MIYAZAWA-SICK

No タイトル 作詞 作曲 Produced by 備考
1 抜殻-ぬけがら- 宮沢和史 宮沢和史 Hugh Padgham 1stシングル『Seven Days, Seven Nights』C/W
1stアルバム『Sixteenth Moon』収録曲
2 Perfect Love 宮沢和史 宮沢和史 Arto Lindsay 3rdアルバム『MIYAZAWA』収録曲
3 Save Yourself Brian Foreman 宮沢和史 Hugh Padgham 1stアルバム『Sixteenth Moon』収録曲
4 Tokyo Story(Final Groove Edition) 宮沢和史 宮沢和史 Arto Lindsay 3rdアルバム『MIYAZAWA』収録曲 新バージョン
5 ILUSAO DE ETICA Lenine 宮沢和史 Marcos Suzano&Fernando Moura 2ndアルバム『AFROSICK』収録曲
6 沖縄に降る雪 宮沢和史 宮沢和史 宮沢和史 3rdシングル 最高39位 売上0.9万枚
7 CAPITA DE AREIA Carlinhos Brown 宮沢和史 Carlinhos Brown&宮沢和史 2ndアルバム『AFROSICK』収録曲
8 ちむぐり唄者(Monoaural mix) 平安隆 宮沢和史 Arto Lindsay 3rdシングルC/W、3rdアルバム『MIYAZAWA』収録曲
9 矮小な惑星 Lenine・宮沢和史 宮沢和史 Eduardo Bid&Marcos Suzuno 2ndシングル『ブラジル人・イン・トーキョー』C/W
2ndアルバム『AFROSICK』収録曲
10 ANJOS〜天使たち Carlinhos Brown・
高野寛・宮沢和史
宮沢和史 Carlinhos Brown&宮沢和史 2ndアルバム『AFROSICK』収録曲
11 My Heart,My Soul,My Fear Brian Foreman 宮沢和史 Hugh Padgham 1stアルバム『Sixteenth Moon』収録曲
12 書きかけの歌 宮沢和史 宮沢和史 Hugh Padgham 1stアルバム『Sixteenth Moon』収録曲
13 遠い町で 宮沢和史 宮沢和史 Hugh Padgham 1stアルバム『Sixteenth Moon』収録曲
14 Cancion de la Isla(Shima Uta) 宮沢和史 宮沢和史 宮沢和史 THE BOOM『島唄』スペイン語セルフカバー 新録音

訳詞:国安真奈(5,7)
沖縄口訳:平安隆(6)
スペイン語詞:アルベルト(14)

リリースデータ

2003年1月16日
2012年3月21日(再発)
初登場40位
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売上1.0万枚
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東芝EMI
EMIミュージック・ジャパン

宮沢和史1stベストアルバム。THE BOOMボーカルの宮沢和史のソロでの初のベストアルバム98年のソロデビュー以降、98年2作、01年1作リリースされた3作のオリジナルアルバムから本人選曲となっている。「Tokyo Story」はFinal Groove Editionという新バージョン、THE BOOMの「島唄」をスペイン語でセルフカバーした「Cancion de la Isla(Shima Uta)」が新録曲として最後に収録された。またCD-EXTRA仕様で宮沢和史Photo Galleryを収録。98年のソロアルバムリリース時はTHE BOOM活動休止中だったが、01年のソロ活動はTHE BOOMと並行して行われていた。しかしソロにおいては3rdアルバム『MIYAZAWA』以降1年1ヵ月リリースが無い状態で今作がリリースされたためかここまでの3枚のアルバムを下回り当時の最低売上となった。02年1月に行われたライブ映像とシングル3作のMVを収録した今作と同タイトルで色違い(青)のDVD『MIYZAWA-SICK』が同時発売されている。2012年にはTHE BOOM含めてEMI時代のアルバムが一斉に再発され、そちらが現行盤となるが単なる再発でリマスターは行われていない。

シングルにはこだわっておらずこの時点で正式なソロ名義でリリースした3枚のシングルのうち「沖縄に降る雪」しか収録していないが、一応3枚のアルバム単位で見た時においしいとこ取りをした選曲にはなっているようだ。THE BOOMのワールドミュージック期3作のそのままの延長といった感じの作風は多種多様。急にHIP HOPし始めたりもするが、沖縄の要素と南米の要素が随所で強く出ているのが印象に残る。当時のTHE BOOMのアルバム曲の路線をさらに自由に突き詰めたような曲が並んでいるので、正直かなり分かりにくく、かなりじっくり聞かないと良さがなかなか見えてこない。ただ元々のルーツや当時影響を受けて傾倒していた音楽への敬意はソロの方がより強く出ているのかなとは思う。

新録音された「Cancion de la Isla(Shima Uta)」はスペイン語バージョンと紹介されているが実際には日本語詞が一部そのまま残されているため、スペイン語と日本語がちゃんぽんされたなんとも奇怪な仕上がりに。01年にTHE BOOMでリメイク(後の「島唄2001」)、02年に「島唄」がリバイバルヒットし、アルバムにもう1回収録&別バージョンも制作していたから、これで3年連続で「島唄」の別バージョンを作ったことになり、各方面からの要請が強かったんだろうとは思うけどちょっとやりすぎだったと思う。

B00007GRDD  B006YQTBTA2012年再発盤 

印象度★★★☆☆

2016.3.5更新