LOVE IS DANGEROUS

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 LOVE IS DANGEROUS YAMI BOLO YAMI BOLO YAMI BOLO  
2 神様の宝石でできた島 宮沢和史 宮沢和史 朝本浩文、宮沢和史 シングル 最高19位 売上23.9万枚
3 JUST SAY I DO YAMI BOLO 宮沢和史 朝本浩文、宮沢和史  
4 LIFE LINE YAMI BOLO、宮沢和史 YAMI BOLO YAMI BOLO  
5 LOVE IS DANGEROUS(Remix Version) YAMI BOLO YAMI BOLO YAMI BOLO リミックス
6 JUST SAY I DO(Remix Version) YAMI BOLO 宮沢和史 朝本浩文、宮沢和史 リミックス
Bonus Track(05年リマスター盤追加収録)
7 神様の宝石でできた島(Remix Version) 宮沢和史 宮沢和史 朝本浩文、宮沢和史 シングルC/W リミックス

リリースデータ

1994年4月21日
2001年9月18日(再発)
2005年8月3日(リマスター再発)
初登場9位、最高4位
-
-
売上18.4万枚
-
-
Produced by MIYA&YAMI ソニー

メンバー

MIYA(宮沢和史)
YAMI(YAMI BOLO)

MIYA&YAMIミニアルバム。THE BOOM宮沢和史にとっては初のソロプロジェクト。91年にシングル「みちづれ」のC/W「そばにいたい」をジャマイカの首都キングストンのスタジオでミックスしている際に現地のレゲエシンガーYAMI BOLOと初対面。この縁から93年にユニットが結成され、お互い2曲ずつ持ち寄る形でキングストンでレコーディングが行われた。3月に先行シングル「神様の宝石でできた島」がリリースされ、トップ10入りこそしなかったものの20万枚を越え当時のTHE BOOMとほぼ同等のヒットを記録。今作は初登場9位から2,3週目はトップ20に落ちたが4週目に5位、5週目に4位を記録しこれが最高位となった。宮沢のソロ関連の作品では最大のヒットを記録している。しかし完全なソロ名義ではないためか、現在はTHE BOOM公式サイトにおけるソロ作品の一覧からは除外されており、宮沢ソロ公式サイトのディスコグラフィーでもOTHERS枠のほぼ最下段に配置されていて、シングル盤に至ってはヒット作にも関わらず両サイトに記載が無い

01年にはレゲエナイスプライスライン「温故知新」シリーズの一環として単独で再発された。05年にTHE BOOMの20世紀のアルバム(『LOVIBE』まで)をリマスター再発した際にはソロ作品は含まれていなかったが何故か今作のみラインナップに入り、一緒にリマスター再発された。この際にシングルのC/Wだった「神様の宝石でできた島(Remix Version)」が追加収録された。

宮沢のソロ作品でソニー時代のものは今作のみ。ソロ活動はTHE BOOMが休止してEMI移籍後の98年から始まるので今作の立ち位置は微妙なところがあり…というか今作は独立した作品のような扱いになっている。前述のようにTHE BOOM『Singles+』に「神様の宝石でできた島」が収録された以外はソロベストアルバムにおいてもTHE BOOMにおいても選曲対象外になってしまっているのでソロ活動をさっとチェックするのにベスト盤と合わせて、偶然リマスター盤を発見した事もあり、今作も手に取った。

「神様の宝石でできた島」は01年にTHE BOOMでリアレンジしてセルフカバーされている。ヒットしたのは94年のMIYA&YAMIで、セルフカバー版はヒットしなかったものの、THE BOOMが解散に至るまでのベスト盤には2回選ばれたのでそっちの方が個人的に馴染み深い。MIYA&YAMIによるオリジナルはレゲエ調のかなりまったりした仕上がりなので、『Singles+』に収録された際に初聞きだったはずなのに全く印象に残っていなかった程で、開放的なTHE BOOMバージョンで改めてこんな名曲を聞き逃していたのか!と気付いたほどで、個人的にはすっかりTHE BOOMバージョンがスタンダードになってしまった。

それでも今作においては「神様の宝石でできた島」が1つ抜けて分かりやすく、後は本格的なレゲエナンバーが並んでいて実にレゲレゲとした(?)レゲエアルバムでひたすらレゲエのゆったりしたリズムに身を委ねるといった聞き方をしない限りはとっつきにくい。YAMI BOLOは現地で生音で制作し、宮沢が持っていった2曲は打ち込み中心なんだけどそんなに違いはない。「LOVE IS DANGEROUS」と「神様の宝石でできた島」は正直お互いのソロに近い状態でそれぞれがメインで歌っていて相手はオマケ程度のような扱いだけど、残り2曲は作詞は相互がコラボする形になっているので英語詞と日本語詞が織り交ぜられ、ボーカル面でもコラボ色が強くなっている。とはいえレゲエ全開なのでYAMI BOLOはそんなに日本で発表するのを意識してなくてどちらかというと宮沢和史がYAMIのレゲエワールドに合わせていったような雰囲気。リミックスに関してはガラッとトラックが差し替えられているタイプのリミックスではなく、ミックスが違う&引き伸ばしたといった感じであってもなくても…というところはある。

B0009V92KO05年リマスター盤  B00005G6O294年盤  B00005NYQ401年盤 

印象度★★★☆☆

2016.2.28更新

戻る