間一発
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 備考 |
1 | なにやってもうまくいかない | meiyo | meiyo | 1st配信シングル |
2 | レインボー! | meiyo | meiyo | 21/6/30にYouTubeで「レインボー!feat.鏡音リン・レン」として公開 セルフカバー |
3 | チャイニーズブルー | meiyo | meiyo | 3rd配信シングル |
4 | クエスチョン | meiyo | meiyo | 2nd配信シングル |
5 | あとがき | meiyo | meiyo |
Arrange;Shu Kanematsu(5)
リリースデータ
2022年5月6日 | 配信限定 | Produced by meiyo | ユニバーサル |
meiyoメジャー1stEP。配信限定。2009年頃からバンド「シガテラ」のドラマーとして活動しながら数年後にはワタナベタカシ名義での活動を行っていた。2018年にmeiyo名義に変更。インディーズでの活動を経て21年9月26日に「なにやってもうまくいかない」でメジャーデビュー。メジャーデビューしたものの全作が配信限定で、今作も配信限定となりメジャーでのCDリリースには至っていない。ここまでの3配信シングルとメジャーデビュー前にボーカロイド曲「レインボー!feat.鏡音リン・レン」として公開していた「レインボー!」のセルフカバー、新曲「あとがき」を収録。
TikTokで「なにやってもうまくいかない」がバズったらしく、TikTokユーザーの若者の間では「なにやってもうまくいかない」の人として一定の知名度はあるらしいが全く知らなかった。元々ドラマーでバンド出身なのでソロ名義になってからもバンドサウンド系の曲を中心としていたが2020年頃から打ち込み方面にもトライして出来た曲の1つという事だが…。奇怪だが中毒性のあるインパクトメロディーは確かにTikTokのような"使う"場所ではネタとしてバズりそうな感じの正しく今の時代のヒット曲っぽい感じはある。ただ個人的には全く好きではない。今作ではこれ以外はストレートなバンド系のポップな楽曲が並んでいる(元々がドラマーなのでドラムは自分で叩けばいいわけでギターもベースも生でサポートを呼んでという流れになりやすいためかYouTubeの演奏クレジット表記によればちゃんと生のバンド編成)。ヒット性や中毒性の高さは共通していてヒットメイカーっぽい風格のあるミュージシャンだなと思った。きっかけはドラマ『鉄オタ道子、2万キロ』OPの「チャイニーズブルー」だったが、「レインボー!」「クエスチョン」はその流れで聞いて十分に良さを感じられる方向性。「あとがき」はピアノバラードだがメロディーの良さは感じられたのでやはり「なにやってもうまくいかない」だけナニコレという感じなんだけど、一般的には逆で「なにやってもうまくいかない」みたいな打ち込み系かと思ったらなんか違うという印象になるのだろうか。本流はバンド方面な気がするけど、とにかくバズってリスナーを少しでもここに引っ張ってきて王道でも聞かせられるシンガーなんだというところを見せつける意味では良いEPなのかもしれない。
どういう方向に進むのかは分からないけどポップセンスは素晴らしそうなのでいずれにせよ期待したい。これだけのポップセンスを持っていたならもう少し早く売れていてもおかしくは無かったと思うが、インタビューなんか見るにそういうところもまた個性なのかもしれない。
印象度★★★★☆
2022.6.4更新
※今作はAmazon Musicで視聴しています。