桃も十、番茶も出花 MOMOIRO CLOVER Z BEST ALBUM

Disc.1
No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 ももいろパンチ TZK 斎藤悠弥 斎藤悠弥 インディーズ1stシングル 最高23位 売上1.4万枚
2 未来へススメ! yozuca* 黒須克彦 黒須克彦 インディーズ2ndシングル 最高11位 売上2.3万枚
3 行くぜっ!怪盗少女 前山田健一 前山田健一 前山田健一 1stシングル 最高3位 売上4.0万枚
2012年再発盤 最高7位 売上2.9万枚
4 ピンキージョーンズ 村野直球 NARASAKI NARASAKI 2ndシングル 最高8位 売上4.1万枚
5 ミライボウル 村野直球 前山田健一・大隈知宇 NARASAKI 3rdシングル 最高3位 売上4.7万枚
6 Z伝説〜終わりなき革命〜 前山田健一 前山田健一 前山田健一 4thシングル(5th同発) 最高5位 売上2.2万枚
7 D'の純情 只野菜摘 横山克 横山克 5thシングル(4th同発) 最高6位 売上1.9万枚
8 労働賛歌 大槻ケンヂ Ian Parton Ian Parton 6thシングル 最高7位 売上6.9万枚
9 猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」 前山田健一 前山田健一 前山田健一 7thシングル 最高5位 売上8.9万枚
10 Z女戦争 ティカ・α ティカ・α 近藤研二 8thシングル 最高3位 売上11.6万枚
11 サラバ、愛しき悲しみたちよ 岩里祐穂 布袋寅泰 布袋寅泰 9thシングル 最高2位 売上13.4万枚

 

Disc.2
No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 Neo STARGATE 森由里子 大隅知宇 TeddylLoid 2ndアルバム『5TH DIMENSION』収録曲
2 BIRTH Ø BIRTH 前田たかひろ NARASAKI NARASAKI・ゆよゆっぺ 2ndアルバム『5TH DIMENSION』収録曲
3 GOUNN 只野菜摘 しほり 木村篤史 10thシングル 最高2位 売上9.6万枚
4 泣いてもいいんだよ 中島みゆき 中島みゆき 瀬尾一三 11thシングル 最高1位 売上8.7万枚
5 MOON PRIDE Revo Revo Revo 12thシングル 最高3位 売上6.6万枚
6 夢の浮世に咲いてみな 岩里祐穂・Paul Stanley Paul Stanley・Greg Collins KISS・Greg Collins 13thシングル 最高2位 売上7.4万枚
シングル時は「ももいろクローバー vs KISS」名義
7 青春賦 桑原永江 しほり 冨田恵一 14thシングル 最高4位 売上7.9万枚
8 『Z』の誓い 森雪之丞 NARASAKI NARASAKI・ゆよゆっぺ 15thシングル 最高4位 売上5.8万枚
9 WE ARE BORN 藤林聖子 tatsuo tatsuo 3rdアルバム『AMARANTHUS』収録曲
10 マホロバケーション 六ツ見純代 invisible manners invisible manners 4thアルバム『白金の夜明け』収録曲
11 ザ・ゴールデンヒストリー 只野菜摘・浅利進吾 浅利進吾 長谷川智樹 16thシングル 最高2位 売上6.2万枚
12 BLAST! invisible manners invisible manners invisible manners 17thシングル 最高3位 売上5.7万枚
13 笑一笑〜シャオイーシャオ!〜 只野菜摘 invisible manners invisible manners 18thシングル 最高4位 売上3.1万枚
14 クローバーとダイヤモンド CLIEVY(C&K) CLIEVY(C&K) 小松一也 新曲

リリースデータ

2018年5月23日 初登場1位 売上6.8万枚 EVIL LINE RECORDS(KING RECORDS)

メンバー

Disc 1(1〜5)
ももいろクローバー
Disc 1(6〜11),Disc 2(1〜12)
ももいろクローバーZ
Disc 2(13,14)
ももいろクローバーZ
百田夏菜子 百田夏菜子 百田夏菜子
早見あかり 玉井詩織 玉井詩織
玉井詩織 佐々木彩夏 佐々木彩夏
佐々木彩夏 有安杏果 高城れに
有安杏果 高城れに  
高城れに    

