ファーストタイム
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | Good Morning | つんく | つんく | 前嶋康明 | Vocal:安倍,石黒,福田,保田,市井、Harmony:飯田,中澤,矢口、Chorus:ALL |
2 | サマーナイトタウン | つんく | つんく | 前嶋康明 | 2ndシングル 最高4位 売上41.7万枚 05年マキシ化再発盤 最高182位 売上0.07万枚 Vocal:安倍,石黒,福田、Harmony:飯田,中澤、Chorus:矢口,保田,市井 |
3 | どうにかして土曜日 | つんく | つんく | 高橋諭一 | Vocal:安倍,石黒,中澤,飯田,福田,、Harmony:飯田,石黒、Chorus:ALL |
4 | モーニングコーヒー | つんく | つんく | 桜井鉄太郎 | 1stシングル 最高6位 売上20.1万枚 05年マキシ化再発盤 最高147位 売上0.09万枚 Vocal:安倍,石黒,福田、Harmony:飯田,中澤 |
5 | 夢の中 | つんく | つんく | 前嶋康明 | Vocal:飯田,福田,保田、Harmony:中澤,矢口,石黒,安倍、Chorus:中澤,市井 |
6 | 愛の種 | サエキけんぞう | 桜井鉄太郎 | 桜井鉄太郎 | インディーズシングル、1stシングルC/W Vocal:安倍,石黒,福田,飯田,中澤 |
7 | ワガママ | 狩野亜希子 | つんく | 黒尾俊介 | Vocal:石黒,保田,市井、Harmony:飯田,安倍、Chorus:福田,矢口,中澤 |
8 | 未来の扉 | つんく | つんく | 今井了介 | Vocal:福田,安倍,石黒,飯田,市井,保田、Harmony:中澤,矢口、Chorus:ALL |
9 | ウソツキあんた | つんく | つんく | 高橋諭一 | Vocal:中澤,石黒,福田、Harmony:安倍,飯田、Chorus:矢口,保田,市井 |
10 | さみしい日 | つんく | つんく | 前嶋康明 | Vocal:ALL、Fake:つんく |
ブラス・アレンジ:森亘之(3)
リリースデータ
1998年7月8日 | 初登場4位 | 売上31.0万枚 | Produced by つんく | Zetima |
メンバー
中澤裕子 |
石黒彩 |
飯田圭織 |
安倍なつみ |
福田明日香 |
保田圭(2ndシングル〜) |
矢口真里(2ndシングル〜) |
市井紗耶香(2ndシングル〜) |
モーニング娘。1stアルバム。97年秋テレビ東京系オーディション番組『ASAYAN』内での「シャ乱Q女性ロックボーカリストオーディション」の最終選考で落選した5名で結成。「愛の種」を5日間で5万枚売り切ることができたらメジャーデビューという企画を成功させた。元々がシャ乱Qが絡んだオーディションだったため、落選者5名でのユニット結成やユニット名を番組内で発表したのはつんくだったが「愛の種」の楽曲制作には全く関与していなかった。つんくはメジャーデビューにあたって正式なプロデューサーとなり、98年1月にメジャーデビューした。いきなりトップ10入りを果たし、さらにメンバー3名を追加してリリースした「サマーナイトタウン」でさらに躍進したタイミングで今作がリリースされた。「どうにかして土曜日」「ウソツキあんた」はデビュー曲の候補だった曲とされている。また結果的に福田明日香在籍時の唯一のアルバムとなった。
今作では演奏クレジットの他にボーカルクレジットがVocal、Harmony、Chorusの3パートに分けられ1曲ごとに担当メンバーが記載されている。後のベスト盤ではこの記述は削除(演奏以外ではChorusをモーニング娘。とクレジットするのみ)されており、今作限定のクレジットとなる。3パートが完全に分かれている曲もあれば、兼任している曲もあるほか、Harmony表記のみでも曲中にソロパートがあったりもする。
つんくプロデュースにおいてはつんくが見つけてきた外部アレンジャーを1度起用して気に入るとそのまましばらく多用するというケースが多く、ジャニーズのように広くあちこちに発注するような起用をしないのがアップフロントのやり方だが、初期のアレンジャーはシャ乱Qや事務所の人脈(特に森高千里へ参加していたメンツが多かった)を駆使した起用が中心となっていたようだ。
シングルと同じような事をやるというよりは見せなかった側面をたくさん見せて色々やってみた、といった感じの作風。さわやかなポップスあり、ロックテイストあり、昭和歌謡アイドル風あり…とバラエティ豊かでかなりとっちらかっている。プロデューサーつんくとしても最初の1作でありとりあえず思いついた事を色々やってみたようだけど、やはりこの頃は単純にメロディーが耳に残りやすく、アレンジやギミックで押し切るよりももう少しきっちり歌を聞かせようとしているし、それで十分に良さを感じられる。ボーカルが追いついていない部分もあるんだけど、ボーカルとハーモニーとコーラスを分けてクレジットするなど、単なるアイドルグループではなくコーラスワークを重視したボーカルグループを作ろうという意気込みも強く感じられる。原点というより初期限定の方向性ではあるけど、ハロプロが出来上がりブランド化して以降の"つんく特有"な感じが今作はほとんどないし、フラットに聞けるのは魅力だ。
印象度★★★★☆
2017.3.30更新