十二単〜Singles 4〜
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 恩知らず | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 43rdシングル 最高12位 売上1.0万枚 |
2 | 時代-ライヴ2010〜11- | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 43rdシングルC/W 2ndシングル、30thシングル(リメイク)のライブVer. |
3 | 荒野より(remix) | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 42ndシングル 最高11位 売上1.9万枚 remix |
4 | バクです | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 42ndシングルC/W |
5 | 愛だけを残せ(remix) | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 41stシングル 最高15位 売上1.6万枚 remix |
6 | 闘りゃんせ | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 41stシングルC/W YOKOへ提供 セルフカバー |
7 | 一期一会 | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 40thシングル 最高11位 売上3.4万枚 |
8 | 昔から雨が降ってくる | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 40thシングルC/W |
9 | 帰れない者たちへ | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 39thシングル(カット) 最高35位 売上1.3万枚 |
10 | 命のリレー<'04夜会ヴァージョン> | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 39thシングルC/W 33rdアルバム『転生 TEN-SEI』収録曲のライブVer. |
11 | 銀の龍の背に乗って | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 38thシングル 最高4位 売上21.4万枚 |
12 | 恋文 | 中島みゆき | 中島みゆき | 瀬尾一三 | 38thシングルC/W 31stアルバム『恋文』収録Ver. |
リリースデータ
2013年11月20日 | 初登場3位 | 売上7.2万枚 | Produced by 瀬尾一三、中島みゆき | ヤマハミュージック |
中島みゆき4thシングルコレクション。87年の『Singles』、94年の『SinglesU』、02年の『Singles 2000』の続編。毎回タイトル表記が変わっており、今回はシリーズで初めて別のメインタイトルがつけられ「Singles」の名称がサブタイトルとなったが、カウントは前回の年号から元の枚数に戻った。38th〜43rdシングルまでを今回も前3作同様に最新シングルから古いシングルへさかのぼる構成で収録。「闘りゃんせ」とライブ音源2曲がアルバム初収録。「荒野より」「愛だけを残せ」は普段録音とミックスのエンジニアを担当しているDavid Thoenerによりリミックスされている。また「恋文」は何故かシングルとは異なるアルバム『恋文』収録バージョンで収録されている。これにより「愛だけを残せ」と「恋文」はシングルバージョンがアルバム未収録のままとなった。曲全体の変更ではないが、厳密には「銀の龍の背に乗って」も歌い出し部分のリップノイズ(のようなもの)が消されたアルバム『恋文』バージョン。リマスターはこれまで通りにTom Bakerが担当。初回盤は「時代-ライヴ2010〜11-」のライブ映像を収録したDVD付。中島みゆきのアルバムにDVDが付属するのはこれが初で唯一。
『All Time Singles』とかやらずにあくまで続編の「4」、シリーズで一切被らないという当たり前に希少価値を感じてしまう今日この頃。ただ今回2曲がリミックスされたり、38thシングルがアルバム音源だったりと、前作で収録時間の関係からか間奏削ったのと3曲目のC/W別バージョンだけ未収録にしたのからさらに踏み込んだ変更が施されているところが個人的には残念だった。「荒野より」も「愛だけを残せ」(こちらはシングルVer.がアルバム未収録でCDで聞けていないのでYou Tube公式で聞いた)もかなりロック調で激しかったものがかなりこざっぱりした雰囲気に変貌。ちょっと音のバランス変えました程度ではないかなり大きなミックス変更がされている印象。
これに加えて今作で唯一当時からリアルタイムでシングル盤を聞いていてなじみ深い「銀の龍の背に乗って」がどこか迫力が無いのが気になった。長く聞きなれていた曲だとこのあたり敏感になるもので、これは今作のリマスター自体が当時より音圧を下げる方向で行われたためっぽい。となると「荒野より」も「愛だけを残せ」がシングルVer.で収録されていても当時よりおとなしくなっていたということか…。全体におとなしい雰囲気に統一した事で、どうももう少しガツンと来てほしいところで来ないもどかしさが…。
大きなヒットは「銀の龍の背に乗って」くらいだけどタイアップ曲自体は多く、タイアップ先で聞き覚えがあるなど知っている曲があるなら入りやすい。そうでないなら今作を最初の1作には選ばなくていいかなとは思う。そう思って発売当時スルーしてアルバム全作制覇の最後に聞くことにしたんだけど、そうしたら初めて聞く曲は「闘りゃんせ」だけになってしまったという…。リミックスやライブ音源、音圧下げなどオリジナルアルバムで聞いたのとは違うところは確かにあったけど…。
あと「時代」のライブ音源は問答無用で素晴らしい。歌詞の内容含めても若い時よりも年を重ねてより深みが増してくるような曲だと思うので期待はしてたんだけど軽く期待以上のパフォーマンス。2ndシングル、1stアルバムVer.(弾き語り)、93年リメイク(30thシングル)とこれまで3バージョンほど出ているけど、今回が1番響いた。
印象度★★★★☆
2016.11.15更新