ももいろクローバーZ、初のベストアルバム。3rd,4th2枚同時発売から2年3ヶ月ぶり。インディーズ時代の楽曲をまとめたコンピ盤『入口のない出口』、毎年クリスマス限定で販売していた限定シングルを集めた『MCZ WINTER SONG COLLECTION』が過去にあったが、純然たるベストアルバムとしては今作が初2008年5月17日の結成から10周年を記念しての作品。インディーズからここまでの20作のシングル表題曲、アルバムから4曲、最後に新曲を時系列に収録した2枚組。 3rd4thアルバムで唯一未収録だった「GOUNN」、3rd4th以降の「ザ・ゴールデンヒストリー」「BLAST!」「笑一笑〜シャオイーシャオ!〜」がアルバム初収録。2018年1月15日、突如としてライブ6日前に有安杏果がライブをもって卒業すると発表してすぐに卒業したため、4人になって最初のアルバムとなった。また1st〜3rdシングルは1stアルバム収録時に脱退した早見あかりを除く5人で再録していたが、今作はインディーズ2シングル含めて全て当時の音源で収録されている。クレジットでは時期ごとのメンバーが表記されている。シングル売上もやや下げつつあったが、今作も過去4枚のオリジナルアルバムを全て下回った(wikiには"初回限定とあるが継続的に販売されている"などと書かれていたがこのような売上のため単に初回盤が売れ残っているだけと思われる)。

初回限定-モノノフパック-ファン投票で選ばれた10曲+新緑2曲を収録したDISC-3、ドキュメンタリー「はじめてのももクロ -10th Anniversary Edition- モノノフver.」と「クローバーとダイヤモンド」のMV&メイキングを収録したBlu-ray、有安杏果卒業に伴い5人最後となったライブ『ももいろクローバーZ 2018 OPENING〜新しい青空へ〜』ライブBlu-rayのBlu-ray2枚付属、フォトブックレット封入、スペシャルBOX仕様。
初回限定-スターターパック-はCD2枚+ドキュメンタリー「はじめてのももクロ -10th Anniversary Edition- 」(モノノフパック収録のものよりもエピソードが少ない)と「クローバーとダイヤモンド」のMV&メイキングを収録したBlu-ray付
通常盤はCD2枚のみ。3種上位互換となっている。

大人数アイドルグループが幅を利かせる中で少人数での全力なパフォーマンスと垣根を飛び越えたような様々な課外交流などを通してももクロなら何でもOK、ももクロなら何でも素晴らしいというあの総絶賛モードが続いていたのは概ね2ndアルバム頃までで売上もそこがピークだったが、やはりアンチAKB(秋元康)的な層によるどこか過剰な賞賛ムードはあったように思う。さだまさしの還暦記念ライブにまでゲスト参加してくるような幅広い活動によって結果、さだまさしのライブに行っていた母も"ももクロちゃん"という存在を個人個人や具体的な曲名は知らずとも見かけたり聞けば認分かるくらいには認知していたくらいなので、基本的にはかなりの知名度と好感度は獲得していたんじゃないかと思う。ただやりすぎて良く分からない事になってきた2ndアルバムや紅白落選を卒業と言い放った辺りからはさすがになんでもかんでもももクロならなんでもOK、何でも注目みたいな空気は無くなってきて、いつしかファン以外が話題にしなくなっていってファン向けになっていった。タイアップやコラボで楽曲の話題性は尽きなかったが、飛び道具的なインパクトにも徐々に慣れてきてしまい、いよいよキャリアの難しい年ごろや時期に差し掛かってきたようにも思う。CDデビュー10周年は2019年なので何だか結成を理由に10周年を前倒しした感も漂う。

こうして並べて聞いていくと楽曲のインパクトはどれも飛び道具的に強いが、結局代表曲が何だったのかというと名前が知れ渡った割にはこれぞというヒットは出ず、最初に名前が知られた「行くぜっ!怪盗少女」がなんか1番代表曲っぽいイメージのままだった。個人的には「サラバ、愛しき悲しみたちよ」が1番好きだったかなぁという感じで概ねその辺りまでが勢いもあったと思う。以降の各方面とのコラボは異次元すぎてなんとなく凄い感じはするけど実際何が凄いのかは良く分からないという感じで徐々についていけなくなっていった感もある。まあでも2nd以降のオリジナルアルバムの派手で濃厚な世界観の演出に比べればシングルが並ぶ今作の方がライトで圧倒的に聞きやすく、ひとまず今作を聞いておけばOKな感じでもある。以後ももクロを聞き返すとすればひとまず今作にはなりそうだなぁ…。

B0795655CF初回限定モノノフパック  B079523J76初回限定スターターパック  B07951RDKP通常盤 

印象度★★★★☆

2020.8.23更新

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