5TH DIMENSION

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 Neo STARGATE 森由里子 大隅知宇 TeddylLoid  
2 仮想ディストピア 只野菜摘 AKIRASTAR AKIRASTAR  
3 猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」 前山田健一 前山田健一 前山田健一 7thシングル 最高5位 売上8.9万枚
4 5 The Power いとうせいこう MURO・SUI MURO・SUI  
5 労働賛歌 大槻ケンヂ Ian Parton Ian Parton 6thシングル 最高7位 売上6.9万枚
6 ゲッダーン! 下地悠 Damian j.Kulash Jr. Damian j.Kulash Jr.  
7 Z女戦争 ティカ・α ティカ・α 近藤研二 8thシングル 最高3位 売上11.6万枚
8 月と銀紙飛行船 岩里祐穂 永井ルイ 永井ルイ  
9 BIRTH Ø BIRTH 前田たかひろ NARASAKI NARASAKI・ゆよゆっぺ  
10 上球物語-Carpe diem- zopp 横山克 横山克  
11 宙飛ぶ!お座敷列車 桑原永江 佐藤晃 長谷川智樹  
12 サラバ、愛しき悲しみたちよ 岩里祐穂 布袋寅泰 布袋寅泰 9thシングル 最高2位 売上13.4万枚
13 灰とダイヤモンド 只野菜摘 前山田健一 近藤研二  

※シングル200位以内データ(2013年7月現在)

初回盤Aのみ ライブCD
ももいろ夜ばなし第一夜『白秋』第一部
2012年11月17日@ZEPP TOKYO
No タイトル 作詞 作曲 歌唱メンバー・備考
1 [オープニング〜リクエストコーナー@]     MC 進行は吉田照美
2 秋桜 さだまさし さだまさし 佐々木彩夏 山口百恵のカバー
3 初恋 村下孝蔵 村下孝蔵 百田夏菜子 村下孝蔵のカバー
4 [吉田照美の曲紹介@]     MC
5 涙目のアリス 松井五郎 林哲司 玉井詩織 限定アルバム『ももクロ★オールスターズ2012』収録曲
6 ありがとうのプレゼント ENA☆ 河合英嗣 有安杏果 1stアルバム『バトル アンド ロマンス』初回盤Aのみ収録曲
7 [リクエストコーナーA]     MC
8 津軽半島龍飛崎 田久保真見 田尾将見 高城れに 限定アルバム『ももクロ★オールスターズ2012』収録曲
9 襟裳岬 岡本おさみ 吉田拓郎 高城れに 森進一のカバー
10 [リクエストコーナーB]     MC
11 だって あーりんなんだもーん☆ 前山田健一 前山田健一 佐々木彩夏 1stアルバム『バトル アンド ロマンス』初回盤Aのみ収録曲
12 [吉田照美の曲紹介A]     MC
13 太陽とえくぼ 渡辺美佳 渡辺美佳 百田夏菜子 1stアルバム『バトル アンド ロマンス』初回盤Aのみ収録曲
  [リクエストコーナーC]     MC
15 少女人形 浅野裕子 南こうせつ 玉井詩織 伊藤つかさのカバー
16 [スクール・オブ・ミュージック開講]     MC 南こうせつ登場
17 [フォークとは何ぞや-なごり雪-]     MC
18 なごり雪(w.南こうせつ) 伊勢正三 伊勢正三 有安杏果 かぐや姫のカバー
19 [フォークとは何ぞや-神田川-]     MC
20 神田川(w.南こうせつ) 喜多条忠 南こうせつ 全員 かぐや姫のカバー
21 [フォークとは何ぞや-あの素晴らしい愛をもう一度-]     MC
22 あの素晴らしい愛をもう一度(w.南こうせつ) 北山修 加藤和彦 全員 加藤和彦と北山修のカバー
23 [エンディング]     MC

リリースデータ

2013年4月10日 初登場1位 初動18.0万枚、売上24.0万枚 KING RECORD

メンバー

レッド 百田夏菜子
イエロー 玉井詩織
ピンク 佐々木彩夏
グリーン 有安杏果
パープル 高城れに

ももいろクローバーZ、2ndアルバム。前作以降の4シングルを収録。C/W曲や「桃黒亭一門」名義でリリースした「ニッポン笑顔百景」、ライブ会場限定で発売されたシングルは未収録。初回盤Aには2012年11月17日にZEPP TOKYOで行われたラジオ番組形式のライブ「ももいろ夜ばなし第一夜『白秋』第一部」の模様を収録したライブCD付。初回盤Bは「Neo STARGATE」と「BIRTH Ø BIRTH」のPVを収録したDVD付。ビジュアルが3形態あるとされ、通常盤ジャケットの目元だけ見えているのが第1形態、初回盤Bの口元だけ見えているのが第2形態、顔全体がおおわれているのが第3形態とされている。第3形態が海外のデザイナーElena Slivnyakのデザインしたものの丸パクリではないかとの指摘がされていたが、後にキングレコード側はクレジットはしていないが本人の許可は得ていたと発表して事態を収拾した。初の1位を獲得し、さらに前作の初回盤2種を同時再発したため、1位2位を独占した。しかし2週目以降は大きく数字を下げ、累計はさほど伸びなかった。

とんでもなく攻めすぎなアルバム。相性がいいと思われていた前山田健一をほとんど起用せずに、あちこちから多種多様な曲を集めた結果、全曲が異なる強烈な個性を放つとんでもないインパクトの作品になった。アイドルブームの中においては他のグループもある程度の音楽性を持たせる事はやっているが、ここまで方向性不明のままやりたい放題やってとりあえず「なんかすげぇ」状態に持っていった力技たるや恐るべし…といった感じ。次から次へと個性的な楽曲が出てくるのでとにかく聞いている間は実に濃厚な時間が流れる。普通のアイドルっぽい楽曲が逆に無いものの、サビメロまで難解で非キャッチーなんてことはなく、聞きやすいメロディーが並んでいる。さほど好きではないけど確かに面白い作品ではあった。ももクロに、というかアイドルの曲に何を求めているかで評価は真っ二つなんじゃないだろうか。個人的にも面白い事は面白いがちょっとやりすぎたんじゃないかと思う。好き嫌いはともかく、話題作として聞いて損は無い1作だ。

初回盤AのライブCDは吉田照美が司会進行してラジオ番組のような内容。メンバーが持ち歌のソロ曲か、昭和のヒット曲カバーをアコースティック+弦の演奏で歌う。正直歌はもっと不安定だと思っていたので、往年の名曲にしても自分の持ち歌にしてもシンプルな演奏でごまかしが効かない状況の中ではけっこううまく歌っているように感じた。後半は南こうせつが登場し、フォーク談義を繰り広げる。MCでも語っているようにさだまさしの還暦を記念したライブに大量のゲストが登場した中にももクロと南こうせつがいた、というのが接点だったようだけどこの後のライブでも登場するなど随分と親交を深めている様子。ファン層は全くかみ合っていないと思われるが、7,80年代の名曲をあまり関心が無い世代に語り継いでいく上ではけっこう意味のある事なのかもしれない。こういった何でもアリなところは単に節操なしにも思えるが、あまりそう言われている様子が無いのは、じわじわと「ももクロなら何でもOK」な流れを作り出してきたスタッフ・メンバーの努力の賜物なんだろうと思う。

B00B2PH2EY初回盤A  B00B2PH316初回盤B B00B2PH41K通常盤 

印象度★★★★☆

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