Reverb
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 彼方に浮かぶ月 | 松元治郎 | 綿貫正顕 | 安保一生 | WANDS時代のお蔵入り曲 |
2 | Afterglow | 松元治郎 | 松元治郎 | 安保一生 | |
3 | Journey | 松元治郎 | 木村真也 | 安保一生 | |
4 | Blindness | 松元治郎 | 松元治郎 | 安保一生 | |
5 | 逃亡者 | 松元治郎 | 安保一生 | 安保一生 | |
6 | 少年 | 松元治郎 | 松元治郎 | 安保一生 | |
7 | 古傷 | 松元治郎 | 松元治郎 | 安保一生 | 前事務所時代に公式サイトで公開されていた曲 |
リリースデータ
2012年10月12日 | 自主制作盤 | Produced by 安保一生 | INTERSTELLAR PRODUCTION |
松元治郎1stミニアルバム。3期WANDSボーカリスト和久次郎の本名名義での再始動作品。WANDS解体後はビーイングを離脱し、事務所を移籍して公式サイトで音源を発表していたがリリース等は無いままに05年に契約が終了。以降消息は不明だったが、2011年3月には3期WANDSギタリストだった杉元一生(現在は安保一生)が参加していたライブにゲストで登場し共演。2012年になって安保一生のプロデュースでソロデビューする事が発表された。制作の全行程(制作・録音・デザイン・マネージメント等)を安保一生が手掛けており、完全に松元・安保の2人だけで制作された自主制作盤となっている。このためクレジットはAll Songs Arrangement,Guitar,Programing,Recording,Mix,Web Management,Photograph,Video,Jacket Design...とボーカル以外全てのクレジットが安保一生になっている。公式サイトの通販及びライブ会場のみでの発売となり、現在は完売している。これらの手続きも全て安保一生によるもの。8月中に予約した人全員に松元治郎直筆の購入者名前入りメッセージカードが同封された。発売後には3期WANDS時代には行われなかった初ライブも行われた。
消息不明になってからかなり年月が経っていたのでまさか再び松元治郎の歌声が聞けるとも思っていなかった。あの頃と変わらない高音が炸裂しており、3期WANDS『AWAKE』からそのまま聞いても違和感が無い。作風も3期WANDSに近いものとなっている。ギター以外打ち込みながら、あまり安っぽくは聞こえないし、WANDSではいちギタリストに過ぎなかった安保一生がまさかプレイヤーとしてだけではなく、全行程を行えるほど、制作の勉強をしていたことにも驚いた。「彼方に浮かぶ月」はWANDS時代のお蔵入り楽曲で、既に作曲者の綿貫正顕もビーイングを離脱しているが、そもそも権利登録はされていない曲なのでビーイングに許可を取る必要もなかったようで、綿貫正顕に依頼したところOKをもらえたとのこと。このため特に3期WANDSを髣髴とさせる勢いの楽曲になっている。さらに「Journey」では3期WANDSの木村真也が提供。早くも3期WANDSメンバーが揃ったのは感動的だ。3期WANDSが好きだったなら基本的に帰ってきたと感じられる作品だが、「彼方に浮かぶ月」と「逃亡者」以外はミディアム〜バラードが並んでいる=自身作曲の4曲が全部バラードなのでそこのところだけは少々気になるところ。もちろんどれもいい曲だしバラードで歌声が生きるボーカリストだとも思うけど、やはり勢いのある曲ももう少し聞きたい。
印象度★★★☆☆