Cheer!

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 煌めく瞬間に捕われて 高橋美鈴・
川島だりあ
川島だりあ 明石昌夫 10thシングル 最高6位 売上43.2万枚
2 イラナイ 高橋美鈴 徳永暁人 古井弘人  
3 高橋美鈴 西本麻里 古井弘人  
4 眩しいくらいに…(Album Version) 高橋美鈴 西本麻里 古井弘人 10thシングル両A面曲 リアレンジ
5 せつない自由 小田佳奈子 西本麻里 古井弘人  
6 この一瞬という永遠の中で 牧穂エミ 西本麻里 葉山たけし 11thシングル 最高12位 売上7.9万枚
7 True Heart 高橋美鈴 西本麻里・
明石昌夫
明石昌夫  
8 気まぐれな空 高橋美鈴 西本麻里 古井弘人  
9 翼を探してる 小田佳奈子・
高橋美鈴
西本麻里 葉山たけし  
10 さよならLazy Days 小田佳奈子 西本麻里 古井弘人  
11 君の空になりたい 小田佳奈子 栗林誠一郎 池田大介 12thシングル 最高23位 売上3.8万枚

リリースデータ

1996年8月5日 初登場7位 売上17.0万枚 Produced by BMF ZAIN RECORDS

メンバー

Vocal 高橋美鈴
Keyboards 西本麻里

MANISH3rdアルバム。前作から1年10ヵ月ぶり。前作以降の3シングル4曲を収録。「眩しいくらいに…」は古井弘人による別アレンジに変更された。「煌めく瞬間に捕われて」がアニメ『SLAM DUNK』エンディングとなり10作目にしてダントツの最大のヒットを記録したが1995年のリリースはこの1作ポッキリで、次の「この一瞬という永遠の中で」までは1年近いブランクがあった。この間に一気に人気も落ち着いてしまい、今作の売上は前2作を下回る結果となった。今作を最後にリリースが停止。今作と同時期に当時としては新しかった公式ホームページを開設するなど時代の最先端を行っていたが、サイト開設後に新たな活動が無いまま、2年後1998年にベスト盤をリリース。この際に再始動をほのめかしていたが結局何もないままとなっており、現在も公式な活動終了宣言は出ていない(「日経エンタ」に既に2人とも業界を離れているとの記述があったのみ)。1stに続いてライナーノーツが封入されているほか、今回のリリースリストはMANISHのディスコグラフィーになっており、シングルアルバムのジャケ写と収録曲が記載されている。この時点で1stシングルは廃盤になっていたようで非掲載。

明石昌夫のサウンドプロデュースから離れて、古井弘人、葉山たけし、池田大介にアレンジャーを変更して路線も大幅に変更。実際にベースやドラムまで生なのは終盤の7〜10(9は途中でドラム抜きになったらしくベースは入っているがドラムは無い)だけだが、これまで無かったアコースティックな質感があったり、やけにギターリフが効いていたりと全体的に生バンドっぽい質感のロックサウンドになっている。「眩しいくらいに…」は別物のように変更したので、結局今作で1番古い「煌めく瞬間に捕われて」は最大ヒット作にもかかわらず今回の作風の中ではかなり浮いている。この曲もそれまでのみっちり詰め込まれた音に比べれば、シンプルに抑えていて変化の兆しは見えるが、そこから1年のリリースが無い間にもっと大きな方向転換を図ったようだ。綺麗に一直線だったこれまでのサウンドの方向性から非常に多彩な感じになり、それでいてポップさは損なわれていないので、区別がつかないこともなくなり、一気に最高傑作になったと思う。この時期は大黒摩季やZARDもそれ以前よりもシンプルなバンド風の質感に変更しており、両者もこの時期以降の作風が1番好きだったが、今回のMANISHの路線変更も非常に好印象。

この路線でのMANISHの発展を聞きたかったし、本人たちももっとやる気だったんじゃないかと思うんだけど…何のアナウンスも無かったってどういうことなんだ…。どうも所属していた事務所スターダストとビーイングの提携が終了したのが原因っぽいが、再始動を試みていた形跡があるだけに頓挫してしまったのが気になる。

B00005F5JF

印象度★★★★★

2022.12.20修正

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