SYMPHONY ORCHESTRA "cELEBRATION 2010"〜Sing Out Gleefully!〜
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | Overture 2010 | 常田真太郎 | 常田真太郎 | インスト | |
2 | Wow | 槇原敬之 | 槇原敬之 | 常田真太郎 | 28thシングル(カット) |
3 | 花水木 | 槇原敬之 | 槇原敬之 | 常田真太郎 | 4thアルバム『PHARMACY』収録曲 |
SING OUT GLEEFULLY! MEDLEY 1 | |||||
4 | NG | 槇原敬之 | 槇原敬之 | 常田真太郎 | 1stシングル(アルバム同発) |
5 | ANSWER | 槇原敬之 | 槇原敬之 | 常田真太郎 | 2ndシングル(カット) |
6 | 北風 | 槇原敬之 | 槇原敬之 | 常田真太郎 | 2ndシングル両A面曲(カット)、6thシングル(〜君に届きますように〜) |
7 | 遠く遠く | 槇原敬之 | 槇原敬之 | 常田真太郎 | 3rdアルバム『君は僕の宝物』収録曲 |
8 | 君は僕の宝物 | 槇原敬之 | 槇原敬之 | 常田真太郎 | 3rdアルバム『君は僕の宝物』収録曲 |
9 | 君に会いに行く | 槇原敬之 | 槇原敬之 | 常田真太郎 | 4thアルバム『SELF PORTRAIT』収録曲 |
10 | 世界に一つだけの花 | 槇原敬之 | 槇原敬之 | 常田真太郎 | 13thアルバム『EXPLORER』収録曲 SMAP提供曲セルフカバー |
11 | CLASS OF 89 | 槇原敬之 | 槇原敬之 | 常田真太郎 | 7thシングル『彼女の恋人』C/W |
12 | Witch hazel | 槇原敬之 | 槇原敬之 | 常田真太郎 | 4thアルバム『SELF PORTRAIT』収録曲 |
13 | I ask. | 槇原敬之 | 槇原敬之 | 常田真太郎 | 10thアルバム『太陽』収録曲 |
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | Firefly〜僕は生きていく | 槇原敬之 | 槇原敬之 | 常田真太郎 | 38thシングル |
2 | 太陽 | 槇原敬之 | 槇原敬之 | 常田真太郎 | 10thアルバム『太陽』収録曲 |
SING OUT GLEEFULLY! MEDLEY 2 | |||||
3 | もう恋なんてしない | 槇原敬之 | 槇原敬之 | 松本圭司 | 5thシングル |
4 | GREEN DAYS | 槇原敬之 | 槇原敬之 | 松本圭司 | 36thシングル |
5 | どんなときも。 | 槇原敬之 | 槇原敬之 | 松本圭司 | 3rdシングル |
6 | Circle of Rainbow | 槇原敬之 | 槇原敬之 | トオミヨウ | 15thアルバム『悲しみなんて何の役にも立たないと思っていた。』収録曲 |
7 | ムゲンノカナタへ〜To Infinity and beyond〜 | 槇原敬之 | 槇原敬之 | 常田真太郎 | 40thシングル |
8 | 僕の今いる夜は | 槇原敬之 | 槇原敬之 | 常田真太郎 | 16rhアルバム『Personal Soundtracks』収録曲 |
ENCORE-1 | |||||
9 | 不安の中に手を突っ込んで | 槇原敬之 | 槇原敬之 | 常田真太郎 | 17thアルバム『不安の中に手を突っ込んで』収録曲 |
10 | Turtle Walk | 槇原敬之 | 槇原敬之 | 常田真太郎 | 27thシングル『これはただの例え話じゃない』C/W |
ENCORE-2 SING OUT GLEEFULLY! MEDLEY 2(再演奏) |
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11 | もう恋なんてしない | 槇原敬之 | 槇原敬之 | 松本圭司 | 5thシングル |
