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No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | あたいの夏休み | 中島みゆき | 中島みゆき | 後藤次利 | 18thシングル 最高14位 売上5.2万枚 |
2 | 最悪 | 中島みゆき | 中島みゆき | 久石譲 | |
3 | F.O. | 中島みゆき | 中島みゆき | 椎名和夫 | |
4 | 毒をんな | 中島みゆき | 中島みゆき | 椎名和夫 | |
5 | シーサイド・コーポラス | 中島みゆき | 中島みゆき | ショートサイズ 20thシングルC/W(カット、フルサイズ) | |
6 | やまねこ | 中島みゆき | 中島みゆき | 船山基紀 | 20thシングル(カット) 最高43位 売上1.8万枚 |
7 | HALF | 中島みゆき | 中島みゆき | 椎名和夫 | |
8 | 見返り美人 | 中島みゆき | 中島みゆき | 萩田光雄 | 19thシングル 最高16位 売上4.3万枚 |
9 | 白鳥の歌が聴こえる | 中島みゆき | 中島みゆき | 久石譲 |
リリースデータ
1986年11月12日(LP) 1986年11月12日(CT) 1986年11月12日(CD) 1989年3月21日(ゴールドCD) 1990年5月21日(再発) 2001年4月18日(CD) 2008年10月1日(限定紙ジャケCD) 2018年5月2日(HQCD/リマスター) |
最高2位 最高4位 最高1位 - - - 初登場250位 初登場133位 |
売上11.3万枚 売上4.8万枚 売上7.6万枚 - - - 売上0.06万枚 売上0.05万枚 |
Produced by 甲斐よしひろ Co-Produced by miss M.(あいらんど) |
キャニオンレコード キャニオンレコード キャニオンレコード ポニーキャニオン ポニーキャニオン ヤマハミュージック ヤマハミュージック ヤマハミュージック |
中島みゆき14thアルバム。85年12月に12インチ仕様でリリースされた17thシングル「つめたい別れ」は未収録。「あたいの夏休み」「見返り美人」はミックス変更で収録されている。9日後に「やまねこ」がシングルカットされている。C/Wには「シーサイド・コーポラス」がフルサイズで収録された。今作では1番だけが収録されており、シングルでは2番が追加されている。またこの曲は弾き語りのため編曲表記が無い。レコード/カセット/CDが同時発売され、LP/カセットは前作より売上を落とし、7作続いていたLPでの1位を逃したが、CDでは1位を獲得して売上を大きく伸ばしたため、累計では前作を上回った。
以降何度かの再発を経てされているが01年にヤマハから一斉再発されたものが長らく現行盤となっていた。08年には紙ジャケで限定再発もされている。2010年以降に1枚97,200円にてクリスタルディスクとして通販限定で発売された際はリマスターされている。2014年に9th〜18thまでの10作品が『中島みゆきBOX2』として受注限定生産で通販限定で販売されている。2018年にはこのBOXのリマスター音源を使用した初のリマスター盤がHQCDとして3回に分けて18作品順次リリースされた。今回入手したのは01年盤。
今作では『御色なおし』に参加していた甲斐バンドの甲斐よしひろがプロデュースを担当。ジャケットに出ている2人の手は中島みゆきと甲斐よしひろらしい。また「あたいの夏休み」にはスティービー・ワンダーが参加。演奏や録音は基本的に国内でこれまで関与していたようなメンバーが担当しているが、ミックスとマスタリングを海外で行っており、ミックスにはラリー・アレキサンダー、マスタリングは21世紀以降のJ-POPでもリマスターとなるとバリバリ名前が出てくるあのテッド・ジェンセンが担当。当時としては海外で行うことで国内では出せないような先進的なサウンドに仕上がった…んだと思われる。全体に80年代サウンド極まるといった感じでロック色が強いんだけどかなりシンセの鳴り方やドラムの響き方などにかなり時代を感じてしまう。アコースティックギターにより弾き語りの「シーサイド・コーポラス」のシンプルさがやけに安心できるほどだが、「最悪」や「見返り美人」など凛々しさを増してきたボーカルを前に出した曲ではサウンド面の古さをけっこう払拭していてカッコよさを感じられる。
印象度★★★☆☆