MY FAVORITES
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 | 演奏楽器 |
1 | どっちもどっち(ミセス森高バージョン2004) | 森高千里 | 高橋諭一 | 7thアルバム『ペパーランド』収録曲 新録音 メインボーカルは当時のもの |
Drums&Chorus(2004新録音) | |
2 | 雨 | 森高千里 | 松浦誠二 | 斉藤英夫 | 11thシングル 最高2位 売上18.0万枚 | |
3 | この街 | 森高千里 | 斉藤英夫 | 斉藤英夫 | 5thアルバム『古今東西』収録曲 | |
4 | 叔母さん | 森高千里 | 伊秩弘将 | 高橋諭一 | 6thアルバム『ROCK ALIVE』収録曲 | |
5 | ロックンロール県庁所在地 | 森高千里 | 森高千里 | 7thアルバム『ペパーランド』収録曲 | All Instruments&Chorus | |
6 | 青い海 | 森高千里 | 松尾弘良 | 松尾弘良 | 7thアルバム『ペパーランド』収録曲 | Drums,Bass,Rhythm Guitar&Chorus |
7 | 渡良瀬橋 | 森高千里 | 斉藤英夫 | 斉藤英夫 | 17thシングル 最高9位 売上31.0万枚 | Drums,Piano&Recorder |
8 | 一度遊びに来てよ | 森高千里 | 斉藤英夫 | 斉藤英夫 | 9thアルバム『STEP BY STEP』収録曲 40thシングル『一度遊びに来てよ'99』としてリメイクカット |
Drums |
9 | 今日から | 森高千里 | 高橋諭一 | 高橋諭一 | 3rdベスト『DO THE BEST』収録曲 | Drums&Fender Rhodes |
10 | GIN GIN GIN | 森高千里 | 森高千里 | 10thアルバム『TAIYO』収録曲 | Drums&Chorus | |
11 | 出来るでしょ!! | 森高千里 | 伊秩弘将 | 10thアルバム『TAIYO』収録曲 | Drums&Chorus | |
12 | 薹が立つ | 森高千里 | 伊秩弘将 | 10thアルバム『TAIYO』収録曲 | Drums | |
13 | Let's Go! | 森高千里 | 伊秩弘将 | 31stシングル 最高19位 売上9.3万枚 | Drums&Background Vocals | |
14 | Tony Slavin | 森高千里 | 森高千里 | 11thアルバム『PEACHBERRY』収録曲 | Drums&Pianica | |
15 | SNOW AGAIN | 森高千里 | 高橋諭一 | 34thシングル 最高9位 売上13.4万枚 | Drums&Chorus | |
16 | 流されて… | 森高千里 | 高橋諭一 | 高橋諭一 | 13thアルバム『Sava Sava』収録曲 | Drums |
17 | 私のように | 森高千里 | 河野伸 | 河野伸 | 38thシングル 最高37位 売上1.1万枚 | Drums |
リリースデータ
2004年11月26日 | 初登場71位 | 売上0.7万枚 | Zetima |
森高千里6thベストアルバム。99年の『mix age*』『harvest time』以来5年ぶりの作品。99年の結婚後は大幅に仕事をセーブして半引退状態となっていた。今作は04年時点での本人のお気に入りというテーマで選曲され、一通り聞き直してからピックアップしたら30曲ほどになり、そこからさらに絞り込んだ17曲が収録された。「どっちもどっち」のみ新録音のミセス森高バージョン2004となっていて、メインボーカルは当時のままドラムとコーラスを自ら新たに録音している(当時ドラム以外に自ら演奏していたピアノとリズムギターは今回は演奏していない)。「この街」「ロックンロール県庁所在地」「一度遊びに来てよ」などその後1度リメイクされてシングルカットされている曲は全て初出のアルバムバージョンで収録。「私のように」のシングルバージョンはアルバム初収録。ブックレットが上下で分かれていて片方は歌詞、片方にはセルフライナーが掲載されている。
当時事務所の後輩となるハロープロジェクト勢のミニモニ。が2003年に「ロックンロール県庁所在地」、松浦亜弥が04年10月に「渡良瀬橋」をカバーしたばかりだった(松浦カバーから今作は1ヶ月しかない)。また「雨」に至っては2003年に松下萌子、Springs、市川由衣、上野未来により相次いでカバーされるなど、森高作品のカバーが続いていた事が久々のリリースに繋がったものと思われる。これらの曲はしっかり押さえた上でこれまであまりベスト盤に選出されなかったような曲も多めの自選ベストらしい選曲。初期の時代を感じるノリや衣装が派手だった時代の曲は無く、カバーで原曲に興味を持ったリスナーにも聞きやすい楽曲が並んでいると思う。普通のポップス路線が多く歌詞がはじけまくっていた時期の曲はあまりないが、それでもユニークな部分の選曲もあってバランスは良い。またワーナー時代のベスト盤は多いが後期が対象になったベスト盤が案外多くないので、『DO THE BEST』より後がベスト選曲対象になるのは初でもあり、『DO THE BEST』とは一部被りもあるが(バージョン違いがあるのでそのまま被るのは「雨」「渡良瀬橋」「今日から」の3曲だけ)、『DO THE BEST』に続けて聞く1作としてもいいと思う。1曲目以外は時系列で改めてユニークな歌詞の個性、自らドラム演奏を手掛けて充実したポップスを生み出していた90年代半ば以降の森高千里が足早に堪能できる。
印象度★★★☆☆
2020.4.7修正