Bon Appetit!
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 毎日がスペシャル | 竹内まりや | 竹内まりや | 山下達郎 | 30thシングル(カット) 最高40位 売上0.7万枚 |
2 | 真夜中のナイチンゲール | 竹内まりや | 竹内まりや | 山下達郎 | 29thシングル 最高7位 売上14.6万枚 |
3 | ロンリー・ウーマン(2001 Remix Version) | 竹内まりや | 竹内まりや | 山下達郎 | 26thシングル 最高13位 売上16.6万枚 |
4 | 心はいつでも17才(seventeen) | 竹内まりや | 竹内まりや | 山下達郎 | |
5 | とまどい | 竹内まりや | 竹内まりや | 山下達郎 | 広末涼子に提供 セルフカバー |
6 | ソウルメイトを探して | 竹内まりや | 竹内まりや | 山下達郎 | 28thシングルC/W |
7 | ノスタルジア | 竹内まりや | 竹内まりや | 山下達郎 | 31stシングル(カット) 最高30位 売上2.0万枚 |
8 | Dream Seeker | 竹内まりや | 竹内まりや | 山下達郎 | |
9 | Tell me,tell me(2001 Remix Version) | 竹内まりや | 竹内まりや | 山下達郎 | 26thシングルC/W |
10 | 今夜はHearty Party(2001 Remix Version) | 竹内まりや | 竹内まりや | 山下達郎 | 25thシングル 最高3位 売上39.8万枚 |
11 | カムフラージュ | 竹内まりや | 竹内まりや | 山下達郎 | 27thシングル 最高1位 売上46.3万枚 |
12 | Winter Lovers | 竹内まりや | 竹内まりや | 山下達郎 | 27thシングル両A面曲 |
13 | すてきなホリデイ | 竹内まりや | 竹内まりや | 31stシングルC/W(カット)、 45thシングル『君の居場所(Have a Good Time Here)』C/W(カット) |
|
14 | 天使のため息 | 竹内まりや | 竹内まりや | 山下達郎 | 28thシングル 最高6位 売上15.3万枚 |
15 | A cup of tea | 竹内まりや | 竹内まりや | 山下達郎 |
ORCHESTARTION(13),STRINGS&FLUTES(7),HORN(15) ARRANGED BY 服部克久
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 駅(オリジナル・カラオケ) | 竹内まりや | 竹内まりや | 山下達郎 | 16thシングル(カット) カラオケバージョン初CD化 |
2 | 元気を出して(オリジナル・カラオケ) | 竹内まりや | 竹内まりや | 山下達郎 | 15thシングルC/W、17thシングル(カット) カラオケバージョン初CD化 |
3 | シングル・アゲイン(オリジナル・カラオケ) | 竹内まりや | 竹内まりや | 山下達郎 | 18thシングル カラオケバージョン初CD化 |
4 | 純愛ラプソディ(オリジナル・カラオケ) | 竹内まりや | 竹内まりや | 山下達郎 | 24thシングル C/W収録 |
5 | カムフラージュ(オリジナル・カラオケ) | 竹内まりや | 竹内まりや | 山下達郎 | 27thシングル C/W収録 |
リリースデータ
2001年8月22日 | 初登場1位 | 売上122.4万枚 | Produced by 山下達郎 | MOON RECORDS |
竹内まりや9thアルバム。前年にライブ盤『Souvenir〜Mariya Takeuchi Live』の発売はあったものの、スタジオアルバムとしては94年のベスト盤『Impressions』以来、オリジナルとしては92年以来9年ぶりとなった。ベスト盤『Impressions』以降、95年以降のシングルをすべて収録。C/Wからは25thC/Wの「真冬のデイト」以外は収録された。さらに今作リリース後、9月に「毎日がスペシャル」、11月に「ノスタルジア」(C/W「すてきなホリデイ」)がシングルカットもされた。4作連続最後のミリオンヒットを記録。自身2番目、オリジナルアルバムでは最大のヒットとなった。
初回盤にはカラオケ音源5曲を収録したボーナスCD『For Your Dessert!』が付属する。これに伴いDUOケース仕様、カラオケ歌詞カードが別紙で付属する。品番は初回盤も通常盤も分けられていない。94年からシングルC/Wにカラオケバージョンを収録するようになっていたため「純愛ラプソディ」「カムフラージュ」はそれぞれのシングルC/Wにも収録されていたが、「駅」「元気を出して」「シングル・アゲイン」の3曲のカラオケバージョンは初CD化となった。ただしこの3曲も過去にカセット限定のカラオケ集に収録されていたた。また08年のベスト盤『Expressions』初回盤付属のカラオケCDには5曲全てが再度収録されている。
帯に書かれているキャッチは「ベストを超えたオリジナル」。シングルが溜まっていたことやCM・映画・ドラマタイアップが満載だったので実際ベスト盤のようだった。特に『Impressions』以降、ケンタッキーのクリスマスシーズンCMソングとして「今夜はHearty Party」、「すてきなホリデイ」(こちらは現在まで継続して使用されている"ク〜リスマスが今年もやってくる♪"でおなじみのアレ)が起用され、発売時点で最新のタイアップとしてフジ系『めざましテレビ』テーマ曲として「毎日がスペシャル」が使用され、「カムフラージュ」は木村拓哉出演(主演は中山美穂扱い)の大ヒットドラマ『眠れる森』主題歌、「真夜中のナイチンゲール」は中居正広主演ドラマ『白い影』主題歌、広末涼子の歌手デビュー作「MajiでKoiする5秒前」を提供し、そのC/W「とまどい」を今作でセルフカバーし、「天使のため息」は広末涼子が主演した映画『秘密』主題歌だった。
このように今作までの数年間はSMAP、広末涼子という当時若者の間で筆頭級だったアイドルとの接点が連続し、当時の若者の耳に入りやすいタイアップが連発されていた。個人的にもここまでの数年間が中学〜高校時代に該当していて竹内まりやの楽曲が次々と耳に入ってくる状態になっていた。「ベストを超えたオリジナル」に偽りなく、ここまでの数年間で耳にして馴染んでいた曲が目白押しだったため、『Impressions』よりも今作が竹内まりや入門にして決定版となり、当時から愛聴盤となった。現在も思い出補正もあるが、1番好きなアルバム。基本的に大人向け&同世代向けの方向性を中心とする竹内まりやの作品群の中で最も間口を広げた作品だと思う。
一方これまでよりも山下達郎1人演奏+山下達郎とシンセ技師の2人がかりでの打ち込みをメインとした楽曲がさらに増えたため、緻密で普遍的なポップスに変わりはないものの、もう少し生音バンド演奏でも聞きたかったなというところはある。特に直近の作品がライブ盤『Souvenir〜Mariya Takeuchi Live』だっただけに続けて聞くとよりそう思う。
印象度★★★★★
2018.1.25修正