Feel Me
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 |
1 | GIMME SOME LOVIN' TONIGHT | 前田亘輝 | 中島正雄 | M.PROJECT |
2 | TURN TO THE LEFT | 前田亘輝 | 織田哲郎 | M.PROJECT |
3 | LOVE FOR MONEY | 前田亘輝 | 織田哲郎 | M.PROJECT |
4 | BURBON NITE | 前田亘輝 | 前田亘輝 | M.PROJECT |
5 | FEEL ME,TOUCH ME | 前田亘輝 | 稲葉浩志 | M.PROJECT |
6 | LONESOME TOWN | 前田亘輝 | 稲葉浩志 | M.PROJECT |
7 | KEEP HOPE ALIVE | 前田亘輝 | 栗林誠一郎 | M.PROJECT |
8 | C'MON | 前田亘輝 | 日詰昭一郎 | M.PROJECT |
9 | BYE BYE LOVE,GOOD BYE LOVE | 前田亘輝 | 中島正雄 | M.PROJECT |
10 | I'M GONNA START AGAIN | 前田亘輝 | 織田哲郎 | M.PROJECT |
リリースデータ
1988年11月21日(CD/CT) 2007年6月20日 |
初登場13位 | 売上2.1万枚 | Sound Produced by 前田亘輝 Produced by 長戸大幸 |
CBS/SONY Sony Music Associated Records |
前田亘輝2ndアルバム。前作から1年9ヵ月ぶり。TUBEのシングル(12月1日)/アルバム(12月21日)『Remember Me』発売直前の時期にリリースされた。シングルは無く、全曲オリジナルの新曲で構成された初のフルアルバム。本人も1曲作曲しているほか、デビュー直後のB'z稲葉浩志が2曲作曲を担当した。80年代のうちはまだレコードでのリリースが続いているところもあったが、今作では既にレコードは廃止されていてCDとカセットのみの発売だったようだ。2007年5月に久々のシングル『恋ノウタ』、そして6月27日に『Single Collection+』を発売する1週間前にソロアルバム全作と春畑道哉のソロアルバムも同時に一斉再発され、Sony Music Associated RecordsのAICL品番で流通した。
B'zでは作詞のみに専念しているので稲葉浩志が作曲を手掛けたのは1997年の初ソロアルバム『マグマ』が最初…と思いきや、それよりも9年も前の作曲でこれはかなり貴重な2曲だ。松本がギターを弾いているとも言われているが、1stと異なり今作には演奏者のクレジットが一切されていないため現状では不明である。M.PROJECTが何なのかも謎だが、本人がサウンドプロデュースにクレジットされている事とディレクターが前作のアレンジャーである中島正雄である事から前田と中島を中心に参加したバンドメンバー含めた前田(M)ソロプロジェクト全体を指しているものと思われる。Special Thanksの部分にTUBEメンバーの春畑・松本の2人しか載っておらず、角野の名前が無いのは角野が休止中だったためと思われる。
ブルースの空気を残しつつもロック色も強めたブルース&ロックな方向性でどの曲もバンド感が前面に出ている。TUBEがあくまで本流であり、売れる事はあまり意識していないせいなのかかなり自由な雰囲気で、はっちゃけた勢いで歌詞も書きたい放題、歌い方もイキイキしまくっていてTUBEよりもガツンとしたバンドサウンドなので、全体に荒々しい。歌詞の方向性がTUBEと全く違っていて一切夏を出してこないし、TUBEでは出せないようなアダルティーな部分もあるが全体には傷つきながらも闘っている野郎ども(?)みたいな。これは本人ではなく、身近な闘っている男達をモチーフにしたらしい。ジャケットやブックレットで髭面なのもその辺りを意識したのだろうか。もみあげからそのまま顎まで繋がるタイプのなかなかワイルドな風貌でここまで髭モジャっている姿は他で見たことがないような…(TUBE『Remember Me』はイラストなので写真が無い)。中島正雄、織田哲郎、栗林誠一郎は『Remember Me』でも提供している面々だが明らかに意識してこれはTUBE、これはソロと分けたり、編曲で区別している感じ。作家が被っていて発売時期もほとんど同じながら『Remember Me』とは全く違うソロ作品。渚のオールスターズでもまた違うお祭りやコラボをやっていたわけで本当に貪欲な時期だったんだなぁ…。
2007年盤 Feel Me(1988年盤)
印象度★★★☆☆
2024.12.10更新