4th「いきまっしょい!」
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | ザ☆ピ〜ス!(Complete Version) | つんく | つんく | ダンス☆マン | 12thシングル 最高1位 売上68.2万枚 2024年7インチアナログ盤 最高83位 売上0.03万枚 |
2 | いいことある記念の瞬間 | つんく | つんく | ダンス☆マン | |
3 | Mr.Moonlight〜愛のビッグバンド〜(Long Version) | つんく | つんく | 鈴木俊介 | 13thシングル 最高1位 売上51.3万枚 |
4 | 初めてのロックコンサート | つんく | つんく | AKIRA | Vocal:飯田圭織、保田圭、矢口真里、後藤真希、辻希美、小川麻琴 |
5 | 男友達 | つんく | つんく | 鈴木俊介 | Vocal:安倍なつみ、Chorus:高橋愛、紺野あさ美、小川麻琴、新垣里沙 |
6 | そうだ!We're ALIVE | つんく | つんく | ダンス☆マン | 14thシングル 最高1位 売上44.4万枚 |
7 | でっかい宇宙に愛がある(Album Version) | つんく | つんく | 鈴木俊介 | 12thシングルC/W |
8 | いきまっしょい! | つんく | つんく | 小西貴雄 | |
9 | 電車の二人 | つんく | つんく | 前嶋康明 | Vocal:安倍なつみ、石川梨華、吉澤ひとみ、加護亜依、高橋愛、紺野あさ美、新垣里沙 |
10 | 本気で熱いテーマソング | つんく | つんく | ダンス☆マン | |
11 | 好きな先輩 | つんく | つんく | 高橋諭一 | Vocal:高橋愛、紺野あさ美、小川麻琴、新垣里沙 |
12 | 恋愛レボリューション21(13人 Version) | つんく | つんく | ダンス☆マン | 11thシングル 最高2位 売上98.6万枚 |
13 | なんにも言わずに I LOVE YOU | つんく | つんく | 小西貴雄 | 08年に石川梨華が在籍した美勇伝がラストシングルとしてカバー |
horn arrangement:川松久芳(1,10)、小林正弘(3)
リリースデータ
2002年3月27日 | 初登場1位 | 売上51.5万枚 | Produced by つんく | Zetima |
メンバー
飯田圭織 |
安倍なつみ |
保田圭 |
矢口真里 |
後藤真希 |
石川梨華 |
吉澤ひとみ |
辻希美 |
加護亜衣 |
高橋愛 |
紺野あさ美 |
小川麻琴 |
新垣里沙 |
モーニング娘。4thアルバム。2年ぶりのオリジナルアルバム。シングル4曲とC/W1曲を収録。3rd以降のシングルでベスト盤に収録された「ハッピーサマーウェディング」「I WISH」はオリジナルアルバム未収録となったが、「恋愛レボリューション21」は今作時点でのメンバー13人による再録音で再度収録された(中澤裕子が抜けて、高橋愛、紺野あさ美、小川麻琴、新垣里沙が新たに参加)。「ザ☆ピ〜ス!(Complete Version)」はフェードアウトだったエンディングが最後まで演奏される。「Mr.Moonlight〜愛のビッグバンド〜(Long Version)」は曲が始まる前に物語に繋がっていくドラマが冒頭に加えられている(曲自体はシングルと同じ)。「でっかい宇宙に愛がある(Album Version)」は最後のサビの繰り返しが少なくなりオリジナルより短く編集されている。ベストからは2作連続、オリジナルアルバムでは初の1位を獲得。売上は200万枚を越えたベストだから大暴落、前作も大きく下回ったが今作がシングル含めて最後の50万枚以上のヒット作となった。石川梨華、吉澤ひとみ、辻希美、加護亜衣にとっては初のオリジナルアルバム。13thシングルより加入した高橋愛、紺野あさ美、小川麻琴、新垣里沙にとっては初のアルバム。また02年9月に後藤真希が卒業したため、在籍時最後のアルバムとなった。
売上はピークを越え、CD不況も重なってシングル売上が毎回10万枚ずつ減っていくという時期だったが『うたばん』などでのメンバーイジりなどで各メンバーのキャラ立ちがハッキリし(特に歌唱力に定評があったもののあまりキャラクターに特徴のなかった保田圭が物凄くフューチャーされた)、ゴールデン枠で冠番組が放送されたりと、TVタレントとしてはCD売上のピークよりもう少し後にピークが来ていて、ちょうど今作の頃まではピーク的な勢いが続いていた。
出すシングル出すシングルがお祭り状態で、「ザ☆ピ〜ス!」では石川梨華、「Mr.Moonlight〜愛のビッグバンド〜」では吉澤ひとみがセンターになるなど若手を積極的に売り出して認知度を高めさせたり、次は誰がセンターになるのかなど話題性も強く、後々までこの時期のメンバー(とかろうじて次の6期)までは一定の世代以上では一般に認知されていたのでここまでの世代交代はスムーズに行っていたと思う。正直初期メンバーにとってはこの若手中心の方針や若さとハイテンションで突き抜けていく変わり果てたノリはついていくのしんどかったかもしれないけど。残念ながらオリジナルアルバム単位ではあまり注目されていなくて、オリジナルアルバムはファンアイテムという状態はこのピーク時に置いても変わらなかったが…。
今作は全盛期のモーニング娘。のお祭り路線のイメージに最も沿った1作だと思う。「LOVEマシーン」「恋のダンスサイト」というトップ2ヒットが収録されているのは前作だが前作はまだこの状態に染まり切っていない過渡期のようなアルバムだった。今作がダンス☆マンの参加が1番多いというのもあるが、当時のモーニング娘。の勢いがほぼそのままアルバムの勢いに反映されていると思う。それ以外の楽曲でもまだまだメロディーがしっかりしていてアレンジ頼みでは無いポップでキャッチーな曲が並んでいて耳に残りやすい。個人的には安倍なつみがソロで歌う「男友達」は初期のテイストも残した傑作だと思う。ダンス☆マン以外の楽曲がほとんど打ち込みで制作されるようになったところには少し変化も感じるが(以前はもう少し丁寧なサウンドプロダクションだったので)、ダンス☆マンの編曲はかなり派手なので、他の曲がライトな打ち込みサウンドなのはアルバムとしては聞きやすかったりもする。全盛期・ブーム期の最後を飾った良作。
印象度★★★★☆
当時の感想を2018.1.26修正