中島みゆき
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 湾岸24時 | 中島みゆき | 椎名和夫 | 椎名和夫 | |
2 | 御機嫌如何 | 中島みゆき | 中島みゆき | 椎名和夫 | 21stシングル 最高14位 売上2.9万枚 |
3 | 土用波 | 中島みゆき | 中島みゆき | 椎名和夫 | |
4 | 泥は降りしきる | 中島みゆき | 中島みゆき | 久石譲 | |
5 | ミュージシャン | 中島みゆき | 中島みゆき | 椎名和夫 | |
6 | 黄色い犬 | 中島みゆき | 中島みゆき | 椎名和夫 | |
7 | 仮面 | 中島みゆき | 甲斐よしひろ | 椎名和夫 | 22ndシングル 最高23位 売上2.8万枚 |
8 | クレンジング クリーム | 中島みゆき | 中島みゆき | 久石譲 | |
9 | ローリング | 中島みゆき | 中島みゆき | 椎名和夫 |
リリースデータ
1988年3月16日(LP/CT/CD) 1989年3月21日(ゴールドCD) 1990年5月21日(再発) 2001年5月23日(CD) 2008年10月1日(限定紙ジャケCD) 2018年5月2日(HQCD/リマスター) |
初登場3位 - - - 初登場261位 初登場148位 |
売上16.5万枚 - - - 売上0.06万枚 売上0.04万枚 |
Produced by miss M.(あいらんど)、椎名和夫 | ポニーキャニオン ポニーキャニオン ポニーキャニオン ヤマハミュージック ヤマハミュージック ヤマハミュージック |
中島みゆき15thアルバム。ライブ盤やベスト盤のリリースを挟んで87年はオリジナルアルバムのリリースが無く、1年4ヵ月ぶりのオリジナルアルバム。発売前にライブを停止し今作の制作に専念することを「出産」に専念すると表現していた事から「みゆきが産んだのはみゆきだった」というキャッチコピーがついたセルフタイトルアルバムとなった。なお79年から続けていたニッポン放送のラジオ番組「中島みゆきのオールナイトニッポン」は今作の1年前に同じく音楽活動に専念するためとして辞めている。前作をプロデュースしていた甲斐よしひろは「仮面」を作曲しているものの今作の制作には多忙により参加していない。しかしアドバイスはもらっていたようで作詞作曲編曲クレジットの直下に「SPECIAL ADVISE:甲斐よしひろ」とクレジットされている。前作に引き続き、ミックスとマスタリングはニューヨークで行われ、ミックスはラリー・アレキサンダー、マスタリングはテッド・ジェンセンが担当。
01年にヤマハから一斉再発されたものが長らく現行盤となっていた。08年には紙ジャケで限定再発もされている。2010年以降に1枚97,200円にてクリスタルディスクとして通販限定で発売された際はリマスターされている。2014年に9th〜18thまでの10作品が『中島みゆきBOX2』として受注限定生産で通販限定で販売されている。2018年にはこのBOXのリマスター音源を使用した初のリマスター盤がHQCDとして3回に分けて18作品順次リリースされた。今回入手したのは90年盤。
セルフタイトルとなった今作だがこれぞ中島みゆきという代表作なのかと言えば特にそういうわけではなく、今作は御乱心の時代の最終作に位置付けられているようだ。今回もロック色が強めで力強い印象の曲が並んでいるので、以降のイメージにだいぶ接近してきている感じはする。「黄色い犬」「クレンジング クリーム」など特定のフレーズをひたすら連発する曲には妙な中毒性があるけど、今作の最大の聞きどころはやはり最終曲「ローリング」だろうか。男目線の力強さ、命令調の歌詞や"荒野にいる"という歌詞は揺るぎなく中島みゆきだ。
印象度★★★☆☆