留まらざること 川の如く
| No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
| 1 | Paper Plane | 宮沢和史 | 宮沢和史 | 町田昌弘 | |
| 2 | 歌ったことのない歌 | 宮沢和史 | 宮沢和史 | 町田昌弘 | |
| 3 | よんなー よんなー with 夏川りみ | 宮沢和史 | 宮沢和史 | 高野寛 | 夏川りみとデュエット |
| 4 | 梅花藻 | 宮沢和史 | 宮沢和史 | 福原将宣 | |
| 5 | 亜壇の心 | 宮沢和史 | 宮沢和史 | ディアマンテス | ネーネーズへ提供 セルフカバー |
| 6 | 歌手 | 宮沢和史 | 宮沢和史 | 高野寛 | |
| 7 | わしま | 宮沢和史 | 宮沢和史 | 宮沢和史 | |
| 8 | Next to you | 宮沢和史 | 宮沢和史 | KinKi Kidsへ提供 セルフカバー |
ストリングスアレンジ:土屋玲子(3,8)
ピアノアレンジ:鬼武みゆき(8)
リリースデータ
| 2019年5月22日 | 初登場32位 | 売上0.2万枚 | よしもとアール・アンド・シー |
宮沢和史ミニアルバム。15年12月のベスト盤『MUSICK』以来3年5ヵ月ぶり。2014年12月のTHE BOOM解散後、2015年にソロ弾き語りツアーを行い、その年末にソロワークスの集大成としてソロ名義とGANGA ZUMBA、新曲も含めて総括し、2016年年明けに歌唱活動の無期限休養を発表。1年後の2017年年明けに少しずつ再開したい意向を明かし、春頃からイベント出演やTV出演などで歌唱活動を再開した。2018年以降は各局の音楽特番でソロでTHE BOOM時代のヒット曲「島唄」を披露する機会も増えていった。06〜08年はGANGA ZUMBA、09年〜14年まではTHE BOOMで活動していたため、ソロでの作品リリースはほとんど行われておらず、03年以降のソロ名義はベスト盤、ライブ盤、セルフカバーアルバムなどの企画作のみだった。新曲を軸にしたオリジナルアルバムとしては01年の3rdソロアルバム『MIYAZAWA』以来となり、今作は実質的に4作目のソロオリジナルアルバムとなる。
「亜壇の心」は18年6月のネーネーズのアルバム『MAPAI』に提供した楽曲、「Next to you」は17年12月のKinKi Kidsのベスト盤『The BEST』通常盤のみ収録の新曲として提供した楽曲のセルフカバー。「よんなー よんなー」では夏川りみがゲスト参加している。
09年以降のTHE BOOMと変わらないシンプルなバンドサウンドによるシンプルなミディアム〜バラード系の落ち着いた楽曲中心。「歌ったことのない歌」はTHE BOOMの「24時間の旅」を彷彿とさせるロック系だったり、三線による沖縄曲「わしま」などもあるが、基本的にこれまで見せてきたような作風に終始しており、正直新しさを感じる部分は全くない。シンプルな曲ながらもこれぞ宮沢和史といった宮沢節(?)がこれでもかとばかりにド王道で展開している1作だ。これだけシンプルな歌路線で、物凄く特徴的な声をしているわけでもないのにここまでこれぞ宮沢感が出せているのも何気に凄いような気がする。派手さは無いが、単純にマンネリだとか枯れたという印象にはならず、確かに染み渡る味わい深さはあり、それが最大の魅力だ。
印象度★★★☆☆
2019.8.10更新