12 | GREEN DAYS | 槇原敬之 | 槇原敬之 | 松本圭司 | 36thシングル |
13 | どんなときも。 | 槇原敬之 | 槇原敬之 | 松本圭司 | 3rdシングル |
リリースデータ
2011年5月25日 | 初登場52位 | 売上0.3万枚 | Produced by WORDS&MUSIC | Buppu |
槇原敬之4thライブアルバム。前ライブ盤2作に続いて総勢三桁を軽く越えるオーケストラ、ホーン、コーラス隊を率いたスペシャルライブ「cELEBRATION」シリーズ5年ぶり3度目となる「cELEBRATION 2010」の最終日2010年10月23日日本武道館でのライブを全曲収録している。今回はアレンジャーにスキマスイッチの常田真太郎を起用。アレンジのみで演奏には参加していないが、アンコール後に挨拶だけで登場したところ、急遽Wアンコールでメドレー2を再演することがその場で決定したため、その場でパーカッションの人に渡されたタンバリンで参加している。エイベックスも離脱し、完全に独立したBuppuレーベルを設立しての最初のアルバムとなった(サークルKサンクス限定で出したシングルがこのレーベルでの最初)。プロデュース名義は事務所の名前に変わっている。これまで同様に同じ内容のDVDも同時発売されている。
このライブに参加したが、当日は武道館の座席をステージ裏まで1周丸々使っており、ステージ横より少し後ろくらい(マッキーの立ち位置より後方)だったので非常に音の聞こえが悪く、コーラス隊に至ってはいたの?というくらい聞こえなかった。それだけにライブ盤で聞くとコーラスも聞こえて新鮮だった。選曲には常田さんの意向も入っているようで前半は初期のアルバム曲など懐かしい曲が並んでバラード中心。特にC/Wのみでアルバム未収録の「CLASS OF 89」は激レアである。後半は最近の曲も披露し、一気に盛り上がっていく。選曲としては3作すべてに「世界に一つだけの花」「どんなときも。」「太陽」「I ask.」が収録され、後者3曲はライブ盤皆勤賞を更新している。2度目という曲も多いが今回は前2作を手がけていた門倉聡が退き、スキマスイッチ常田真太郎を起用した影響かどことなくアレンジの雰囲気が違う。スキマスイッチのアレンジは丁寧に作りこまれているし、他アーティストへの提供も経験してきているとはいえ、さすがにこれだけの大編成ライブアレンジというのは常田さん(正確にはアドバイザーとして村田陽一の名前もクレジットされているが、この人はトロンボーン奏者なのでブラス系アレンジを主にアドバイスしたと思われる)にとってもたぶん初めての経験だったんじゃないかと思う。ぶっちゃけオーケストラならではの壮大さは前2作に比べてあまり感じられない。しかもこれだけの演奏者がいるのに打ち込みっぽいコンピューターサウンドを導入するなど、けっこうもったいない事をやっている。これは常田さんではなく、2回披露されたメドレー2で顕著なので近年のキーボードサポートメンバーの松本さんの仕事だが、疾走感を表現するためにこのメドレー2では終始馬の走るパカラパカラ音を被せている。これはさすがにちょっと無いんじゃないのかなというセンスである。会場では前述の環境の悪さでさほど気にならなかったがアルバムとして聞くと邪魔でしかない。全体的にあまり大人数オーケストラやコーラスを生かしている決定的な見せ場に欠けるとか、今作ではカットされているがマッキー自身がMCで語ったようにコンセプトがみんなで楽しく歌おうなのに合唱できる曲が少ない(選曲してから気づいたらしい)とか欠点はある。聞きたい曲が聞けて選曲はけっこう満足ではあったのだが、今回は少々大人数を生かしきれなかった内容だったんじゃないかと個人的には感じた。まあ5年前の前回と違って近年は前述の門倉さんだけでなく、演奏ミュージシャンもベテランから若手に切り替えたみたいなので実力差が出たというのもあるのかもしれない。
印象度★★★☆☆