沖縄からの風
| No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 備考 |
| 1 | 島々清しゃ/宮沢和史、夏川りみ、大城クラウディア | 久米仁 | 普久原恒勇 | 沖縄民謡の新録音カバー 夏川りみ 2ndアルバム『空の風景』で単独カバー |
| 2 | 沖縄からの風/宮沢和史、夏川りみ、大城クラウディア | 宮沢和史 | 宮沢和史 | 新曲 10/6先行配信 |
| 3 | ダイナミック琉球/大城クラウディア | 平田大一 | イクマあきら | イクマあきらのカバー 4thアルバム『CLARITY』収録曲 |
| 4 | スーキカンナー/宮沢和史 | 沖縄民謡の新録音カバー インスト(宮沢和史全演奏) | ||
| 5 | 島唄/宮沢和史、夏川りみ、大城クラウディア | 宮沢和史 | 宮沢和史 | THE BOOMの新録音カバー |
| 6 | 鷲ぬ鳥節/夏川りみ、大城クラウディア | 八重山民謡の新録音カバー 夏川りみ 沖縄ベスト『おきなわうた 〜琉球の風を感じて〜』で単独カバー |
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| 7 | 月ぬ美しゃ/宮沢和史 | 沖縄民謡の新録音カバー インスト(宮沢和史全演奏) | ||
| 8 | 愛よ愛よ〜子守唄バージョン〜/夏川りみ with 宮沢和史 | 宮沢和史 | 宮沢和史 | 夏川りみ デュエットアルバム『RIMITs〜ベスト・デュエット・ソングス〜』収録曲 配信版ではカット 7thシングルを作者の宮沢和史とデュエットしたバージョン |
| 9 | 與那武岳金兄小/大城クラウディア | 宮古島民謡の新録音カバー | ||
| 10 | 伊良部トーガニー/宮沢和史 | 沖縄民謡の新録音カバー インスト(宮沢和史全演奏) | ||
| 11 | 美しい島/大城クラウディア | ハシケン | ハシケン | 2ndアルバム『月下美人』収録曲 |
| 12 | 南洋小唄/宮沢和史 | 比嘉良順 | 比嘉良順 | 沖縄民謡の新録音カバー |
| 13 | シンカヌチャー/宮沢和史、夏川りみ、大城クラウディア | 宮沢和史, 我如古より子, 平田大一 |
宮沢和史 | 宮沢和史+DIAMANTES+シンカヌチャー、THE BOOMの新録音カバー |
| 14 | 芭蕉布/宮沢和史、夏川りみ、大城クラウディア | 吉川安一 | 普久原恒勇 | 沖縄民謡の新録音カバー 夏川りみ 1stアルバム『てぃだ〜太陽・風ぬ想い〜』で単独カバー |
リリースデータ
| 2021年12月8日 | 初登場94位 | 売上0.06万枚 | よしもとアール・アンド・シー |
宮沢和史、夏川りみ、大城クラウディアによる企画アルバム。沖縄を感じる音楽を届けることをコンセプトに2021年9月〜12月に開催された「沖縄からの風コンサート」と2022年に本土復帰50周年を迎える事を記念しての作品。オリジナルの新曲は「沖縄からの風」のみで10月6日に先行配信されていた。3曲は宮沢和史全演奏によるインスト、8曲は新録音カバー。「島唄」は3人全員がソロ名義での単独カバーも存在しているほか、夏川りみは沖縄民謡のカバーも多数発表していて既に単独でカバーした事のある楽曲もあるが「ダイナミック琉球」「愛よ愛よ〜子守唄バージョン〜」「美しい島」の3曲のみが既存音源で、それ以外は新録音カバーとなっている模様。
権利の関係か「愛よ愛よ〜子守唄バージョン〜」のみ配信版ではカットされている。しかし『RIMITs〜ベスト・デュエット・ソングス〜』収録曲としては普通に配信されているため、別途DＬ、ストリーミングにおいては『RIMITs〜ベスト・デュエット・ソングス〜』を通して聞く事は可能(プレイリストを組めばCDと同じ全14曲にも出来る)。
新曲「沖縄からの風」は近年の宮沢和史らしい落ち着きながらも普遍性の高い安定の良作といった印象だが、それ以外は「島唄」「シンカヌチャー」といった末期までのTHE BOOMリスナーであれば馴染み深い楽曲はあるもののそれ以外はほぼ民謡カバー連発なので、いかにもな民謡だねぇ…という以外にあまり印象に残ってこない。というか民謡に次ぐ民謡なので少々とっつきにくい。まあコンセプトが沖縄を感じる音楽なので、新しく作られた沖縄風のポップスばかりとなればそれはそれで違うし、伝統を大事にするという意向も強いんだろうけどなかなか難しいところだ。そもそも沖縄に何の縁も無い宮沢和史がTHE BOOM「島唄」を大ヒットさせたことで"島唄"の一般イメージ自体がこの1曲に集約されてしまい伝統を大事にしてきた層からは良く思われなかったという事も当時あったわけでそこから沖縄に寄り添ってきた宮沢和史としても伝統を重んじる事、本来の島唄を後世に伝えていく事はかなり大事にしている感じはある。沖縄関連の新曲って依頼されれば「シンカヌチャー」みたいに本気で向き合って制作するけど、実はそんなに積極的に発表してなくて、沖縄をテーマにしたアルバムでも『OKINAWA〜ワタシノシマ〜』は既存曲とリメイクばかり、『世界でいちばん美しい島』も沖縄無関係か民謡カバーで曲数を埋めていて、1作通して沖縄をイメージしたオリジナル新曲でアルバムを制作した事も無い。そういったところも含めて伝統を重んじる沖縄音楽への思いが詰まったアルバム…といえば聞こえはいいが…「沖縄からの風」の出来がいいだけに民謡まみれのアルバムは難しい…。
印象度★★★☆☆
2022.1.22更新
※今作はAmazon Musicのみで視聴したためCD(ブックレット)を手に取っていませんので編曲は未確認です。