おかえりなさい

No タイトル 作詞 作曲 編曲 提供相手
1 あばよ 中島みゆき 中島みゆき 後藤次利 研ナオコ(76年)
2 中島みゆき 中島みゆき 福井峻 グラシェラ・スサーナ(78年)
3 サヨナラを伝えて 中島みゆき 中島みゆき 鈴木茂 研ナオコ(77年)
4 しあわせ芝居 中島みゆき 中島みゆき 鈴木茂 桜田淳子(77年)
5 雨… 中島みゆき 中島みゆき 後藤次利 小柳ルミ子(78年)
6 この空を飛べたら 中島みゆき 中島みゆき 鈴木茂 加藤登紀子(78年)
7 世迷い言 阿久悠 中島みゆき 戸塚修 日吉ミミ(78年)
8 ルージュ 中島みゆき 中島みゆき 戸塚修 ちあきなおみ(77年)
9 追いかけてヨコハマ 中島みゆき 中島みゆき 後藤次利 桜田淳子(78年)
10 強がりはよせヨ 中島みゆき 中島みゆき 福井峻 研ナオコ(76年)

リリースデータ

1979年11月21日(LP)
1979年11月21日(CT)
1983年12月1日(初CD化)
1986年11月5日(再発)
1989年3月21日(ゴールドCD)
1990年5月21日(再発)
2001年3月28日(CD)
2008年10月1日(限定紙ジャケCD)
2018年3月7日(HQCD/リマスター)
最高2位
最高3位
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初登場200位
初登場141位
売上39.6万枚
売上13.7万枚
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売上0.07万枚
売上0.04万枚
キャニオンレコード
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ポニーキャニオン
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ヤマハミュージック
ヤマハミュージック
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中島みゆき6thアルバム。デビュー翌年の76年〜78年に他者へ提供した楽曲を集めた初のセルフカバーアルバムだが、オリジナルアルバムとしてカウントされている。「おかえりなさい」とは提供した楽曲が自身の元に戻ってきたことを意味する。

83年にCD化されて以降は何度か再発されているが01年にヤマハから一斉再発されたものが長らく現行盤となっていた。08年には紙ジャケで限定再発もされている。2010年に1枚97,200円にてクリスタルディスクとして通販限定で発売された際はリマスターされている。さらに2012年に初期アルバム8作をBOX化して受注限定生産されている『中島みゆきBOX』(HQCD仕様)でもリマスターされている。クリスタルディスクとBOXどちらもTom Bakerがリマスタリングを担当している。2018年にはこのBOXのリマスター音源を使用した初のリマスター盤がHQCDとして3回に分けて18作品順次リリースされた。今回聞いたのは01年盤。

デビューしてからずっと1年経たずにオリジナルアルバムを出すというハイペースっぷりだったが、これ以降は1年未満で通常のオリジナルアルバムを出すことはなくなるので、既存楽曲を利用したセルフカバーでいったん新作制作のペースをリセットしたい意向もあったのかなとも思うけど、それにしても3年間でこんなにコンスタントに曲提供していたとは驚きだ。正直なところ、提供相手の名前をかろうじて聞いたことがある程度で、1曲たりともわずかな聞き覚えすらなかった。セルフカバー作品というのはやはり原曲を知っていてこそ違いを楽しめるものだが、1曲も知らなかった時点で俺ダメじゃん…。

このアルバムは前作までを上回る当時の最高ヒットを記録しているので、おそらく収録楽曲は当時はそれなりにヒットして今作の好セールスに繋がるほどには知られていたと思われるが、後世まで広く語り継がれているほど有名な曲にはならなかった…という感じなのだろうか。これまでのアルバムに比べると圧倒的に地味、かつ非常に歌謡曲臭が強い。まさにTHE 昭和歌謡の世界。これがどうにも馴染めなかった。なんかもうCDという媒体が圧倒的に似合わず、これはおばあちゃん家でホコリ被ってるレコードプレイヤーを引っ張り出してLP盤で…とかなるべく昔の環境で聞いた方が絶対に味があるんじゃないかとすら思う。これまでの5作にも歌謡っぽさはあったけどそれ以上に中島みゆきカラーとでも言うべき世界観があったように思うんだけど今作は歌謡臭に覆いつくされていてあまりらしさが感じられなかった。提供用の楽曲は自身の楽曲よりも当時の流行に合わせていたのか、単に今作で初登場のアレンジャーが多いのでそれでこうなったのか…。

B00005HVB001年盤 B001E1TLOA08年紙ジャケ仕様  B078Y5T8LK2018年リマスターHQCD

印象度★★★☆☆

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