〜35〜
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 星のラブレター with 岸谷香 | 宮沢和史 | 宮沢和史 | 岸谷香 | THE BOOM 2ndシングルのセルフカバー |
2 | 恋をする時 with TRICERATOPS | 宮沢和史 | 和田唱 | 和田唱 | |
3 | 遠影〜albun mix〜 with 藤巻亮太 | 宮沢和史 | 藤巻亮太, 宮沢和史 |
藤巻亮太 | 2024/2/14配信シングル |
4 | Drawing it with HoRookies | 宮沢和史 | 宮沢和史 | HoRookies | |
5 | からたち野道〜35 ver.〜 with 坂本美雨 | 宮沢和史 | 宮沢和史 | 鬼武みゆき, 土屋玲子, 浅野祥 |
THE BOOM 3rdアルバム『JAPANESKA』収録曲のセルフカバー |
6 | 島唄〜琉奏〜 with 親川遥 | 宮沢和史 | 宮沢和史 | 亀井美音 | 2023/9/13配信シングル THE BOOM 11thシングルのセルフカバー |
7 | 午前0時の近景 | 宮沢和史 | 宮沢和史 | 高野寛 | 2023/5/31配信シングル |
Strings Arrange:土屋玲子(3,4)
Type-A DVD
2023〜2024 Recording Documentary &
Interview
リリースデータ
2024年4月24日 | 初登場52位 | 売上0.1万枚 | よしもとアール・アンド・シー |
宮沢和史6thアルバム。前作から3年3ヵ月ぶり。3作連続のミニアルバム形式。THE BOOMでのデビューから35周年を迎える事から"音楽生活35周年アルバム"と銘打たれ、告知時にはオリジナルアルバムとも明記されていたが、基本的に"35周年アルバム"として紹介されている。前年より配信リリースされていた3曲と新録音4曲を収録。「遠影」は今作発売告知後に先行配信としてリリースしていたが今作ではalbun mixとなっている。「星のラブレター」「からたち野道」「島唄」の3曲がTHE BOOMのセルフカバー。1曲ごとにゲストが参加しており、名義も宮沢和史 with ○○となっているが、「午前0時の近景」のみ単独ソロ名義となる。
Type-Aはレコーディングドキュメント&インタビューを収録したDVD付。パッケージは『MUSICK』初回盤、『次世界』Type-Aを踏襲した三方背BOX仕様、スリム型マキシシングルケース2つにCD、DVDを別々に収納、ブックレットは別冊封入となっている。
Type-BはCDのみ。
主にアレンジと演奏をコラボ相手に委託するような形になっているが、岸谷香、TRICERATOPS、藤巻亮太、HoRookiesはいずれも相手が単独ボーカルを取らないコーラス参加であくまで宮沢メインボーカル。坂本美雨と親川遥はメインボーカルもあるデュエットという形。もう少しゲストに歌わせても良かったんじゃないかなとは思うんだけど曲提供やアレンジを任されたという意識が強くデュエットまでするつもりではなかったっぽい。坂本美雨と親川遥の2人は自身がアレンジに関与しておらず最初からボーカリストとして呼ばれているっぽいので意図が異なる感じ。
代表曲と新曲が混在しているが、どちらも変わらぬ素朴な歌モノ路線で派手ではないけどどれも素晴らしい。手癖全開になってしまうところはあるけど和田唱の提供や藤巻亮太とのコラボではいつもの宮沢和史っぽい曲以上の一味も二味も違う展開を感じられるし、普通以上にいい曲が並んでいる良作。DVDでは全曲の制作ドキュメントやインタビューが70分以上収録されていてじっくり堪能できる。前2作も良かったけど、復帰以降は派手さは無いけど、何だか分からない攻めすぎたワールドミュージック路線や実験的な曲も無く、シンプルにいい曲が続いていて新たなるキャリアハイに達している感じもある。それだけに35周年アルバムなのに7曲とこじんまりしたミニアルバムなのが惜しい。前2作も同じスタイルだったのでもうよしもとではミニアルバムしか制作できない状況なのかもしれないが、THE BOOMのセルフカバーというカードを切っても宣伝されないし話題にならないしでなんだかなぁ。よしもとへはTHE BOOM最晩年に急に移籍してそのままだけど足掛け10年も在籍した事になり在籍年数過去最長になるとはなぁ…。
印象度★★★★☆
2024.6.23更新