中島みゆきライヴ! Live at Sony Pictures Studios in L.A
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | この空を飛べたら | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 6thアルバム『おかえりなさい』収録曲、32ndアルバム『いまのきもち』収録曲(セルフカバー) 加藤登紀子への提供曲 |
2 | 地上の星 | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 37thシングル |
3 | 土用波 | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 15thアルバム『中島みゆき』収録曲、32ndアルバム『いまのきもち』収録曲(セルフカバー) |
4 | 銀の龍の背に乗って | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 38thシングル |
5 | この世に二人だけ | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 10thアルバム『予感』収録曲、32ndアルバム『いまのきもち』収録曲(セルフカバー) |
6 | 夜行 | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 29thアルバム『心守歌-こころもりうた』収録曲 |
7 | 歌姫 | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 9thアルバム『寒水魚』収録曲、32ndアルバム『いまのきもち』収録曲(セルフカバー) |
リリースデータ
2005年3月23日 | 初登場54位 | 売上1.1万枚 | All Songs are Produced by 瀬尾一三、中島みゆき Produced by あいらんど |
ヤマハミュージック |
中島みゆきスタジオライブアルバム。初のSACDとのハイブリッド盤。ハイブリッド盤なので普通のCDプレイヤーで通常のCDとしても再生できるが、SACDとしては専用プレイヤーが無いと再生できない。広義でライブアルバムではあるが、観客を入れての通常ライブと異なり、映画撮影スタジオであるLAのソニーピクチャーズスタジオでのスタジオライブの模様を収録。このため他のライブアルバムの通算カウントには公式に含まれていない模様。同タイトルのDVDも同時発売された(2011年Blu-ray化)。DVDでも同時発売されたためか通常の売上を大きく下回り、トップ50落ちとなった。また2012年秋に公開された映画『中島みゆきLIVE 歌姫 劇場版』はPV、ライブ、新規映像の3部構成だったがライブ部分はこの時のライブ映像で構成されていた。映画の公式サイトによれば今作の録音が行われたのは2004年9月29,30日の2日間だった模様。
選曲は最近のヒットシングル2曲と、近年のアルバム曲(当時最新だったセルフカバーの『いまのきもち』中心)という構成。直近のシングルヒット2曲「地上の星」「銀の龍の背に乗って」が収録されているのは1つの目玉だと思う。広く知られた00年代の代表ヒット作であるこの2曲だが『Singles』シリーズでも分断されていて、2016年に『前途』がリリースされるまで同じアルバムに収録されたことが無かった。この2曲目当てでなんとなくで手に取りやすいアルバムでもある。全7曲とやや少なめだが1曲1曲の熱度が高いので、案外このくらいがちょうどいい。
ライブといってもスタジオライブで声援も無く、1発録音に近いので正直ライブっぽさは皆無。演奏もLAの現地バンドメンバーだけでなく、ストリングス隊もどっさり入っていてCDと変わらない。一応歌声にはややライブっぽさがあり、「地上の星」にしても「銀の龍の背に乗って」にしてもCDほどドスの聞いた歌声で歌っていない。このためなんかちょっと違う感じではあるんだけど(個人的には2曲ともCDの声の方がしっくりくる)、極端にがなり立てたりいかにも生っぽい歌い方もあまりしていないので、何も言わずに聞かされたらライブアルバムというより単なる再録アルバムかと思ったかもしれない。もう少しライブっぽい方がライブアルバムとしてはいいんだけど、これはこれで00〜04年までのミニベスト盤みたいな捉え方も出来て聞きやすいアルバムだった。
印象度★★★★☆
2016.5.23更新