Single Collection+

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
Single Collection
1 D・A・M・E 前田亘輝 前田亘輝 UNI M-Project 1stシングル 最高35位 売上3.9万枚
2 恋ノウタ 前田亘輝 本間昭光 中村太知 8thシングル 最高18位 売上1.0万枚
3 そばにいるよ 前田亘輝 UNI UNI 5thシングル 最高6位 売上43.6万枚
4 君だけのTomorrow 前田亘輝 UNI 前田亘輝 UNI M-Project 6thシングル 最高6位 売上24.0万枚
5 Try Boy,Try Girl 前田亘輝 UNI UNI 4thシングル 最高2位 売上83.2万枚
6 Merry Christmas To You 前田亘輝 UNI M-Project 2ndシングル 最高20位 売上9.6万枚
3rdシングルC/W(再収録)
7 Christmas For You 前田亘輝 前田亘輝 UNI M-Project 3rdシングル 最高10位 売上25.9万枚
8 Always 前田亘輝 前田亘輝 PIPELINE PROJECT 7thシングル 最高15位 売上2.9万枚
Plus
9 Feel Me,Touch Me(Brand New Mix) 前田亘輝 稲葉浩志 M-Project 2ndアルバム『FEEL ME』収録曲 リミックス
10 I'm Gonna Start Again(Brand New Mix) 前田亘輝 織田哲郎 M-Project 2ndアルバム『FEEL ME』収録曲 リミックス
11 フォローマン 前田亘輝 織田哲郎 M-Project 3rdアルバム『SMASH』収録曲
12 一期一会 前田亘輝 前田亘輝 M-Project 3rdアルバム『SMASH』収録曲
13 もう歳だ 前田亘輝 多々納好夫 M-Project 5thアルバム『GAMBLE』収録曲
14 いいわけ? 前田亘輝 増崎孝司 M-Project 6thアルバム『HARD PRESSED』収録曲
15 キセキの風 前田亘輝 本間昭光 中村太知 2007未発表新録曲

リリースデータ

2007年6月27日 初登場8位 売上5.6万枚 Sound Produced by 前田亘輝、本間昭光(2,15) ソニー

前田亘輝、初のベストアルバム。ソロアルバムとしては9年半ぶり。1997年の『HARD PRESSED』以降ソロ活動が途絶え、2002年にシングル『Always』リリースするも1作ポッキリ、2007年5月に5年ぶりのシングル『恋ノウタ』、そして今作がリリースされた。ここまでのシングル8枚全て、Plusとしてアルバムからのセレクトと新曲を収録。このうち最古の2曲はBrand New Mixとしてリミックスされて収録された。「Christmas For You」「そばにいるよ」「Always」「恋ノウタ」はアルバム初収録「Try Boy,Try Girl」「君だけのTomorrow」はシングルバージョンアルバム初収録

初回盤DVD『Video Clip Collection』付属。DISC-1には選曲されなかったアルバム曲の「Love For Money」「Smash」とシングル「D・A・M・E」「Merry Christmas To You」「Christmas For You」「そばにいるよ」「君だけのTomorrow」「Always」と存在するMVが網羅されている。

シングルは時期によって方向性が異なる。1st「D・A・M・E」はTUBEも通年活動していた頃でソロのオリジナルアルバムと同路線のハードロックを前面に出していたが、「Merry Christmas To You」の頃はTUBEは夏に特化したのでソロのシングルでクリスマスバラードに挑むという季節での差別化を図り、翌年の「Christmas For You」も同じようなクリスマスバラードを2年連続リリース。1993年は応援歌的なハードロック路線の「Try Boy,Try Girl」でTUBEを越える最大ヒットを記録し、3年連続となるバラード「そばにいるよ」もリリース。この辺りまで来るとTUBEの音楽性も確立してきてTUBEのアルバムでは見せているがシングルでは見せていない側面をソロのシングルで強調して見せているといった装いでもあり、ソロアルバムの制作は一足先に止まった。以降は飛び飛びで「君だけのTomorrow」は比較的ざっくりしたアコースティックな味わいも交えた応援歌路線。「Always」「恋ノウタ」は2002年、2007年と時期が開いているものの一転して非バンドで軽めの打ち込み主体で落ち着いた大人の雰囲気に一気に変貌。これらの変化を時系列に見せていく方が変化が見えて面白かった気もするが、バラバラな曲順になった事で前半は多彩になった側面もある。ただ結局クリスマスシングルはそのまま2作並んでいて「Always」も落ち着いているのでこれならもう少しバラすか、時系列で良かったかも。

TUBEの作曲者でもある春畑道哉はこの前田ソロでも変名のUNIで作曲している。M-Projectは初期からクレジットされているものの匿名性が強く正体不明のままで謎が多いが、PIPELINE PROJECTに関しては前田、春畑が中心になっている制作プロジェクトで外部提供もいくつか行っている。演奏者が違うだけでTUBEとは切っても切り離せない制作スタイルではあるが、80年代から90年代序盤にかけてはTUBEは売れ線のポップス志向が強かったので、ソロではもっと派手なハードロックな方向性を主軸としてアルバム単位では明確な差別化があった

9曲目以降の"Plus"ではシングルとはまた違う主軸であったソロアルバムで見せていたハードロック路線を軸にした選曲がされているので、シングルコレクション部分とはガラッと印象が変わる。6枚もオリジナルアルバムをリリースした中からたった6曲(1stはカバーだが4thからもゼロ)なので満遍なく聞かせるには程遠い。それでもこのPlusがある事でソロのベストアルバムらしくなった。他にベスト盤は無く、今後もたぶん出ないと思うし、後追いでソロを聞くのには最適な1作

B000QGDJRY初回盤DVD付   B000QGDJS8通常盤

印象度★★★★☆

2025.2.5 発売当時の感想を修正

戻る