Change of Pace
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | D・A・M・E | 前田亘輝 | 前田亘輝・UNI | M-Project | 1stシングル 最高35位 売上3.9万枚 |
2 | 嗚呼人生ぶる〜ず | 前田亘輝 | 織田哲郎 | M-Project | |
3 | CHANGE OF PAGE | 前田亘輝 | UNI | M-Project | |
4 | DO YOU WANNA.....? | 前田亘輝 | 片山圭司 | 大堀薫 | |
5 | 玉ねぎの詩 | 前田亘輝 | 前田亘輝 | M-Project | |
6 | TRAP WORLD | 前田亘輝 | 和泉一弥 | M-Project | |
7 | 天使に噛みつけ! | 前田亘輝 | UNI | M-Project | |
8 | Yesterday's Dream | 前田亘輝 | 和泉一弥 | M-Project | |
9 | O.B. ZONE | 前田亘輝 | 片山圭司 | M-Project | |
10 | THE SUN WILL RISE AGAIN | 前田亘輝 | UNI | M-Project |
リリースデータ
1990年12月21日(CD/CT) 2007年6月20日 |
初登場23位 | 売上4.2万枚 | Sound Produced by 前田亘輝 Produced by 長戸大幸 |
CBS/SONY Sony Music Associated Records |
前田亘輝4thアルバム。前作から1年ぶり。1990年になってシングルもリリースするようになり、1ヶ月前の先行シングル「D・A・M・E」を収録。C/W「WE GOT MUSIC」はアルバム未収録のままとなった。またTUBEは夏のみに特化するようになり冬のリリースが無くなったため、1993年まで春夏はTUBE、秋冬はソロとなり、被らないリリースが続いた。前作にギターで参加していたTUBE春畑道哉は今作にギターではクレジットされていないが、UNI名義で作曲に参加するようになり、以降前田ソロで作曲をする際はUNI名義となった。
ドラムは青山純、江口信夫、岡本郭男、ベースは伊藤広規、大堀薫(前作にも参加)、渡辺直樹、ギターは増崎孝司、松川ラン敏也、中島正雄(前作にも参加)、キーボードは小野塚晃、コーラスは坪倉唯子、スザンヌ・K・キム、片山圭司。マウスハープとカウベルは本人が担当している。
TUBEは1989年の『SUMMER CITY』で全曲自作(アレンジャー編曲あり)、1990年の『N・A・T・S・U』では編曲もバンド名義となって完全自作へ移行。今作ではまだ織田哲郎の提供があったりもするが、中島正雄の提供が無くなったほか、春畑がUNI名義で参加するようになり、作詞作曲が一部TUBEと同じ状態になった。UNIにしているのは春畑名義のままだとマジでクレジットTUBEじゃん…と思われてしまうためなんだろうか。演奏陣としては中島正雄が残っているものの前作のロックバンド系の人たちがほとんどいなくなり、スタジオミュージシャンが増えた。このせいかロック路線でも前作ほどの激しさは無くなったように思う。
作風としてはブルース、ロックを軸にしつつよりソロミュージシャンとしてバランスを考えるようになったというか、ソロならではの企画・挑戦といったところからソロのカラーを定めようとしてきたような印象。シングルを出すようになった事からもソロでもシングルヒットを狙うようになりつつもTUBEとは違うソロだからできる挑戦心も失わないというか。歌詞の面でも生きる事、女、世間との戦いを軸にして、これまで以上にシンプルに言いたい事を訴えかけてくる。次回作を最後に継続したソロ活動はしなくなってしまうが、もしソロも並行して続けるならTUBEが自作に移行した『SUMMER CITY』→『N・A・T・S・U』が本格的な始まりだったのと同様にこれまで挑んできた事を踏まえてソロとしてのスタンスを固めた本格的なソロミュージシャン前田亘輝の始まりに位置づけられるアルバムになっていたかもしれない。
2007年盤 チェンジ オブ ペース(1990年盤)
印象度★★★☆☆
2025.1.10更新