見て
No | タイトル | 作詩 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | おもしろい[森高コネクション] | 森高千里 | 斉藤英夫 | 斉藤英夫 | |
2 | 別れた女 | 森高千里 | 斉藤英夫 | 斉藤英夫 | |
3 | 私が変? | 鈴木エキス | 山本拓巳 | 山本拓巳 | |
4 | ALONE | 森高千里 | 安田信二 | 安田信二 | 5thシングル 最高25位 売上2.6万枚 |
5 | ストレス | 森高千里 | 斉藤英夫 | 斉藤英夫 | 6thシングル(カット) 最高19位 売上4.0万枚 『ザ・ストレス-ストレス中近東ヴァージョン-』としてシングルカット |
6 | 出たがり | 森高千里 | 斉藤英夫 | 斉藤英夫 | |
7 | 戻れない夏 | 久和カノン | 島健 | 島健 | |
8 | 見て | 森高千里 | 斉藤英夫 | 斉藤英夫 | |
9 | LET ME GO | 伊秩弘将・ 森高千里 |
安田信二 | 山本拓巳 |
リリースデータ
1988年11月17日(CD/CT/LP) 1991年6月17日(再発) |
初登場5位 - |
売上6.6万枚 - |
Produced by YUKIO SETO Produced by YUKIO SETO and HIDEO SAITO(1,2,5,6,8) |
ワーナーパイオニア WEA Japan |
森高千里3rdアルバム。ミニアルバム『Romantic』から4ヵ月、フルアルバムとしては8ヵ月ぶり。シングル「ALONE」は表記は無いがシングルよりアウトロが長いアルバムバージョン。「ストレス」は89年2月に「ザ・ストレス -ストレス中近東ヴァージョン-」としてシングルカットされた。「ザ・ミーハー」に続いて"ザ・"が付属してのシングルカットとなったが、タイトルに"ザ・"をつけるのは芸風の1つとなった。公式サイトには既にCD/CTの記載しかないがわずかながらLPでも発売されていたようでLPで発売された最後の作品だったようだ。『Romantic』の売上を大幅に上回り、シングルアルバム通じて自身初のトップ10入りを果たしたものの売上は前作『ミーハー』を下回った。91年に1st〜4thアルバムが一斉に品番改定で再発されている(『Romantic』は含まれず)。
11月28日にはLD/VHSシングルとして同じジャケット写真、同じタイトルの『見て』という作品がリリースされたが、収録内容は「NEW SEASON」「ザ・ミーハー」「ALONE」の3曲で、「ALONE」以外はアルバム『見て』とは関連が無かった。
今作で一気に大半の作詩を自ら担当するようになった。これに伴い失恋ソングばかりだった作風が、独特のワードセンスが炸裂する個性的な作風へと変化。〜なの、〜ね、〜だわ、といった語尾を多用する作風も既に始まっているし、こんな初期の段階でストレスをテーマにしてシュールながらもなんだか成立させてしまうのも凄い。この曲は06年に安倍なつみがカバーしてシングル化したものの安倍なつみ版は本人のキャラとかイメージとかとの兼ね合いから何ともビミョーな仕上がりになってしまっていて(なんていうか本人頑張ってます感が出てしまうというか)、改めて森高千里の堂々たる態度というか、けっこうな曲だったんだなと感じた。
歌詞の面で大きな変化があった今作だがサウンド面では前作までと変わらず、というかドラムのプログラミングが年々進んでいたコンピューターの急進化でどんどん使いやすくなってきたのか、硬く機械的な響きが何ともシステマチックに聞こえてしまい味気ない。ただ1曲目「おもしろい[森高コネクション]」からコネクションの言葉通りに1ブロック程度しかないような短い7曲をメドレーのようにして繋ぎ合わせて1曲にしてしまうという攻めまくりのアイデアを決行していてタイトル通りに面白かった。
印象度★★★☆☆
2019.10.21更新