バージョン) | 小高芳太朗 | 小高芳太朗 | ランクヘッド | 1stシングル(インディーズ) 最高128位 売上0.07万枚 05年再発盤 最高177位 売上0.05万枚 |
12 | 金木犀 | 小高芳太朗 | 小高芳太朗 | ランクヘッド |
リリースデータ
2004年6月23日 | 初登場44位 | 売上0.9万枚 | Produced by ランクヘッド Except 3,9 Produced by 根岸孝旨 |
ビクター |
メンバー
Vocal,Guitar | 小高芳太朗 |
Guitar | 山下壮 |
Bass | 合田悟 |
Drums | 石川龍 |
ランクヘッド1stアルバム。1stシングル「千川通りは夕風だった」はインディーズだったが、04年1月に「白い声」でメジャーデビューを果たした。「千川通りは夕風だった」リリース時には既にメジャーデビューも決定していて「白い声」も完成していてたが、当時はメジャーデビューが決定していてもインディーズでワンクッション置くというスタイルが主流だったためそうなったとされている。「前進/僕/戦場へ」、「千川通りは夕風だった」はアルバムバージョンでの収録。初回盤には8センチCDが封入されていて「白い声」のライブバージョンが収録されている。初回盤に品番や見た目での区別は無く、8センチCDが封入されているかいないかの違いしかないため外から見分けるのは困難である。
メジャー1作目、実質的なオープニングナンバー「冬の朝」から"負け犬でもいいから逃げ出したい"、"強くはなれないよ 疲れてしまったよ"と精神状態がズタボロの状態で始まる。楽曲自体は勢いがあるのだが、この曲では救いが一切無く、逃げ出したいままに曲が終了する。全体的にこんな感じの孤独感や焦燥感を描いた暗い歌詞が多い。「冬の朝」はそのまま終わってしまうが、それ以外の曲ではラストでは救いが見える曲も多い。今作がいいと思えるかどうかはこの歌詞世界に共感できるかどうかといったところで分かれると思う。「白い声」の主人公は"君"の抱えていた孤独を聞き、自分は1人じゃなかったと感じる。2人は1歩前に進める予感を残して終わる曲だが、聞き手もまた同じだ。個人的にはこのアルバムには救いを感じたし、わずかだけど確かな希望を感じた。暗いだけじゃない。そういうところの描き方で小高芳太朗の才能は当初から光っていたんだなと思う。楽曲自体はまだ粗削りな部分があるというか、既に進化を遂げていった2作目のベスト盤を聞いた後なので、イマイチに思えてしまう部分もあるのだけど、1stという事を考えれば完成度は高いと思う。発売が04年6月…このアルバムには当時出会いたかったな。しかし季節を限定するワードが「冬」とか「3月」とか出てくるせいもあるんだけど初夏の発売なのに全体的に冬〜まだ寒い春の始まり頃の空気を感じる。制作されていたのはたぶんその頃なんだろうけど、寒暖の差が激しくなってきた3月頃に聞くと何だか1番しっくりくる。
印象度★★★★☆