SPLASH☆WORLD

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 SPLASH miwa miwa&NAOKI-T NAOKI-T  
2 結-ゆい- miwa miwa NAOKI-T 21stシングル 最高9位 売上1.8万枚
3 Princess miwa miwa,NAOKI-T NAOKI-T 20thシングル 最高5位 売上2.5万枚
4 夜空。feat.ハジ→ miwa&ハジ→ miwa&ハジ→ 小高光太郎 18thシングル 最高8位 売上3.2万枚
5 君と100回目の恋 miwa miwa NAOKI-T サントラ『君と100回目の恋 Original Soundtrack』収録曲(movie ver.)
6 アイオクリ miwa 内澤崇仁(androp) 内澤崇仁 サントラ『君と100回目の恋 Original Soundtrack』収録曲(movie ver.)
7 シャンランラン miwa miwa,NAOKI-T NAOKI-T 20thシングル両A面曲
8 ATTENTION miwa miwa&NAOKI-T NAOKI-T  
9 変わらぬ想い with Scott & Rivers Scott Murphy,miwa Rivers Cuomo,
youth case
Scott & Rivers  
10 泣恋 miwa miwa&NAOKI-T NAOKI-T  
11 あなたがここにいて抱きしめることができるなら miwa miwa NAOKI-T 19thシングル 最高8位 売上2.8万枚

Strings & Brass Arranged by NAOKI-T(1)
Strings Arranged by 真部裕,NAOKI-T(2)、NAOKI-T(5,11)、岡村美央(6)

リリースデータ

2017年2月22日 初登場5位 売上4.5万枚 Produced & Directed by 吉竹直樹
Produced by NAOKI-T(1〜3,7,8,10)、Scott & Rivers(9)
Sound Produced by ハジ→,小高光太郎(4)、NAOKI-T(5,11)、内澤崇仁(6)
Sony Records

miwa5thアルバム。1年10ヶ月ぶりのオリジナルアルバム。前作以降のシングルA面5曲は全て収録された(18th両A面「ストレスフリー」は前作からのシングルカットなので除く)。5万枚限定バラードベスト『miwa ballad collection〜graduation〜』に先に収録されていた「夜空。feat.ハジ→」「あなたがここにいて抱きしめることができるなら」もそのまま収録されている。主演した映画『君と100回目の恋』主題歌と挿入歌である「君と100回目の恋」「アイオクリ」は映画のサウンドトラック盤にmovie ver.として収録されていたが、オリジナルバージョンで初収録となった。「アイオクリ」には共演した坂口健太郎がボーカル参加しているほか、この曲と「泣恋」はandropがバンド演奏を担当している。「変わらぬ想い with Scott & Rivers」はScott & Riversによる提供コラボ曲で4月に発売されたScott & Riversのアルバム『ニマイメ』には「変わらぬ想い with miwa」として別バージョンで収録されている。マスタリングはStuart Hawkesが担当。売上は『miwa ballad collection〜graduation〜』こそ上回ったものの、これまでの4作のオリジナルアルバム全てを下回った。

初回盤は「miwa×keio 第58回三田祭前夜祭LIVE+メイキング」を収録したDVD付。これはライブ映像をほぼフル収録+当日のメイキング映像を収録した120分越えのライブDVDとなっている。これまでのアルバム特典DVDでのライブ映像は一部収録かダイジェストだったため、2時間越えのフル収録は初となった。

タイアップ攻めの多様なシングル曲、今回はC/W曲の収録は無いが女優展開に付随した実質的なセルフタイアップもあり、新曲は4曲のみ。少ない新曲でアルバムのバランス取りをしながらも特に「SPLASH」に一点集中してあからさまに凝ったサウンドメイクを施して気合いを入れてきてリード曲として1曲目に配置。タイトルチューンである1曲目がシングル級になっているのとシングル過多なのは前作『ONENESS』と似ている。作曲の共作はおろか完全な提供になったものもあるし主に作曲がいっぱいいっぱい、女優活動もあって制作の時間もかなり厳しそうなのがより鮮明に見えてしまうところはあり、進化や成長よりもギリギリのところで奮闘してそうな印象にはなってしまう。現状維持以上はどうしても期待できないというか…。

女優活動が音楽活動を邪魔しているという見方もあると思うけど、少しでも音楽活動の足しになるように女優業をやって音楽活動に還元させようというのが実際のところと思われ、女優に手を出して音楽活動が散漫になっているわけではないと思う。作曲が共作だらけになってきたのはタイアップとその締切に追われるようになってからだし、事務所側もこのまま音楽にだけ集中させても先行き不安と考えているのかも…。

アルバムとしては水の循環やはじけるイメージがあるようだけど、全体にバラエティ豊かな印象。「SPLASH」はひたすら構成に凝りまくっているし、ザ・Nコンバラードな「結-ゆい-」、西野カナを参考にしすぎ&西野カナと違ってネタにされるよりも一部には思いっきり嫌われそうなお姫様願望を歌う「Princess」、若干トレンド過ぎた感のある男女feat系ラブバラード「夜空。feat.ハジ→」、いかにもラブロマンス映画主題歌っぽい『君と100回目の恋』関連ソング、毎回1曲は出てくるまくし立て系ロックナンバー「ATTENTION」、Aメロの歌いだしでELT「fragile」が始まりそうなバラード「変わらぬ想い」…と、若干ハズしたかもしれない部分もあるものの概ねトレンドとタイアップ先の雰囲気に合わせていったような曲が並んでいる。基本的に生バンドで制作されていて、3rdのようなオケ制作における人件費削減も無い。新曲が少ないとかシングルが多いとか意識しなければそれなりに楽しく聞けるアルバムだと思う。

SPLASH☆WORLD(初回生産限定盤)(DVD付)初回盤DVD付  SPLASH☆WORLD(通常盤)通常盤 

印象度★★★☆☆

2017.5.26更新

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