Manish
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 声にならないほど愛しい | 上杉昇 | 織田哲郎 | 明石昌夫 | 2ndシングル 最高26位 売上19.5万枚 |
2 | いつか誰かに出逢うため | 井上留美子 | 西本麻里 | 明石昌夫 | |
3 | 素顔のままKISSしよう | 大黒摩季 | 西本麻里 | 明石昌夫 | 3rdシングル 最高34位 売上9.0万枚 |
4 | 君へのメロディー | 大黒摩季 | 西本麻里 | 明石昌夫 | |
5 | 恋人と呼べないDistance(130 Brand-Nex Mix) | すみれ 小田佳奈子 | すみれ | 明石昌夫 | 1stシングル 100位圏外 |
6 | 素直になれない | 井上留美子 | 西本麻里 | 明石昌夫 | |
7 | DREAM AGAIN | 高橋美鈴 | 西本麻里 | 明石昌夫 | 2ndシングルC/W |
リリースデータ
1993年4月14日 | 初登場3位 | 売上18.6万枚 | Produced by 長戸大幸 Sound Produced by 明石昌夫 |
ZAIN RECORDS |
メンバー
Vocal | 高橋美鈴 |
Keyboards | 西本麻里 |
MANISH1stアルバム。92年12月20日に「恋人と呼べないDistance」でデビュー。元々は『美少女戦士セーラームーン』主題歌「ムーンライト伝説」を歌っていた4人組女性グループDALIとして92年4月にデビューしていたが1枚限りで終了、メンバーだった高橋と西本の2人でMANISHとして改めてデビューした形。ここまでの3シングルから表題曲3曲とC/W1曲、新曲3曲を収録。ミニアルバム形式での1stアルバムはZARD、WANDS、T-BOLAN等と同様で、タイトルがアーティスト名の1stアルバムはその後もBAAD、REV、DEEN、FIELD OF VIEWなどへと続いた。タイトルはMANISHではなくManishと表記されている。元々1st,2ndシングルはMANISH表記だったが、3rd「素顔のままKISSしよう」〜8th「明日のStory」までのシングルのジャケットは全てManish表記で背文字部分ではMANISH表記という状態がしばらく続き、9th「走り出せLonely Night」以降はMANISHで統一された。「恋人と呼べないDistance」は130 Brand-Nex Mixとしてテンポも上がってボーカルも新録音されほぼ作り直された。ベスト盤も全て今作のバージョンで収録されているためシングルバージョンは8センチシングル盤でしか聞けないが入手困難となっている。曲解説が書かれたライナーノーツが封入されているが、ZAINリリースリストの裏面に記載されている。リリースリストのみでライナーが掲載されていないものも出回っているようなので初回出荷分だけだったのかもしれない。
90年代前半の典型的なビーイング王道の明石昌夫サウンドが炸裂。ハードロック風味のド派手なギターや随所でキメまくるシンセ、キーボードサウンド、キラキラ感やポップさをまとった方向性はZARDやWANDSのポップな部分にも通じるが、高橋の声は大黒摩季に似ている。ひたすらキャッチーでもあるので聞きやすいが、終わってみると似たような曲ばかりで案外覚えてなかったりもする。最初から明石昌夫でブレが無いのでビーイング系の1stアルバムにしては一貫性があるが、「君へのメロディー」がバラードなのを除くとほとんど区別がつかない王道連発なので、正直面白味や個性には欠けるところはある。
またライナーによれば今作の時点で既に西本の作曲ペースが順調で30曲はストックがあったというが、表題曲ではほとんど採用されなかったことや総曲数でそもそもそのくらいしか発表されなかった事を考えると大半がボツ&お蔵入りのままになったのでは…。
印象度★★★☆☆
2022.12.15修正