I come back again

リリースデータ

松元治郎2ndミニアルバム。自社通販限定作品。3年4ヵ月ぶり2作目のソロ作品。当初前作リリースから1年ほど経過した2013年秋頃に制作開始と発表されていたが、間もなく中断が発表されていた。しばらく音沙汰が無かったが、2015年秋頃に制作が再開されたという発表があった。前作同様に制作の全行程を安保一生が手掛けており、完全に松元・安保の2人だけで制作されている文字通りの完全自主製作盤。このためクレジットはAll Songs Arrangement,Guitar,Programing,Recording,Mix...とボーカル以外全てのクレジットが安保一生になっているが今回は前作より項目が省略された。提供陣も前作と同じで3期WANDSメンバーだった木村真也と3期WANDSに曲提供していた綿貫正顕が作曲を担当している。予約特典は生手形。

制作体制が前作と同じだが、本人作曲のバラードが多かった前作に対して今作は本人作曲が減ってロック色が強くなり勢いを感じる作品になっている。前作以上に3期WANDSに接近したというか、最早完全に3期WANDSファンに向けた1作。歌詞に年月を重ねた深みは出ているんだけど40半ばになったのに全く衰えていない歌声も含めて3期WANDSがそのまま復活したような作品で個人的には前作よりも気に入った。改めて安保一生が曲を作れるとかアレンジをやれるというミュージシャン活動だけに留まらずに、CDの制作過程そのものをB社在籍時から勉強していたから実現している作品であるわけで、本当にいい仲間に恵まれたなぁ…と思う。3期WANDSはひたすら作品だけが4シングル、1アルバムリリースされただけで短く活動を終えてしまっただけに10年以上も経ってこうして会社に関係なく当時のメンバーや提供者が集まってまた作品を作っているというのが熱い。前作は最終的に品切れとなったが、3期WANDS『AWAKE』が好きなら売り切れる前に買っておいて損のない1作。

予約特典は前作は写真カードに直筆サインが入っているものだったが、今回はでかい半紙に生手形。何故に手形？そして地味にでかいよ！どこに保管すりゃいいんだよ！というのはあるにしても、熱い心意気を感じられた。

公式サイト通販のみ

印象度★★★★☆

2016.2.28更新

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