映像ザ・モーニング娘。5〜シングルMクリップス〜

No タイトル 備考
リゾナントブルー 36thシングル
ペッパー警部 37thシングル ピンクレディーのカバー
泣いちゃうかも 38thシングル
しょうがない 夢追い人 39thシングル
なんちゃって恋愛 40thシングル 初収録
特典映像@
リゾナントブルー(Night Scene Ver.) シングルV収録映像 単独若しくは2人1組のシーンのみで構成
ペッパー警部(Close-Up Ver.) シングルV収録映像 全員のソロカット(ダンスありだが胸より上のアップのみ)で構成
泣いちゃうかも(Dance Shot Ver.) シングルV収録映像 通常PVの中からダンスシーンのみで構成
しょうがない 夢追い人(Drama Ver.) シングルV収録映像 通常PVの中から演技シーンのみで構成
3、2、1 BREAK OUT! 初収録
なんちゃって恋愛(Close-Up Ver. WHITE) 全員のソロカット(ダンスなし白衣装)で構成 初収録
特典映像A
リゾナントブルー TV SPOT15秒、30秒 初収録
ペッパー警部 TV SPOT15秒、30秒 初収録
泣いちゃうかも TV SPOT15秒、30秒 初収録
しょうがない 夢追い人 TV SPOT15秒、30秒 初収録
なんちゃって恋愛 TV SPOT15秒、30秒 初収録
特典映像B
3、2、1 BREAK OUT! メイキング映像 メイキング 初収録
なんちゃって恋愛 メイキング映像 メイキング 初収録
3、2、1 BREAK OUT! アニメーションmix
(モーニング娘。×myspace OPVコンテンスト グランプリ作品)
by zUNGRY&MYUNGURY from Japan
myspace上で募集した一般クリエイターによるPVのグランプリ作品(1コーラス) 初収録

リリースデータ

2009年8月19日 音楽DVDチャート初登場2位
総合DVDチャート初登場9位
売上0.8万枚 Zetima

メンバー

高橋愛
新垣里沙
亀井絵里
道重さゆみ
田中れいな
久住小春
光井愛佳
ジュンジュン
リンリン

モーニング娘。5thMV集DVD。Cの続きではなく、間にリリースされた歴代シングルMVを並べたDVD映像 ザ・モーニング娘。ALL SINGLES COMPLETE 全35曲〜10th ANNIVERSARY〜』の続きとなっている。このためCと今作の間で「女に幸あれ」「みかん」の2曲がこのシリーズの中で飛ばされる事態となった。シングル5曲でのリリースは過去4作の中では曲数が最も少ない。また1作の中でメンバー増減が一切無いのは今作のみである。基本的にシングルリリース時に単独DVDのシングルVがリリースされており、そこに収録されていた通常MVと別バージョンのMVを改めて収録しなおしただけである。シングルVにはメイキングのみ価値が残る事となる。またMV集発売が決まった段階での最新シングルはシングルVをリリースしないという恒例の戦略により、「なんちゃって恋愛」は初収録となる。この曲のみ通常シングルVに収録されるメイキングが特典映像として収録されている。加えてC/Wで珍しくPVが作られた「3、2、1 BREAK OUT!」のMV&メイキングも初収録。「ペッパー警部」以外のシングルの初回盤A,Bにはさらに違うバージョンのPVが各曲2曲ずつ収録されていたがそちらは収録していない。

別バージョンMVがたくさんあるのでややこしいが基本的には通常MVの中の1シーンのみ抽出、もしくは各自のアップなどとなる。逆に言うと通常MVは複数のバージョンを全てミックスしたものが基本となる。ただし通常PVでも『リゾナントブルー』のように1シーンのみで構成され実質的にDance Shot Ver.だったりするものもある。この場合別バージョンのPVは全てが違う映像になっていたりもする。ただいずれにせよ1つの曲で全くコンセプトの違う複数のMVを作ろうとしているというよりかは、1つのMV用に撮影したいくつかの素材をバラバラにして切り売りしているというイメージである。

シングル初回盤DVD付を全部買い、シングルVまで全部買っているコアなファンにとっては発売されない「なんちゃって恋愛」と「3、2、1 BREAK OUT!」のためだけに定期的に出るこのシリーズを実質買いなおすようなわけで、ファンでも買い控えが起きそうな品ではある(ジャケ写は最新シングルの素材使っているだけでブックレットも無いし…)。ただ普段買っておらず、こういう機会にまとめて見てみたいライトリスナーには定期的に安くリリース(3150円だが、ネットで買うと発売直後でも値引き率がけっこう良くて2000円台前半まで落ちる)されるのはありがたい。MVのバージョン違い連発は正直手抜き(ある意味少ない素材で何種も作るのも1つの手間か)としか思えないが、ダンス中心となっていてそのダンスなど見せ方のクオリティは高い。要するに制作側としては予算が減ってPVも昔みたいにド派手なセットやCG多用、いくつものシーンを1つのMV内に用意することはできなくなりつつあり、肝心の曲も1パターンでインパクトが薄い…と散々になりつつあるが、当の本人たちのパフォーマンス力(とビジュアル)は相当高い。この辺りから人気の面で完全に逆転されてしまったAKB48には実力面で決して負けていない。また1パターンな楽曲はこのMV集の枠の中では逆に統一感がある。全体的にかわいさは本人たちの素材のみに任せている感じで、作り自体はカッコよさ重視なので、CDで聞いていた時よりも印象は良くなった。最近の曲を全く知らずイメージだけで昔と比べて何もかも全てにおいて格段に魅力が無くなった(から売れてないんだろう)と思っている人が見れば驚くと思う。しばらく新メンバー加入も少し前に連発された不祥事脱退も無かったこの時期、グループとしての色やまとまりはけっこう出ていたことがよく分かる1作だ。

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印象度★★★★☆

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