INDIVIDUAL
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | だけど 止められない | 高橋美鈴 | 西本麻里 | 明石昌夫 | 6thシングル 最高17位 売上7.4万枚 |
2 | 走り出せLonely Night | 高橋美鈴 | 栗林誠一郎 | 明石昌夫 | 9thシングル 最高18位 売上7.3万枚 |
3 | 明日のStory | 高橋美鈴・ 井上留美子 |
西本麻里 | 明石昌夫 | 8thシングル 最高19位 売上8.1万枚 |
4 | ゆずれない瞬間 | 高橋美鈴 | 栗林誠一郎 | 明石昌夫 | |
5 | My Boy | 高橋美鈴 | 西本麻里 | 明石昌夫 | |
6 | もう誰の目も気にしない | 小田佳奈子 | 西本麻里 | 明石昌夫 | 7thシングル 最高5位 売上19.0万枚 |
7 | 眠らない街に流されて | 大黒摩季 | 織田哲郎 | 明石昌夫 | 5thシングル 最高18位 売上11.9万枚 |
8 | 君が欲しい 全部欲しい | 大黒摩季 | 織田哲郎 | 明石昌夫 | 4thシングル 最高14位 売上8.6万枚 |
9 | いつでも君に会いたかった | 小田佳奈子 | 西本麻里 | 明石昌夫 | |
10 | ずっと見つめていたかった | 小田佳奈子 | 西本麻里 | 明石昌夫 | 8thシングルC/W |
11 | eternal | 井上留美子 | 西本麻里 | 明石昌夫 |
リリースデータ
1994年10月24日 | 初登場5位 | 売上26.4万枚 | Produced by B・M・F Sound Prouduced by 明石昌夫 |
ZAIN RECORDS |
メンバー
Vocal | 高橋美鈴 |
Keyboards | 西本麻里 |
MANISH2ndアルバム。前作から1年半ぶり。初のフルアルバム。前作以降1年半の間にシングルを連発していたため、6シングルから表題6曲、C/W1曲を収録。新曲は4曲で半数以上がシングル曲で埋まることとなった。一方で6th両A面だった「いつでも いまでは いつかは」のみ未収録。この曲は当時のジャケットでは両A面表記、3rdアルバム『Cheer!』封入のディスコグラフィーではC/W扱いされており、そのままアルバム未収録となっていたが、『complete of MANISH at the BEING studio』リリース時には両A面シングルとして復権し、アルバム初収録を果たした。シングルは「もう誰の目も気にしない」で初のトップ10入りを果たすもトップ10常連にはなれずに10万弱程度の売上でトップ20入りが続いていた。今作では順位こそ前作の3位より下げたもののアルバムでの最高売上を記録。引き続き明石昌夫がサウンドプロデューサーを担当したが、長戸大幸の引退宣言に伴って個人名ではなく会社名義でのプロデュース表記に変更された。前作と次回作にはライナーノーツが封入されているが、今作は未開封品でもハガキとリリースリストは入っていたもののライナーノーツが封入されていなかった上に、中古で何度見かけても1度もライナーノーツの入った盤を見た事が無いので今作のみライナーノーツが存在しなかったと思われる。
この当時楽曲の量産体制にあったとされており、『complete of MANISH at the BEING studio』に収録された未発表曲2曲は共に今作制作時に作られた楽曲であり、他にも多数未発表曲があるとされている。
楽曲の量産時期にあっただけに今作には非常に勢いがある。基本的に前作と同じキーボードとハードなギターを利かせたビーイング王道な明石サウンドだが、さらにブラッシュアップさせ、MANISH明石昌夫路線の完成形といった印象。シングルが多い事もあるが、とことんの王道連発。シングルに挟まれた中盤の2曲も埋め合わせになっていなくて特に「ゆずれない瞬間」はシングル曲のようなパワーでリード曲的な存在感。一方でラスト3曲はミディアム〜バラード3連発で、"かった"過去形が2曲続いたり、バラード→さらにド派手バラードというくどい締め方になっていたりするのは若干気になるところ。密度が濃い活動をしていたせいか、今作で早くも完成を見たせいか、3rdでは方向性を変えてくるので、3作のオリジナルアルバムの中では1番MANISHらしく、ビーイングらしい作品だと思う。織田哲郎や栗林誠一郎の提供曲と西本による自作曲に大きなインパクトの差は無いように感じるし、これなら全面自作でもあまり変わらなかったようにも思うが、誰が作曲でもあまり変わらない感じがするのは明石昌夫のアレンジの影響が強いというのはあるのかも。
印象度★★★☆☆
2022.12.19修正